Translate

Favorite music excerpt 再生リストからchoiceコントロールから音量変更可 不可はページ再読込❦一部字幕ON&設定で日本語約可

loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

月と星の交差点─thirdstage─dance with waltz─(40)

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

その日。
夜も明けきらぬ早朝から集まったA.N.Jellは、テギョンを中心に互いの今を確認しつつ、今後について小さな会議を始めていた。
「来週以降のスケジュールといっても俺の仕事に変わりはない・・・但し、コ・ミニョのスケジュールの全てを俺が面倒見る事になったから俺達との共演も増えると思っていてくれ・・・差し迫っては、そこに書かれているCM出演の依頼があった」
コピーされたペラ紙一枚に目を通している。
「わっぉやった、これってミニョとふたりだけってことだね」
ジェルミが喜声をあげる横でシヌとミナムは眉間を寄せた。
「オッれ・・・ソロのタイアップありってなってるけ・・・ど」
「グループで・・・か!?」
「A.N.Jellで受ける仕事だ!これに合わせてアルバム制作と発表をする!今回のリードはシヌに任せるからジェルミにもソロ曲を提供してくれ」
「えっ、ジェルミ歌うの!?」
「えっ!?そうなの!?」
驚喜したミナムがジェルミと顔を見合わせ両手を握り込んでいる。
「ミナムとデュオでも構わないぞ」
「コーラス参加でも!?」
「その辺はお前らに任せる。仕上げて持って来い」
「プロデューサーの仰せのままにぃ」
紙を読み込んでいたテギョンの眉がピクリと揺れ、見逃さないミナムが片頬を上げた。
「ミニョのプロデューサーだろっ」
「方向性決めるのも仕上げるのもヒョンのお仕事って事だよね」
「A.N.Jellと並行して・・・か、ミニョのスケジュールも既に埋まってそうだな」
「ああ半年のつもりが一年先まで真っ黒だ」
「良い事だね」
「ヒョンは、そう思えねぇんだよ・・・ミョーな思惑もあるみてぇだしぃ」
読み終えた紙で遊び始めたミナムに目を見張ったジェルミが抱き着いた。
「ケッ!?」
「俺がいる限り直ぐにはさせなーいっ」
「出来るかっ!まずは俺達の完全復活が先だっ」
唇を突き出したテギョンが舌打ちをした。
「色々ある・・・んだけどバンド活動中心に戻すってことで良いんだろ」
「ああコ・ミナムにはメインボーカルを張れるくらいに努力をしてもらうがな」
「ツインで行くんじゃないの!?」
「俺とミニョで本物のツインとかどう!?」
ミナムの一言と二階から聞こえた音にその場の全員が一斉に動きを止め、ゆっくり階段を見上げている。
「あっれー皆さん早いのれすねぇ・・・」
欠伸をしながら降りてきたミニョが、A.N.Jellを見下ろして大きく開けた口元に手を当てた。
「ヒョンニム目覚まし鳴ってましたよぉ」
「お前の為にかけといたんだよ・・・出掛けるからさっさと飯を食え」
「ふぁい・・・皆さんは!?」
カタンカタンとゆっくり階段を降りきったミニョは、キッチンへ向かい、背中を向けられたのを合図に皆が動き出した。
「食、べるかな」
「俺、軽めで良いや」
「ミーニョー、ハンバーグまだあるー!?」
「ヒョンは何を食べますかー!?」
「コーヒーだけで良い」
リビングのソファに座り込んだテギョンを余所にぷっくり膨れたミニョの手元の鍋を覗いたジェルミと冷蔵庫を開け始めたミナムとお茶を煎れ始めたシヌと久しぶりに五人揃ったリビングダイニングで朝食の時間を過ごしていたのだった。