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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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A Silent White Day from another Valentine

よろぶん(*^▽^*)あんにょん(^^♪
遅くなりましたが、ホワイトデー!フラッシュバレンタインの続きになります!
先週末にUP予定が(^^;)手直し始めたら、構成気に入らず(ノ◇≦。) ・°
直しに直し、7本も(*_*)いつUPできるんだと思いつつ・・・今頃・・・(^▽^;)
内容に変化はないが、想像していただけるであろうビジョンの順番を入れ替えてお届け(^^)/
お楽しみいただけると嬉しいです(-^□^-)
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「ロロー、今日もねー、パパとママいないんだってー!ママは、お出かけー、パパは、またどこかの国に行ったんだってー」
ベッドの上に寝そべって、隣でクゥゥンと淋しそうに鼻を鳴らした子犬に少女は、クスッと笑っていた。
「だーいじょうぶー、だってね、魔法使いに、天使に贈物をする方法を教えてもらったんだっ!明日はね、特別な人にチョコを渡しに行くんだよー」
ごろごろとベッドの上で微笑みながら転がる少女に居場所を無くした子犬が飛び降りて床に蹲り、嬉しそうに声を出して笑った少女は、天井の星を見つめながら、やがて眠りに落ちていった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

晴れた日曜日の午後、いつもの公園のいつものベンチで、ユンギの弾くギターに耳を欹(そばだ)てて、譜面片手に体を揺らしてリズムをとっているリンは、ストロークを止めたユンギに音符の並んだ五線紙を差し出していた。
「うん、正解・・・で、チョコレートタワー!?」
「そう!アッパ達のところに来るチョコレートでね!チョコレートタワーを作ろうって、オンマと決めたのー」
「ヘェー、練習中のおやつかぁ・・・ジュノも喜びそうだな」
次だよとネックを隠したタオルを手首に掛け直し、新しいコードを弾いて、リンにその旋律を書かせているユンギは、ストロークを続けながら、線に音符を埋めていくリンを微笑んで見ている。
「へへ、だからね、ジュノヒョンの好きな物!教えてー」
「ふふ、それは、ミニョssiからのバレンタインプレゼントなの!?」
「そうだよー!チョコレートはねー、オンマが手作りしてたの、けど、今年は、渡す人が一杯でー・・・なーんか、アッパが、怒っちゃったー」
チョコレートフォンデュをする為の材料をユンギに訊ね、それでも聴音をしているリンにユンギが、少しだけ、難しいコードを抑え、おかしな顔をしたリンが、ユンギの方を向くと、ニィと片頬をあげ、楽しそうにそれを書き取っていて、五線紙を覗いたユンギが、苦い顔をした。
「テギョンが!?」
「うん・・・オンマねー、昨日一生懸命、皆の分、作ってたの・・・でもねー、アッパが、帰ってきて、俺の以外要らないって言って、オンマと喧嘩して、またお仕事行っちゃったのー」
リンの書いた五線紙を受け取って、代わりにギターをリンの膝に乗せたユンギは、ベンチの上で体の向きを変え、横向きになるとメロディーになっている音階を弾くように促し、喧嘩と聞いても、じゃれあいだろうとリンの顔を見ると楽しそうにリンが笑っている。
「でもさ、あいつ、甘いの苦手じゃなかったっけ」
「うん、あんまり、食べない」
「あんまり!?って事は、食べる事もあるんだ」
「うん、オンマのお菓子は、食べるよー」
「そうなんだ」
リンの奏でるメロディーに頭を揺らしていたユンギは、暫くすると首をゆっくり傾け始め、弾いているリンの手元を見て、別なコードに振り替えている指先を見ると、少しだけ眉を寄せ、そんなユンギの顔を見上げたリンは、小さく舌を出した。
「だからね、アッパも食べれる様にチョコフォンデュにするの」
「ああ、そうか、材料を工夫すれば、食べられるかもな・・・」
「甘いのと、苦いのを作るんだってー」
ストロークを終えた指先が、最後の弦を弾き、こらとリンの頭に拳を翳したユンギは、すぐにそれを開いて柔らかな髪を撫でている。
「俺も食いたいなぁ」
「ユンギssiもいらしたら良いです」
あんにょんと後ろに手を組んだミニョが、チョコンとベンチの脇に立っていて、振り返ったユンギが、驚いた表情で、ミニョを見上げ、その後方に見える車に寄りかかっているテギョンに苦笑しながら手を上げた。
「お帰りなさい、早かったですね」
「オンマー!!お帰りー」
ギターを膝に抱えたまま、ユンギの翳から顔を出したリンが、ミニョが前に来るのを待って、その手にギターを渡すと、ピョンとベンチを飛び降りている。
「ふふ、楽しかったですか!?」
「うん!楽しかったよ」
「ねー、アッパもいるのー!?」
ミニョにぴっとり張り付いて、腰に腕を回し、歩いて買い物に行ったミニョを見上げ、遊歩道に顔を向けたリンも驚いた表情で、テギョンを見止めた。
「お外でね、食事をしましょうって」
「そうなのー!?」
「はは、仲直り!?ですか」
「えっ、ふふ、ええ、すみません、オッパもここ何日か、お仕事で、ホテルに泊まったりしてましたので・・・」
「ああ、だから・・・じゃぁ、あまり待たせるのも、ね、あいつの視線、とても痛いです」
ユンギが、頭を掻いて、片目を瞑ると、はにかみながら道路の方を見たミニョに唇を尖らせたテギョンが、早くしろと唇を動かし、組んだ腕の二の腕部分で指先を動かしていて、慌てた様子で口元を抑えたミニョは、ユンギにリンを預かって貰った礼を告げると、早くとリンの背中を押している。
「ユンギヒョーン!またねー」
「ああ、また遊びにおいでー」
ミニョとリンの小走りな背中を見送るユンギは、テギョンにも微笑んで手を上げ、テギョンもユンギに向かって手を振り返すと、ミニョとリンを乗せた車が、走り去り、薄く微笑んで、ベンチを振り返ったユンギは、そこに立つ少女に不思議な顔をした。
「ねぇ、あの子・・・だぁれ!?」
子犬を胸に抱いた少女は、先程までユンギが見ていた方角に体を向け、車の去った道路を見つめている。
「だれって、君は誰!?」
ベンチの上に置かれたギターケースの蓋を開け、背中を向けたまま自身のギターを持ち上げ、少女に返事をしたユンギに子犬を地面に下ろした少女が、ムスッと唇を尖らせた。
「わたし、貴方を知ってるの」
「どこかで会ったかな!?」
「ううん、でも、いつもここで、あの子とそれを弾いてるでしょう」
ユンギがケースに仕舞っているギターに指を指す少女は、あの子もとまた道路を振り返り、最早車のいないグレーの直線とグリーンの樹木が交わる辺りを見つめ、駆け寄ってきた子犬を抱き上げ、また、あの子はだあれと聞いている。
「あの子が、気になるの!?」
「だって、変なん・・・だもん・・・」
くるんとベンチに向きを変え、ギターケースに蓋をして振り向いたユンギと視線を合わせ、腰を降ろして隣を叩いたユンギの意向通りにトコトコ近づいて座った少女に、にっこり微笑んだユンギは、何がと聞いていた。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「マスルサ(魔法使い)ですか!?」
ホワイトーデー当日、着飾ったミニョの前に白いスーツをお揃いで着込んだA.N.Jellの面々が、出番を待ちながら談笑をしていた。
「ああ、チョコレートは、魔法を叶える為、だそうだ・・・」
ギターを片手に狭い通路に用意された長方形のテーブルの前でお茶を飲んでいるシヌは、テーブルの上に座って、クッキーを頬張っているリンの口に別のクッキーを近づけている。
「公園でギターを弾いてるだろう、それを聞いて、あれは人間技じゃないとそう思っていたらしい」
「人間じゃないって!?どっち!?ユンギssi!?それともリン!?」
「リンだ」
腕を組んで壁に背中をつけているテギョンは、ミニョの衣装と化粧のチェックをしていて、くるりと後ろを向かせて、全身を見回すと、またくるんと表に返して、顎を持ち上げ、唇に触れた指先にミニョが目を白黒させた。
「何で!?」
「こいつが、原因」
「ミニョ!?なんでさ!?」
椅子を回転させて背凭れを前に足を開いて座っているジェルミにテギョンが、コットンを取る様に指と顎を動かし、振り返ったジェルミにミナムが、しゃがんだまま白い紙を差し出している。
「こいつ、リンを迎えに行って、公園から出たと思ったら、突然、消えたそうだ」
「きえたぁ!?」
「転んだの間違いだろ」
「ああ、その通り、事故多発地帯だからな、何を仕出かすか解らない」
「あっ、あれはー・・・・・・」
ミニョの唇にコットンを押し付けたテギョンが、ギロリと瞳を動かすとミニョの口が開いたまま固まり、にっこり微笑んだテギョンを見上げたリンがボリリッと大きな音を立てるとミニョの瞳が下に向けられた。
「あの時はな、リンに聞いたら、まぁ、それは、派手に転んで植木に突っ込んだんだ・・・一体どんな転び方をしたのか・・・暫く起き上がって来なくて、こいつもな、ミニョに大丈夫と聞いたら大丈夫と言われて、その後・・・」
「何をしたんだ!?」
こいつと視線を向けられ、テギョンを見上げているリンは、そのニヤリとした表情にクッキーを頬張ったまま同じ顔をして、きょとんとしたミナムの質問に足を開いて床を見ている。
「アッパに電話したの、お家にいたから、だって、僕じゃオンマ、起せないしー」
「怪我とか、なかったの!?」
「はい、それは、大丈夫でした」
くるりと肩を掴まれてテギョンに背中を向けたミニョは、みつあみに結わえていた髪を解かれ、肩に落ちたウェーブのついた髪に頭を軽く振り、ミニョに微笑まれたジェルミが、頬を染めた。
「だから、俺に電話してきたんだよ、怪我は無いけど、起き上がれないって、まぁ、見事に植木に嵌ってたぞ、で、腰を思いっきり打っててな・・・すぐに病院に連れて行った」
「あれはですね!」
手櫛で髪を整え、首に手を回しているミニョのお腹にテギョンが手を回して引き寄せ、振り返ろうとしたミニョは、左手を掴まれて、ホールドされている。
「まぁ、待て、その時の事を思い出したんだ・・・そういえばな、俺とリンを見ていたんだ」
「リンも知ってたの!?」
「うん、あの子ね、良く犬と追いかけっこしてるのー」
「へぇー」
「つまり、こいつが突然、目の前から消えて、現れた俺が天使の腕を掴んだ・・・と」
ミニョの顎に手を掛けたテギョンは、喉をさすって、声を出す様に促し、ミニョが、高い声を出すと頷いて、メンバーの顔を見回し、頷くシヌと親指を立てたミナムと両手を組んで微笑んだジェルミに満足そうに笑った。
「その子、近くに来なかったの!?」
「うん、見てる事はあるけど、近くに来た事は無いのー、だからねーバレンタインの時に誰か思い出せなかったー」
「天使ね・・・歌声はそうけど・・・お前みたいな天使だと願いを叶えるどころか、ぶち壊されそうだな」
床に座り込んでいたミナムが、ホールから聞こえている楽曲が鳴り止む音に耳を傾け、シヌと顔を見合わせると立ち上がって、喉を押さえて軽い発声練習をし、ミニョを見つめてニヤリと笑っている。
「ミナムオッパ!!!!」
「ミナムー!!!」
「おっ、綺麗なハーモニー・・・そのまま、歌って」
黒いビロードの重そうなカーテンを押し退けたユンギが、ギターを片手に汗を流した顔で微笑み、すかさずタオルと水を差し出したシヌの手からそれを受け取ると次いで入ってきたヒジュンとミナが、軽い会釈をした。
「ユンギssi・・・」
「出番宜しく!小さなライブだけどさ、来てくれてありがとう」
「ふん、お前の企画に踊らされるのは初めてじゃないからな!なら、せいぜい乗っかって楽しんでやるさ」
「ふふ、嬉しいね!じゃぁ、あの親子が、そうだよ」
パサリと落ちたカーテンを薄く開け、ホールの隅に見えるテーブルを指差したユンギにミニョの肩を抱いたテギョンが頷くと頬に手をあてたミニョが、小さな溜息を吐いている。
「素敵な、ご家族ですよね」
「ええ、でも、二人とも忙しくてね、子供の相手を出来ていないそうで・・・あの子が、魔法使いや天使なら願いを叶える方法を教えて貰えるって気持ちも解らなくは、無いですかね」
「俺達のペンだって!?」
ギターのストラップを肩に掛け、体の前で調整をしながらシヌがユンギを見ると頷いたユンギは、腕を伸ばしているリンを抱き上げた。
「そう!あの二人さ、A.N.Jellのコンサートで出会ったんだ・・・ここは、その後、語り明かして、デートを重ねてた場所なの」
「お前とは、どういう知り合いなんだ!?」
「あの二人、ホワイトデーの名物・・・と言ったら失礼だけど・・・毎年さ、この日だけは、どんなに遅くなっても必ず二人揃ってここに来る常連さんなんだ、いつも俺にA.N.Jellのリクエストをくれてた・・・ふたりのね、出会いの日で結婚記念日なんだって、いずれはね、子供を連れて来たいって話をしてた事もあったし・・・あの子が、俺の顔を知ってたのは、家に俺のCDがあったかららしいね」
「ヘェ、で、魔法使いなのか!?」
「ああ、それね、リンの先生だからだって、あの子の中で魔法使いは、色んな事を教えてくれる先生らしい・・・丁度リンとバレンタインの話をしてたし、あの子のお願いは、ホワイトデーに家族三人で、記念日を祝いたいだったから、まぁ、どうするかは、後で考えるかと思ってて・・・」
「ぁ!?おいっ!ちょっと待て、計画があったんじゃないのか!?」
ミニョを伴って、ホールへの一歩を踏み出していたテギョンは、踵を返してギロリとユンギを睨み、ジェルミとミナムが、顔を見合わせると、待たせている客の元へ一足先にカーテンを潜っている。
「やだなー、ある訳ないじゃん・・・あの子があのふたりの子供だって知ったのも最近なの!でも、少なくともリンに興味はあると感じたんだよ・・・だから、公園でリンと俺で、家族三人の為にミニコンサートでも良いかなぁと思ってたんだ」
「おっ前なー!俺の子どもを使うなと・・・・・」
ホールから拍手と歓声が巻き起こり、ジェルミとミナムのおしゃべりが始まって、シヌが、ミニョと顔を見合わせると深呼吸をしたミニョを促し、振り返って楽しそうに笑ったシヌに呆れた顔で、先に行けと手を振ったテギョンは、それでもミニョの肩を掴んで引き戻しながら、転びそうな体を支えて手を繋ぎ、笑みを零して、ジェルミの紹介と共にホールに出て行った。
「こんばんわ・・・スペードのホワイトデーライブにお越しの皆様、A.N.Jellです・・・今夜は、小さなお嬢さんのお願いを聞いて駆けつけたエンジェルとA.N.Jellの一曲限りのライブ・・・思い出のページを増やせるお手伝いが出来るという事で、イ・ユンギssiに感謝します・・・聞いてください・・・」

★★★★★☆☆☆★★★★★

「ここで、本物が聞けるとは、お前に感謝だな」
「本当に素敵な贈物ですね、出会った日を思い出します」
「記念日を一緒に祝うの初めてだねー」
「そうね」
ありがとうとおめでとうの声が、小さなテーブルの上で交わされ、プレゼントだけの淋しい誕生日では無くなった少女と、深夜営業の思い出のバーで、家族揃って結婚記念日を祝える夫婦のホワイトデーの出来事で、少女の傍らには、ゲージに入れられ、楽しそうに笑う家族に小さな鳴き声を出している子犬がいたのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

うーん・・・直しすぎて、イメージが上手く伝わらないかなぁ・・・反省・・・が、今の限界・・・(・∀・)
また、次、頑張りまーす(^^)/ご訪問いただき、ありがとうございました(*^▽^*)