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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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promenade~Rinn’sHappyday-19-

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信号待ちの車中で膝上のPCから顔をあげたユンギは、斜め後方をじっと見つめていた。
「深夜営業はしないんじゃなかったっけ!?」
「・・・ま、だ宵の口ですけど」
バックミラー越しにユンギの視線を確認したヒジュンが、車を発進させている。
「あの店だろう・・・あの、何だっけ・・・」
「ソ・ジュノssiです」
「そう、そいつ、ちょっと失礼な奴だよな」
ぶつぶつ細かく口を動かすユンギをヒジュンがクスリと笑っている。
「サンドイッチ絶品だってパクパク食べてたじゃないですか」
「ぅうん!?あれは美味かったけどさ・・・よくよく考えたら、俺、話の途中でリンとユソン掻っ攫われたんだよなぁ」
「話といってもどうせどうでも良い雑談でしょ・・・レッスンの終了時間聞き出して仕事サボらないで下さいよ」
「あれは、偶々そうなっただけ!お前を捜してたんだぞ!」
ヒジュンが僅かに顔を顰めた。
「・・・・・・会長に呼び出されてたんです」
「どこの!?」
膝のPCを見たままのユンギは、忙しく手元を動かしている。
「オモニ(SP)じゃないよな・・・」
ピタリと手を止め顔をあげた。
「ユジンの爺様か・・・体調良くないんだろ!?」
バックミラー越しに合った視線を逸らしたヒジュンが小さな溜息を吐いている。
「私よりも貴方が知っておくべき情報ですよね」
「見舞いに行っても好い顔しないんだよあのノイン(老人)
「八割方貴方のせいでしょ」
「・・・会社くれるのは有難いけどさ、経費チェックを創業時からしろってのはどう考えても重過ぎ!」
「会計費も弁護士費用も向こう持ちでしょう!?」
「だからってはいそうですかってあっちの息のかかった人間使えないだろ!この国の監査なんて有って無きものだぞ!」
「謙虚なだけでしょう・・・」
「謙虚が聞いて呆れるって!腐ってやがる・・・」
「だからチェックしろって言うんでしょ・・・クリーンな状態で引継ぎをしたいのは、他でもなくユジンssiの為なんでしょうから・・・」
PCと車窓と二三度視線を動かしたユンギは、窓に肘を乗せ外を見始めた。
「あ、いつ・・・知ってるのかな・・・俺のやってる事・・・」
「・・・知らないんじゃないですか・・・会社の事は、一切関係の無い世界で生きてきたと聞いてますし・・・ギョンセssiが義父である事実は知っていても・・・本当の父親やその親族の事までは・・・」
「オルシン(爺さん)話してないって言ってたしな・・・知りたくないのかなぁ・・・」
「貴方が話す事でもないと思います」
「ま・・・ぁね・・・」
「知る必要のあるものはいずれも耳に入るものです・・・ユジンssiにとってファン・ギョンセssiこそが父親で、音楽が全て・・・だから貴方が選ばれたんでしょう」
「・・・そう思うのか!?」
ヒジュンの沈黙が肯定している。
「・・・無知な小娘・・・・・・何かの誰かの代わりだなんて思った事もないけどやっぱり・・・・・・・・・ファン・テギョンが優先されるのも元カレが優先されるのも面白くはないなぁ・・・」
「テギョンssiはともかくソ・ジュノssiは、最重要人物(キーマン)ですよ・・・潰そうなんて思わないでくださいね」
ユンギの片頬がゆっくりあがった。
「テギョンは良いのか!?」
「手なんて出す気ない癖に・・・」
「・・・潰して欲しいって聞こえたけど」
「出来ないし!しないでしょ!あの才能はテギョンssiがいてこそでしょ!それを誰より知ってるの貴方じゃないですか!」
慌てるヒジュンをクスクス笑うユンギは、PCの蓋を閉じている。
「お前も解ってきたね」
「それなりの時間お付き合いさせてもらってますから・・・人となりも見えるものです」
「オルシンがテギョンを後継者にしたかった理由な・・・あいつは無意識だけど上に立つ才能がある・・・スキャンダル騒動でA.N.Jell解散してたら間違いなく後継者だったな」
「そうなってたら貴方必要なかったですね!オレンジも絞り過ぎたら苦くなるだけ(アメリカの格言=過ぎたるは猶及ばざるが如し=バランスが大事=適材適所)って事でしょ・・・・・・テギョンssiは現状維持でということでした」
「あいつがこういうのに興味が無くて良かったよ・・・その分リンに信託出来る・・・ギョンセssiの持分もいずれはリンのものだし・・・・・・A.N.entertainmentは傘下になってないけど・・・アン社長は・・・・・・持ってるんだろうなぁ・・・」
長い深呼吸をしながらユンギの視線が車窓へ戻った。
「コ・ミナムssiも僅かですがお持ちだと思います・・・調査中ですが・・・」
「へ、ぇー・・・確か、ソ・ジュノと無二の親友だったな・・・」
「その方面ではない様です・・・推測ですが、ミニョssiのオファーに関わっているかと」
「ふ、ーん・・・テギョンだけじゃないんだぁ・・・」
考え込むユンギをブレーキを踏んだヒジュンがミラー越しに見つめている。
「ところで、どちらにお送りしますか!?」
赤信号を見たユンギが、方向を示し、呆れた顔で車を発進させていたヒジュンだった。





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