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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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promenade~Rinn’sHappyday-epilogue-

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飲み終えたグラスが、新しいものに変えられ、琥珀の波に浮かんだ氷を押し込んで口当たりを確かめたユンギは、傍らに置いたギターを抱えていた。
「忙しいという割によく来るな」
カウンターを乾拭きしていたマスターがグラスウェアを並べている。
「こんな時間に珍しくも営業してるマスターがいるからね」
「昨日店を開けた時間が遅かったんだ」
「時間なんていつも適当だろ」
「それでもここに居る時間くらい決めてるさ」
ガラスを電気に翳し磨くというルーティンワークを始めたマスターの前でポロポロ弦を弾いていたユンギは、徐にメロディーを紡ぎ始めた。
「敵情視察はどうだった!?会ったんだろ!?」
「ぅぇん!?ああ、悪い奴ではなかったよ・・・でもまぁ、あらゆるものを持ってるパンドラみたいな奴だった」
五線紙にペンを走らせ、弦を弾き音符を消したユンギは、素っ気なく答えている。
「パンドラか、お前のパンドラは、あのちびっこだと思っていたが」
「そっちのパンドラは、まだ箱を開けちゃいないから何が出てくるか判らない・・・今日のイベントも痴れっとテギョン引っ張り出してくれたから思いのほか盛り上がってね、まだまだあの子には、期待してるけ・・・どあっちは、正に神の賜りものっていうかねぇ、見た目もインパクト強すぎで、それを巧く隠してる辺りが少し・・・鼻につくよなぁ」
「似た者だって忠告しただろ」
背を向け引き出しにグラスを仕舞い込むマスターは、次のグラスを持ち上げてユンギのジト目に首を傾げた。
「マスターさ、知ってたでしょ!?」
腹に抱えたギターを組んだ脚で跳ね上げながら琥珀の液体に浮かぶ氷を指で沈めて弄ぶユンギは、落とした瞼をあげた。
「ソ家とどういう関係!?」
「聞いてどうなる!?」
すかさず返った返事としゃがみ込んだマスターに視線を泳がせている。
「す・・・るじゃなくてなる・・・か・・・俺達随分長い付き合いだけど、歴史書に名前載ってるほどの名家の話なんてマスターから唯の一度も聞いたこと無いよねー・・・ここが潰れずずーーっと営業出来てるのを不思議には思ってたんだけどさー」
天井を仰ぎ見たユンギは、スッと表情を引き締め肘を置いた。
「ならずっとそう思っとくんだな」
「・・・・・・詮索するなってこと・・・か」
足元の僅かな灯りの中で酒瓶を取り出し布で拭いたマスターは、数本をカウンターに乗せ立ち上がっている。
「俺、は、されてたよなぁ・・・ヌナに学校行くように諭させたのマスターだろ!?」
「・・・彼女なりにお前を突き放したかったんだろ・・・突っ走ったガキの色恋なんてすぐ冷めると思ってたらいつの間にかどっちも本気になっちまって・・・相談なんてされても常識的な事しか言ってやれないもんだろ」
「ガキなりの真剣さをもっと解ってくれても良かったのに・・・」
「お前がSPの・・・イ家の息子じゃ無ければ、もう少し応援してやってたかもな」
タグの付いた酒瓶棚の脇に同じ銘柄を並べラベルの向きを変えながら背中で聞いていたマスターが向きを変えた。
「傍観してた癖に!?」
「傍観者ってのも辛いだろ・・・アレコレ気を揉み、揉んでる間の疲れは倍増だぞ」
カウンターに両腕を大きく広げて置いたマスターの前で倒れ込むユンギは、頭を乗せている。
「そ・・・うね、俺も楽しい事考えてた筈なのに・・・色々あって疲れた・・・な」
「・・・ならざるをえない時もあるんだぞ」
「開け放たれた箱に残ってた希望ってさ誰が見たんだろうね・・・中身が見えないのにそこに希望があるなんて蓋を開けたのも閉めたのもパンドラなら、彼女は、悪が巻き散らかされてる途中で閉めようと試してたんじゃないのかなぁ・・・」
「物事は推測と好奇心で、始まるんだよ・・・手探りの赤ん坊だって知恵を働かせて立つようになり・・・考えてない様で考えてる子供は、大人の真似をして成長するだろ!?」
コースターとショットグラスを置いてタグが付いたボトルを傾けたマスターは、一気に煽って、ユンギの頭に手を乗せた。
「不安か!?」
「まっぁね・・・俺は、テギョンやソンベみたいにつきっきりに何かを教えてやれる時間なんてない訳だし、希望はなるべく叶えてあげたいと思っても難しいんだよねぇ」
「時間なんて作るもので、その為の礎を今はまだ作ってる途中だろう・・・結果が見えるのもまだまだ先なんだからいっそ考えるだけ無駄だぞ・・・・・・それより」
ポンポンと柔く叩かれた髪に触れていた手の行方を見たユンギは、上体を起こしている。
「いつもありがと」
半開きのドアを重そうに押し開け立ち竦んでいた女性が、ユンギの手招きに破顔して後ろを振り返り、数人の女性達と駆け足で店に入って来る。
「今日初めての客だな」
「・・・俺も!客なんだけど!!」
カウンターに乗せられたウェイタートレイにぎょっとしながらマスターに肩を叩かれたユンギは、ギターを渋々椅子に置いて満面の笑みを浮かべて女性達のテーブルに向かって行ったのだった。


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さ…て

アレとコレがくっついた頃から書き方に無理あり過ぎて(◎_◎;)
グッダグダになりすぎましたので(いつものことだけど(笑))
ここらで一旦終わりにしますm(__)m
毎日更新見に来てくれた皆様、新しく読んで頂いている皆様
最後までお付き合い頂いてありがとうございました(^-^)
PS,Secret内含未掲載分は、通常UPへの変更も検討しますので、
引き続き読みたいものがあれば
「こったらメッセージから」 で教えてください(^^)/
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