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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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クリスマスシンフォニー!?

Merry Christmas & Happy New Yearな時節o(^▽^)o
遊びに来ていただいてありがとうございます。
2017年も残り僅かとなりましたが、2009年末から細々書き溜めたこの創作も気づけば丸8年
本格的に掲載してからお付き合い頂いている皆々様にも感謝の一念であります。
そして今年新しくお仲間になって頂いた方々、コメントも全て読ませて頂いております。
返信も遅々細々しか出来なくてごめんね(^▽^;)
ひとつひとつの感想が励みになっておりますし、作中に反映させていただいたものも勿論ありました。あなたのコメントから引用したものだとほくそ笑んで頂ければ幸いです。
来年もまだ続ける予定の拙い拙い素人創作ですが引き続きお付き合い頂けるよう頑張って書いてみたいと思っております。


さて、シンフォニーは、一般的に交響曲と訳しますが、オーケストラに代表される様に違った種類の楽器が集まって対効果を現します。
そんな訳でBlueMooN的シンフォニーをどうぞ(^^)/




★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★



その日、事務所の廊下でいつもの様に遊んでいたリンは、賑やかな掛け声を聞きつけて、ガラス越しの一階を見下ろし、ニッタリ笑って一目散に階段を駆け下りていた。


★★★★★☆☆☆★★★★★


『ペク・シ(ル)チャンニーム(室長)』
書類を乗せたボードを小脇に抱えた男性が振り返っている。
『やぁ、リン君、あんにょん・・・相変わらずテギョンは、一緒じゃないんだね』
リンのひとり遊びを承知している中年のスレンダーな男性が腕を伸ばした。
『アッパはねーひとりで唸ってるーオンマにまたクリスマスプレゼントいらないって言われたんだってー』
笑いながら頷き、握手をした手を握ったまま向きを変えた男性に倣ってリンも向きを変えている。
『何するのー!?』
ホールのピアノの前でお揃いの上着を来た男性達が一斉に大きな掛け声をあげていた。
『改装だよ』
『かいそう!?』
『ああ、クリスマスだからね・・・新人のミニコンサートをやるんだ』
『ここでー!?』
壁を指差した男性は、リンを連れてピアノから離れている。
『そうだよ!まぁ、小さな発表会だけどね・・・招待客は、記者ばっかりだし』
しゃがみ込んで作業を見つめるリンを眺めていた男性は、声を掛けられて書類を捲った。
『記者会見なの!?』
『うーん本格的な会見とはちょっと違うけどね・・・シヌがプロデュースした新人なんだ』
『シヌヒョンも出るの!?』
『ああ、クリスマスコンサートも兼ねて数組演奏する予定だけど・・・リン君も出るかい!?』
ニヤリと笑って目配せをした男性にリンは目を丸くしている。
『僕も出て良いの!?』
『クリスマスソングを演奏してくれるなら構わないよ・・・どうせ事務所のスタッフばかりだからね』
『お店でパーティじゃないのー!?』
『今年はねー大きなコンサートも無かったからここで締めようかと思っててね』
『ふーん』
尖らせた唇で、見上げたリンは、男性と目を合わせて笑った。
『プレゼントも用意してるよ!で、どうする!?出てみるかい!?』
リンに向かって片頬をあげた男性は、返事を待っている。
『本当に出ても良いのー!?』
『ああ、でもテギョンに反対されるかもね』
『シ(ル)チャンニムがアッパが嫌がる事は、なんとかしてくれるでしょう!?』
『はは、まぁね、出るなら調整してあげるよ』
片目を閉じた男性にニッパリ笑ったリンは、立ち上がって両手を伸ばした。
『じゃぁ、出るのー!クリスマスソングの練習してくるねー』
握手をして駆けだしたリンは、二階へ駆けあがっていった。


★★★★★☆☆☆★★★★★


『ったく、あいつ、俺の好意をなんだと思ってやがる!この俺がっ俺様が聞いてやってるんだぞ!』
鏡の前で、胸を叩いたテギョンは、眉間に寄った皺を指で伸ばして目を閉じた。
『チッ!こんな顔をしてたら駄目だっ!あいつは、ああいう奴なんだ!怒ったら俺の負けだっ!』
見開いた目で角度を変えた顔を確認している。
『ふっんっ・・・どこからどう見ても俺は好い男だっ!人気投票も一位だったんだぞっ!俺の事を綺麗だ素敵だとかいう癖にっどこが気に入らないってんだっ!』
バンと壁を両手で押し叩いたテギョンは鏡とにらめっこを続けていた。


★★★★★☆☆☆★★★★★



『で、何があったんだよ!?』
『何って・・・別に何も・・・』
クリスマス用の飾りを箱から出して絡んだコードを直しているミニョは、手持無沙汰に椅子と遊んでいるミナムを睨んでいた。
『何もってなぁ、何も無くてヒョンが怒るかよっ!何を言ったんだっ!』
『何もっ!言ってませんってばー』
ごちゃごちゃした塊をミナムの膝に押し付け、同じ作業をする様に促している。
『いーや、何かをしたに決まってる!大体お前は俺に似て可愛い顔をしてるのにそれを使えないところが問題だっ!』
『どうやって使うのですかぁ!?』
『それはだなぁ・・・・・・って、そんな事っどうでも良いんだよっ!お前に教えたら俺が困るだろっ!』
むっつりしたミナムをミニョが睨みつけた。
『なっ、なんだよっ』
『オッパこそっリンアッパに何かしたのでしょう・・・』
『ばっ・・・パッパボッかっ!だっ大事な婿に俺がそんなことをする訳がないだろう!』
不満顔で唸るミニョに椅子を回したミナムは背中を向けている。
『・・・生きがいって言った』
『いっ生きがいに決まってるだろうっ!ヒョンは、俺にとって尊敬すべきソンベだっ!』
『うー、絶対私じゃないのですー!オッパが何かしたのでしょう!』
複雑に絡むコードと格闘し続けているミニョとミナムだった。




★★★★★☆☆☆★★★★★




『ジェルミー何やってるのー』
『あ・・・ああ、リンかぁ・・・っていうか俺が聞きたいんだけどさぁ・・・』
廊下で窓の縁に手を掛けたジェルミは、中腰で、部屋を覗き込んでいた。
『オンマとミナムー!?』
リンも隣に立って中を覗いている。
『ああ、さっきからずーっと言い争ってるんだ・・・パーティ用の飾りを取りに来たんだけどさぁ・・・』
覗き続けるジェルミの横でリンは、背中を壁に付けた。
『オンマが、アッパにクリスマスプレゼントはいらないって言ったからじゃないかなぁ』
『は!?えっ、ミニョがそんな事言ったの!?』
向きを変えたジェルミも床に座り込みリンを見上げた。
『オンマじゃなくてミナムが言ったんだよ・・・オンマの格好して遊んでたの』
『それって、ミニョが正しいじゃん』
『けんかしてるの!?』
『喧嘩というほどじゃないみたいだけど・・・入りづらいんだよな・・・』
ガックリ項垂れたジェルミは、溜息を吐いている。
『ほっといていいよー、ねー、それより、シヌヒョン知らない!?』
『ヒョン!?ヒョンならレコーディングスタジ・・・』
駆けだしたリンをポカンと見送ったジェルミだった。



★★★★★☆☆☆★★★★★



『シヌヒョーン』
『やぁリン・・・何か用か!?』
『あのね・・・』
スタジオに駆け込んだリンは、シヌの隣の椅子によじ登って耳打ちをした。
『良いよ・・・なら、今夜ウチ(宿舎)に来るか!?クリスマスパーティやるからケーキもあるぞ』
『本当!?』
『ああ、当日は、皆予定があるから今日にしたんだ・・・泊りでも大丈夫だろう!?』
CDをケースに仕舞うシヌは、文字を書き込んでいる。
『良いよー、じゃぁ、オンマに言ってくるー』
『ああ、テギョンにもちゃんと言って来いよ!お前がいないと一番騒ぐのはあいつだぞ』
『アラッソー』
手を振って駆け出したリンを見送ったシヌだった。




★★★★★☆☆☆★★★★★


『良いですよー』
『駄目だっ』
パーティグッズの入った箱を持ち上げたテギョンがミニョを睨みつけた。
『良いじゃないですかー、シヌオッパが良いって言うなら・・・』
『シヌだって飲むんだぞっ!野獣の中に子うさぎ一匹放つようなものだっ!』
『じゃぁ、私も一緒・・・』
『ダメー』
『それはもっと駄目だっ』
大きなバツを作ったリンは、テギョンを見上げている。
『リンがいないならふたりきりだよなぁ・・・良いなぁ、双子も連れてってくれないかなぁ』
ミナムの呟きにテギョンが真顔になった。
『ダメなのー!?』
『うっ・・・』
テギョンの膝にしがみ付いたリンは、潤目で見上げている。
『俺、明日の朝が早いから飲まないよ・・・お子様時間で寝かしつけてやる』
『俺っ、俺もいるからシヌヒョンの監視してあげるよっ』
ドアを背に立つシヌの一声にしゃがみ込んで見ていたジェルミが何度も頷いた。
『リンからのクリスマスプレゼントだと思えば一晩位良いじゃないか』
『そうそう、なーんか、ふたり、話し合いが必要みたいだしさー』
『えっ!?』
『なっ・・・』
『原因は、ミナムみたいだけど』
黙々と手を動かしていたミナムが勢いよく振り返っている。
『ぱっ、ジェルミっばらすなっ』
『コ・ミーナームー!?』
『やっぱりオッパが何かしたんじゃないですかー』
ミナムを睨むテギョンの前にミニョが立ちあがったが、肩を掴まれ引き戻された。
『おいコ・ミニョ・・・ミナムの家にプレゼントを送ったのか!?』
『い、いいえ、まだ送っていませんけど』
肩越しの耳元で話すテギョンを擽ったそうにミニョが振り返っている。
『じゃぁ、丁度良い・・・今年は送らなくて良い!双子の分だけヘイに取りに来させろ』
『良、良いですよー、じゃぁオッパの分は、他所に送りますっ』
至近距離でテギョンの唇を見つめたミニョが向きを変えて頬を抑えている。
『ぬわなっ、そんなの無いだろう!俺っ俺の限定ワイン買ってきてくれたんだろうー』
『そんなものもあったな』
立ち上がったミナムをテギョンがせせら笑った。
『オッパが飲まれますか!?』
『ああ、それも良いな・・・珍しいワインだし、なんなら料理に使っても・・・』
『あっ、それなら私も食べられますっ』
『クリスマスの煮込み料理にでも使うか』
『そうですねー』
『まっまるどあんどぇー(嘘でしょ・有り得ない)』
大きな目を見開いて抗議するミナムを余所にシヌに抱かれたリンは、テギョンやミニョに手を振って帰って行ったとある日の出来事だった。





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