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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Winter of childhood friend

こちらのお話もご一緒に(-^□^-)
A Silent White Day from another Valentine
季節外れの掘り起こしイベント物。
ちょみっと成長したリンをどうじょ(≧▽≦)
砂漠の人物像と似たり寄ったりもあるだけど(笑)
DMメッセ頂いてた皆様順次お返事してます。遅くなってしまった皆様にはごめんね(;^_^A
コメントメッセ嬉しく読ませていただいてます。引き続きお付き合いいただけるよう頑張っていきまーす。



★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★




「どこ行った!?」
「わからない!でもこの辺のはずだよ!」
「あーん、もっ受け取ってくれるだけで良いのにぃ」
「ねぇねぇあっちに行ったかもってー」



同年代の女の子達の賑やかさと喧しい声を後ろへ流して歩く少女は、身の丈ほどの植木が立ち並ぶ前で立ち止まり、遠ざかる背中を暫く見つめてから一つをかき分け、ぽっかりひろがった大人ひとりがやっと通れる程の空間へ小さく屈んで入り込んでいた。
「まっーたく、何でこんな所を通りたいのか昔っから良くわっかんないのよねー」
独り言をぶつぶつ繰り返しながら徐々に広くなる道に腕を伸ばし、体を伸ばし、制服の埃を払って襟のリボンを直していた。
「やーっぱりねーここにいたー」
突き当たる大きな木の前に置かれたベンチに横たわる影に笑顔を向け覗き込んだ顔に乗せられた帽子を僅かにずらした少年の舌打ちを受け流して腰に手をあてた。
「ったく、なーんでこんな場所まで追っかけられてんのよー!家族に迷惑かけるんじゃないのよー」
お姉さん口調で苦笑しながら叱りつける少女は、少年の足をポンと叩いた。
「こんなトコまで押し掛けるとか常識無さすぎなのはあのコ達だろ」
むっくり起き上がり、帽子を頭に乗せた少年リンは、少女を見上げている。
「まぁでも、ここが限界よね・・・この先は、セキュリティ厳しくて入れないんだしさ」
「ああ、そういう意味じゃアッパは大正解だよな・・・静かに暮らせてる」
「わざわざ遠くの学校通ってても人気者は大変よねー」
「法螺貝の大きな音は、遠くで聞くに限るよよな」
ポンポンとベンチを叩いたリンは、傾げられる首に勝ち誇った苦笑を漏らして地面からギターケースを持ち上げた。
「そう!?そうね、でも人気者を家族や友人に持ってるんだから慣れっこでしょ」
「その理屈からいったら君も同類」
「あなたと友達だから!?」
「ユンギヒョンと友達だから!」
互いに見合った顔が、暫くだんまりを決め込むもそこそこに座り直している。
「今日は!?部活の日じゃなかったっけ!?」
「こっちもバレンタインのせいでお休みなのよ・・・先輩達がパーティするんだって」
「参加しないの!?」
「何でそんなのに出なくちゃならないのよ!面倒クサイのよーお嬢様方の集まりって!」
不満を口元に乗せむくれて見せる少女はリンの気扱に微笑んだ。
「・・・どうにも知りたくないけど・・・大変そうだ・・・よね」
「君も招待客リストに入ってたけどね」
「何だよそれ・・・」
「今を時めく人気少年ピアニスト、イ・ジュンシンの幼馴染でファン・テギョン、コ・ミニョの一人息子っていったら・・・」
「やめてくれる」
今度はリンがふくれっ面をしている。
「コンクール優勝出来たんでしょ・・・留学するの!?」
「したくてもアッパと牽制中なんだよ・・・だから鬱陶しい事を避けたいの」
「でもここにいるって事は待っててくれたんだ!」
「待ってなくてもそこの箱に突っ込んでくだろ!?」
そこのとユンギと三人で作り上げたポストとも鳥小屋とも見える箱を指さし。
「まぁ、そのつもりだったけど・・・本人いるから今年もちゃんと渡すし・・・」
ポンとリンの膝上に丸い箱を置いた。
「家の場所知ってるんだからうちのポストに突っ込めば良いんだよ」
「そんなの夢がないでしょー、ここで会ったんだからここが好いのよ!」
「事務所まで・・・は遠いか・・・で、まだ信じてる訳!?」
「信じてる訳じゃないけど、ここが始まりだもん」
「魔法使いも人間だったろ」
「オンマが天使だと思ってる君に言われたくないし」
年々大きくなってゆく箱にポストには入りそうもないとリンが唸っている。
「ホワイトデーデートの為に毎年ご苦労なことだね」
「私がいなくてもデートは成立してるのよ!でもやっぱり団欒が好いのっ」
肩で押し合いじゃれつくふたりに風が微笑み。
「あれから、毎年って訳にはいってないけどさ必ず連れてってくれるのよ!パパが夜中に帰ってくる日はさすがに一緒にはいけないからね」
「誕生日は祝えなくてもそれは別なんだ・・・」
「ママとパパが幸せそうだと私も幸せなのよっ!同じでしょっ!」
見合わせた顔がどちらともなく笑んで。
「・・・否定はしない・・・よ僕もそ・・・うなんだけどなぁー」
「早く謝っちゃいなさいよ!ファン・テギョンssi本気で怒らせるなんてあなたくらいしか出来ないことよ」
「アッパはどっちかっていうといつも機嫌悪そうだろ!?」
「でも他人様にはわからない機嫌の悪さじゃない!?」
同時に立ち上がった。
「・・・そ・・・れって」
「昨日のテレビ番組かなーり機嫌悪そうだったよ・・・あー、リンが何かしたなぁーって思いながら見てた」
「ったく、表現者で作曲家でもあるんだから僕の気持ちだって解るはずなんだよっアッパは!!」
「心配してるだけでしょ」
「アッパだってひとりが長かったんだから、それにハラボジの家に行くだけだぜ」
「だから・・・じゃないの!?」
「そうなんだよなー・・・だから、落としどころが見つからないんだよー」
公園の出口に向かって真っすぐ歩く二人はいつの間にか手を繋いで。
「大いに悩みなさい少年!でもそんなに悩むより魔法使いに頼った方が早いわよー」
「君の悩みはあっさり解決したもんな」
「魔法使いはやっぱり頼りになるのっ」
反対の手で揺れる大きな袋にリンの瞳が細められた。
「で、そっちは、魔法使い用!?」
「そうよ!今から渡しに行くの!一緒に行く!?」
「なんでヒョンの家には行くのに僕の家には来ないのさ」
「通り道だからよ、リンのお家遠回りなんだもん!」
「ちょっとしか変わらないっだろー」
「この公園が丁度中間なんだから遠回りなんだってばっ」
「成長してんだから行動範囲も成長したら!?」
「リンの範囲が広すぎるのよっ」
互いに額を擦り合わせて別れて行ったとある年のバレンタインデーの出来事だった。




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