Translate

Favorite music excerpt 再生リストからchoiceコントロールから音量変更可 不可はページ再読込❦一部字幕ON&設定で日本語約可

loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

カラー・オブ・フェアウェル (76)

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「次・・・でラストになりますが、数年ぶりに大きなコンサートをさせて頂いて、原点回帰というか懐かしい顔と同じステージに立つ緊張というか・・・」
足元のペットボトルに腕を伸ばしながら話し出したテギョンは、ステージ袖のミニョとリンを見ていた。
「俺個人は、コ・ミニョとの共演という・・・昔は当たり前に出来ていた事をまたさせて貰えたり新たな挑戦もあったり・・・・・・い、や、ダ・カーポ(初めから)はソンベもいるし無理だな・・・」
静まり返る中、最前列のファンの一声に真顔で応えて手を振ったテギョンに会場が失笑に包まれている。
「俺達がこうしてステージに立てるのはやっぱり皆がいてくれるから!これからもA.N.Jellとこのステージに立った全てのメンバーを応援して下さい!今日は本当にありがと!」
マイクを戻しながら振り上げた手を下ろすテギョンに合わせてジェルミのドラムが打ち鳴らされた。
「『さよならをありがとう!!!!』」
テギョンの曲目コールに会場が大歓喜に包まれている。







★★★★★☆☆☆★★★★★





「ね、オンマ、アッパこっち見てたよ」
「ええ、多分今泣きそうなのだと思いますよ」
「え!?アッパが泣くの!?」
見開いた目でミニョを見上げたリンが何度も瞬きを繰り返した。
「だって・・・・・・この曲書いたのリンでしょう!?」
「え!?」
クスリと笑い乍ら膝を曲げたミニョがリンの顔を覗き込みウィンクしている。
「あぁ、でも9割はアレンジしたってオッパ仰ってましたけどね・・・」
ステージへ目を戻したミニョは、リンに腕を引っ張られた。
「アッパの新曲じゃないの!?」
「詩はアッパですけど・・・曲は、リンでしょう!?クレジットにも入ってましたよ」
「え!?え!?え!?」
腕を引き返してリンを前に立たせたミニョは、お腹越しに見上げられ微笑んでいる。
「知らなかったのですか!?」
「知っ知らなーい!!!!」
くるんとミニョの前でひっくり返るリンは、慌てた顔で大袈裟に首を振った。
「イニシャルだけですけどね・・・ほら、共作になっ・・・」
「えっえええええええええええええええー!!!!!!!!!!!」
傍らのテーブルに腕を伸ばすミニョの間近で会場の音響よりもサイレン並みにけたたましいリンの叫びが響いたのだった。



にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村