わーきゃー叫びながらバタバタと屋敷に駆け込んだミニョは、一目散に階段を目指していた。
昨夜ソヨンの部屋で眠った明け方、着替える為に自分の部屋に向かったが、既にテギョンも自分の部屋に戻っていたので何の気兼ねもしなかった。
しかし、ソヨンが囁いた一言は、ミニョをとても驚かせ、そんな筈は無いと思いながらも早く確認しなくてはと階段を駆け上がっていた。
『そそそそ、オンニー、何でー、もっと早く、教えてくれないのですかー』
泣きそうな顔でバタンと自分の部屋のドアを勢いよく開けたミニョは、隣の部屋に向かった。
クローゼットに置いたスーツケースを忙しなく引っ張り出し、金具に手を掛けたが、そこではたと気付いた頭を傾けていた。
『えっ・・・あぁ、鍵、閉まって・・・ます』
ソヨンにからかわれたのかとほっとしたが、それでもスーツケースを開けて中を確認し始めた。
『あっれ、で、も・・・一枚足りない・・・かも・・・』
袋に入った下着の数を数え、さーっと顔色を変え、ヒクリと頬を引き攣らせた。
『・・・な、な、な、な、何でヒョンニムが私の数を知っているのですかー!?』
ソヨンがミニョに言ったのはこうだ。
「ね、ミニョ!シブオ、ッペダ、チル!?The answer is!?」
「・・・パル」
「そ、昨夜さ、ミニョの部屋で彼が白い布を数えてたんだけど何か思い当たる!?」
「いえ・・・」
「そっ、じゃぁ、下着って何枚持って来てる!?」
「へっ!?」
それで、一目散に駆けだした。
『いっ、いえ、でも、鍵っ・・・鍵掛かっていましたし・・・だっ大体、ヒョンニムが数を数えてたとしてもタ
タオルとかっ自分の・・・・・・・・・7ってことは、えっと、い、一週間分だしっ・・・・・・・・・』
一枚足りないという事は、テギョンが持ってるという思考を頭から引き剥がそうとミニョは、独り言を捲くし立てた。
実際、ソヨンは数える姿を遠くから見ただけで、何を数えていたかは判らない。
でも、白い布。
白に見えただけで他の色かもしれない。
スーツケースに鍵がかかっていた事実を何度も確認したミニョは、ジェルミの様に頭を抱えていた。
『あんでー鍵、鍵、かかってますし・・・ヒョンは、開けられないし・・・』
暫く考え込んでいたミニョは、またはっとして、テギョンに一度鍵を全部渡した事を思い出していた
のだった。
あんにょん(^^)/皆さまお元気ですか。
寒波、寒波で、あちこち異常気象が多すぎて(^^;雪国育ちでもびっくりする様な雪とか風とか凄かったですが、2月は少し落ち着くらしい........とはいえまだまだ寒い時節に変わりはないのでヒートショック(家の中で起きる体への悪影響.......部屋から部屋に移動する時、暖房を使っていた部屋から無い部屋への移動など寒暖差が生じやすく血圧の変化等が起きやすい。少しの移動だからと侮らずに温めるなら家の中全体を平均的に温めるのが理想的だけど中々そうもいかないので重ね着をするなど温かくする方法は工夫してね)もご注意くださいね。
さて、久しぶりにこんなあとがきを書いてる訳ですが(^-^;m(__)mえー、そのなーんというか『交差点』なのにノリが、完全にリン君になってきた(^-^;ま、お気づきでしたでしょう(^▽^;)
人物交差させるからこうなるだろうと予測はしていたが(^▽^;)
お蔭で『御伽噺』のラスト書けず本当っ申し訳ないm(__)m
『悪女』の流れで書いてるものにはまだ、暫く手が付けられそうもないので、予告していたお話をもう少し先延ばしします。2月とお約束していましたので、この場を借りてごめんねm(__)m
とはいえ暫く『Moonlight in the desert』の伏線拾いはする。シャリムssiに活躍してもらう予定だけど、あれは、あれ、これは、これと、独立した話として引き続きよろしくねo(^▽^)o
いつも最後まで読んで頂き、お付き合いをありがとうございます(^-^)
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