Translate

Favorite music excerpt 再生リストからchoiceコントロールから音量変更可 不可はページ再読込❦一部字幕ON&設定で日本語約可

loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

The early morning of a spring(スプリング・アーリー・モーニング)!?

テギョミニョリン

よろぶんあんにょん・・・( ̄ー ̄;
えー、『ホワイトデー』のお話・・・待ってる方には、ごめんなさい(´・ω・`)
手直しのつもりが、直し始めたら、7本も同じ物書き直し・・・(^▽^;)あはは・・・
気に入らないっ!!!これに尽きます(;^ω^)
なので、全く別なお話ですが、久々の更新・・・楽しんで頂けると嬉しいです。
どうぞ♪



★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★


「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
暖かな陽射しが差し込む朝、ミニョの体に回していた腕を解いて、片手で伸びをしながら、伸びた方の腕に何気無く顔を向けたテギョンは、随分長い間そうしていたのではないかと推察出来る小さな瞳と目が合うと無言のまま固まっていた。
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
小さな瞳からゆっくり眼を逸らし、またミニョの体に腕を回そうとして、けれど、背中に向けられる視線にピタリと動きを止めると、ミニョの首の下敷きになっている腕を起さないようにゆっくり引き抜き、ギシリと音をさせて、両腕をベッドについてリンに顔を向けている。
「(なんだ!?)」
声を出さない唇が、傾けた顔と同時に動き、ベッドの上から足を降ろしたテギョンは、もぞもぞ動いて布団を捜しているミニョに振り返って、上掛けを掛けた。
「・・・・・・っ」
にへらーと緩んだ顔が、ぬくぬくと布団を唇の方まで持ち上げ、またすやすやと寝息をたてている事に少しだけ目を細めたテギョンは、チッと小さく舌打をしてリンを見ている。
「起きるのか!?」
ベッドに備えつけられた滑り台を数歩、歩いて降りてきたリンは、小声で聞いたテギョンを振り返り、頷いて無言で扉を開けた。
「アッパはぁ!?」
リンも微かな声で、唇を動かし、隙間を作った扉に顔だけ残して廊下に出ていて、その隙間から流れ込む冷たい外気にテギョンは、身を竦ませたが、ローブを手にすると、立ち上がっている。
「ああ、まだ寒いから早く閉めろ」
リンの背中を廊下に押しやり、くふふと眠りながら笑っているミニョを見たテギョンは、舌打をして廊下に出て行った。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

「キャハハー、おはようなのー!アッパー」
テギョンが、廊下に出た途端、大きな声で、朝の挨拶をするリンに顎をあげて見下ろしているテギョンは、片目を閉じると口を開きかけたが、見上げたリンがニヤリと頬をあげ、くるんと背中を向けた。
「キャー、なーんでもないもーーーん」
リビングに向けて走って行くリンの楽しそうな後姿を眉間に皺を寄せて追いかけていくテギョンは、首を傾げ、唇を尖らせている。
「きゃはは、くふ、くっふふ」
リビングから一直線にキッチンに向かったリンは、踏み台を取り出して、冷蔵庫を開けると、水のボトルを取り出し、ダイニングテーブルにやってきたテギョンの前にそれを置くと、自分の分のミルクを取り出して、テギョンにグラスを取ってくれとお願いをした。
「冷たいままで善いのか!?」
「うーん・・・・・・温かいのが、良い」
「なら、少し待ってろ」
お腹に両手を当てて、顔を上げにっこり微笑んだリンにグラスではなく、カップを手にしたテギョンが、ミルクを注いで、暖め始めている。
「それで、何が、そんなに楽しかったんだ!?」
「ん!?」
グラスに水を注ぎ、暖めたミルクをリンの前に差し出し、ほかほかと湯気の昇っているカップに両手を添え、ふーふーと息を吹きかけているリンの隣に座ったテギョンが、足を組みながら、体を横に向けている。
「なーにーがー!?」
「お前、いつから、起きてた!?」
「うーんとね、ちょっと前からー」
「ミニョは、何をしたんだ!?」
グイと水を煽り、リンに訊ねるテギョンは、へへーと笑ったリンの額を小突いて、顔を覗き込んだ。
「くふ、オンマはねー、くふ、くふふふ」
笑い続けるリンは、テギョンの顔を見て口元を隠し、答えを待っているテギョンに背中を向けた。
「おいっ、ちょっと待て!」
椅子を降りようとしたリンのパジャマの首根っこを一瞬早く掴んだテギョンが、お腹にも腕を回してリンを引き寄せている。
「逃げるな!」
「やーだー!アッパが、悪いんだもーん」
「俺!?」
「くふ、そうだよー、アッパだもーん」
暴れるリンのお腹を押さえて、右腕を掴んでいるテギョンは、振り向いて、まだ、笑い続けているリンに眉間に皺を寄せ、唇を数度動かすとニヤリと笑った。
「俺がミニョに何かをしたのか!?」
低い声で、リンの耳元に唇を寄せ、まるでミニョにそうする様に囁くと両耳を覆ったリンが、べーと舌を出している。
「答えないつもりか・・・そうか・・・なら、スタジオの・・・」
「ダッメッー!!!」
ぐるんと物凄い勢いでテギョンを振り返りその膝に乗り上げる様に立ち上がったリンは、ぐらぐら揺れる体をテギョンに支えられて、上から見下ろした。
「・・・まだ、何も言ってないだろ」
突き出した唇は、不満そうに動かされ、ジットリ睨みつけるリンに見上げているテギョンは、不適に笑っている。
「スタジオのって言ったー」
「スタジオの掃除でもしてもらおうか」
テギョンの膝の上で足を動かし、椅子の上で足元を探ったリンは、中腰になるとテギョンと視線を併せてその顔を覗き込んだ。
「違っー!アッパは、僕に意地悪しようとしてるもん!」
「なら、早く答えろ」
「答えたら、アッパの新曲見せてくれるー!?」
トスンとテギョンの腿の上に小さなお尻を乗せ、開いた足で跨ったリンは、腕をいっぱいに伸ばしている。
「答え次第だな」
リンの背中を片手で支え、ダイニングテーブルに置かれた水に手を伸ばしたテギョンは、軽く肘をつくと斜めに傾けた顔でニヤリと笑って見せた。
「・・・なら、教え無ーい」
「ふーん・・・そうか、やっぱり・・・」
こめかみに人差し指をあて、瞳を閉じた顔で、笑って見せるテギョンにリンの頬が膨れ初め、ビシッと人差し指を前に突き出している。
「スタジオは、ダメッ!僕も入りたいもん!」
「入れない、とは言ってないぞ・・・」
「・・・・・・やー、もう!言うの!あのねー」
こめかみに触れている指が二本に増やされ、ニヤニヤ笑っているテギョンに観念した表情のリンは、テギョンに近づくと口を両手で覆った。
「・・・・・・・・・ぁ・・・ん!?」
「だって、オンマ、すっごく嬉しそうだったんだもん」
「あーいーつはー」
リンの囁きに耳を寄せ、体を起こしたテギョンは、リビングの扉を見つめて怒った様な声を出し、けれど、声とは裏腹に顔を綻ばせているのだった。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

「うーん・・・オッパもリンも早いですねー」
暫くして、目元を擦りながら起きてきたミニョにダイニングに並んで座っている親子は、振り返っておはようと告げると、チョコンと腰を折ったミニョが、扉の前で返事を返していた。
「おいっ!コ・ミニョ!」
「ふわぁ・・・何ですかぁ・・・」
人差し指を立て、指を数回曲げたテギョンに首を傾げたミニョは、小走りに近づき、近づいたミニョの首に腕をかけたテギョンは、その首に両腕を回すとミニョをテーブルに倒す様に自身に近づけている。
「いい夢見れたか!?」
「良い夢ですかぁ・・・」
「ああ、さぞ、美味かっただろう」
「えっ!?何で、知っているのですか!?」
テギョンに首根っこを掴まれて、いつの間にかテギョンの膝の間に立っているミニョは、肩につくほど頭を傾げ、左側の髪を掻き揚げたテギョンは、耳を指差した。
「美味かったんだろう!?」
「はい!とっても美味しい点心でした」
テギョンの前で指を組み合わせたミニョは、にっこり笑って天井を見上げ、暫くするとおかしな表情をしている。
「何で・・・・・・知って、いるのですかぁ!?」
くるくると瞳を回して顔を下げ、また首を傾げたミニョは、テギョンの指している耳を見つめ、その耳にある黒いピアスを見つめながら、僅かに開いた口の中で舌を動かすと笑いながらテギョンに引き寄せられ、引き寄せられた背中越しにダイニングテーブルに座って片頬をあげて笑っているリンを見止めると、全てを察した様に大きな声を出した。
「ちっ、えっ、違っ・・・」
「違わないもーん!オンマ点心美味しいって、アッパのお耳噛んでたもーん」
くふふと笑っているリンの前で、しどろもどろで謝るミニョの腰を引き寄せ、膝に乗せ、お返しとばかりに耳に口を寄せているテギョンのある朝の出来事だった。