★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
「午後は、何をしましょうか!?」
リンの高さまで屈みこんだミニョは、頬に手を当てながらジィーッと顔を覗き込んでいた。
その顔を同じように見つめ返すリンは、首を傾げてみたり、顔に手を当てて皮膚を伸ばしてみたり、目を吊り上げてみたり、まるでにらめっこだ。
暫くそうしてジーッと見つめ合っていたが、もう一度首を傾げたリンは、ミニョに伸ばした手で頬を摘み、いきなりそこを引っ張った。
目を見開いたミニョが、両頬を抑え、何度も瞬きをしてリンを凝視している。
「っ痛っ・・・リン・・・」
「オンマ!?何かあったのー!?」
首を傾げながらミニョを見るリンは、不思議顔で覗き心配そうに瞳を揺らした。
「えっ!?」
「変だよ!?」
いつもの甘えた様子を一遍させているリンは、真剣な表情でミニョを見つめ、ぽかんとしているミニョは、心臓を抑えて跳ねた鼓動にドギマギしている。
「えっ・・・ええと・・・」
ゴクッと唾を飲み込んでスクッと立ち上がり、スカートを2.3回叩いてくるっと後ろを向いた。
「なっ・・・リンにドキドキするって・・・」
「オンマぁ!?」
スカートの上からミニョの膝にくっつくリンは、にっこり笑って可愛らしい顔で見上げた。
その姿にどこかほっとした表情を見せたミニョは、またしゃがみ込みリンを緩く包む腕を廻した。
「何をするか決まりましたか!?」
もう一度リンの顔を覗き込んで聞いたミニョは、立ち上がりソファに座った。
「オンマ!?やっぱり変!」
同じ事を聞いたリンが唇を尖らせて床を蹴った。
「お熱あるの!?」
そう言いながらミニョの腕の中へ飛び込んだリンは、額に手を当てた。
「うーん、お熱は無い!」
クスクス笑いながらリンを見ているミニョは、心配をする行動に笑っている。
「アッパ!?」
ミニョの肩に手を置いたリンが顔を覗き込み、テギョンが原因かと聞きながら膝に乗ると少し驚いた表情をしたミニョは、リンを抱きかかえた。
「アッパが、何かした!?」
「いいえ!?」
首を振るミニョは、笑みを崩さず否定する。
「じゃぁどうして!?」
「リンが可愛いからですかね!?」
リンの頭に手を乗せたミニョは、上目遣いで見上げる瞳がその手に重ねるように頭に両手を乗せ包み込んで胸の前に降ろすのを見ている。
「やっぱり変!?」
包み込んだ手をギュッと握ってミニョの瞳を覗き込んだ。
「どうして!?」
「オンマそんな事言わないもん!」
「ふふ、この前の撮影の写真を送ってもらったのですよ!!」
クスクス笑ったミニョは、突然そう言った。
首を傾げて考え込んだリンは、笑顔で両手をあげた。
「見たーい」
「見ますか!?」
「うん」
大きく頷いたリンをソファに降ろしたミニョは、ちょっと待ってとピアノの向こうに置かれた小さなテーブルからPCを持って戻って来た。
膝に載せて起動させファイルを次々開いている間、ミニョの膝に手を置くように横からそれを眺めていたリンをクスッと笑って片手にPCを持ち替えて膝を叩いた。
リンのお腹を抱いて引き寄せたミニョは、その膝にPCを乗せ後ろから操作をしている。
「オンマ、もう見たのー!?」
映される画像をざっと見たリンがミニョに聞いた。
「ええ、少しだけね・・・」
「ふーん・・・」
小さな画像ファイルの中には、リンの写った物が幾つも入っていて、その写真は、どれもテギョンそっくりな、あの貴重な微笑を浮かべているテギョンそのものだ。
「オンマー!?」
何かを感じとったリンは、不思議顔でミニョに問うた。
「これ見たからなの!?」
「そうですね・・・リンが余りにアッパにそっくりなので・・・嬉しくなりました!!」
普段テギョンに良く似た顔立ちをしているとミニョは思っているのだが、周囲に言わせるとミナムやミニョの方が似ているという意見が多いリンの容姿にミナムが先日させた格好は、正にテギョンをそのまま小さくした感じでミニョは、一人でとても嬉しくなっていた。
「わたしの意見が正しいってことです!!」
グフフッと一人で笑ってこの写真を見ていたミニョは、だから生身のリンを見て、おかしな顔をしていたのだが、それはミニョの心の中だけの話でリンに判る筈も無い。
「アッパみたいなの好き!?」
「ええ、好きですよ!」
「僕はアッパみたい!?」
「アッパより好い男かも・・・!」
親の欲目とミニョは、クスクス笑いながらリンを抱きしめる。
「ミナムがアッパはあんまり笑わないって言ってたよー」
「そうですね!お仕事の時にこの顔はとても貴重でしょうね」
これと言ってミニョが、一つの写真を大きくした。
そこに映し出されるのは、背中を向けたミニョの横で目一杯子供のような笑みを浮かべるテギョンとミニョに抱きついて笑っているリンの姿で、リンの顔がはっきり見える為にボツになった写真だ。
「ねっ!?リンと同じ顔してるでしょ!?」
笑った顔はどちらもそっくりだとミニョはリンに聞いている。
「オンマの宝物です!!」
肩越しにミニョを振り返ったリンが、ミニョの顔を見ると、嬉しそうに微笑むミニョの顔が輝いている。
そんな微笑にリンがボーッとして胸を押さえた。
「オンマ・・・」
何ですかと聞いたミニョにリンは、やっぱり何でも無いと言う。
胸を押さえるリンはドキドキする心臓を押さえ何度かさするとくるっと後ろを向いてミニョの首に手を廻し、だーいすきと言っている。
仰け反りながらリンの体を受け止めたミニョは、オンマも大好きですと返した。
ドキドキの正体が判らないリンと正体が判っているミニョとふたりのとある日の昼下がりの一時だった。
★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
きゃー!久しぶりにほのぼのしたかもー( ̄▽+ ̄*)
って(オイオイ(^^ゞ)書き手がひとり舞い上がってる辺りかなり痛っ・・・・(;'∀')
いつもご訪問頂きまして、本当にありがとうございます
※返せなかったり、違うミニョとテギョンに思考錯誤だったり(笑)
焦って書いても納得出来ない・・・( *´艸`)
また気ままに書いて参りますが、たまに覗いて頂けると嬉しいです(*゚ー゚)ゞ
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
「午後は、何をしましょうか!?」
リンの高さまで屈みこんだミニョは、頬に手を当てながらジィーッと顔を覗き込んでいた。
その顔を同じように見つめ返すリンは、首を傾げてみたり、顔に手を当てて皮膚を伸ばしてみたり、目を吊り上げてみたり、まるでにらめっこだ。
暫くそうしてジーッと見つめ合っていたが、もう一度首を傾げたリンは、ミニョに伸ばした手で頬を摘み、いきなりそこを引っ張った。
目を見開いたミニョが、両頬を抑え、何度も瞬きをしてリンを凝視している。
「っ痛っ・・・リン・・・」
「オンマ!?何かあったのー!?」
首を傾げながらミニョを見るリンは、不思議顔で覗き心配そうに瞳を揺らした。
「えっ!?」
「変だよ!?」
いつもの甘えた様子を一遍させているリンは、真剣な表情でミニョを見つめ、ぽかんとしているミニョは、心臓を抑えて跳ねた鼓動にドギマギしている。
「えっ・・・ええと・・・」
ゴクッと唾を飲み込んでスクッと立ち上がり、スカートを2.3回叩いてくるっと後ろを向いた。
「なっ・・・リンにドキドキするって・・・」
「オンマぁ!?」
スカートの上からミニョの膝にくっつくリンは、にっこり笑って可愛らしい顔で見上げた。
その姿にどこかほっとした表情を見せたミニョは、またしゃがみ込みリンを緩く包む腕を廻した。
「何をするか決まりましたか!?」
もう一度リンの顔を覗き込んで聞いたミニョは、立ち上がりソファに座った。
「オンマ!?やっぱり変!」
同じ事を聞いたリンが唇を尖らせて床を蹴った。
「お熱あるの!?」
そう言いながらミニョの腕の中へ飛び込んだリンは、額に手を当てた。
「うーん、お熱は無い!」
クスクス笑いながらリンを見ているミニョは、心配をする行動に笑っている。
「アッパ!?」
ミニョの肩に手を置いたリンが顔を覗き込み、テギョンが原因かと聞きながら膝に乗ると少し驚いた表情をしたミニョは、リンを抱きかかえた。
「アッパが、何かした!?」
「いいえ!?」
首を振るミニョは、笑みを崩さず否定する。
「じゃぁどうして!?」
「リンが可愛いからですかね!?」
リンの頭に手を乗せたミニョは、上目遣いで見上げる瞳がその手に重ねるように頭に両手を乗せ包み込んで胸の前に降ろすのを見ている。
「やっぱり変!?」
包み込んだ手をギュッと握ってミニョの瞳を覗き込んだ。
「どうして!?」
「オンマそんな事言わないもん!」
「ふふ、この前の撮影の写真を送ってもらったのですよ!!」
クスクス笑ったミニョは、突然そう言った。
首を傾げて考え込んだリンは、笑顔で両手をあげた。
「見たーい」
「見ますか!?」
「うん」
大きく頷いたリンをソファに降ろしたミニョは、ちょっと待ってとピアノの向こうに置かれた小さなテーブルからPCを持って戻って来た。
膝に載せて起動させファイルを次々開いている間、ミニョの膝に手を置くように横からそれを眺めていたリンをクスッと笑って片手にPCを持ち替えて膝を叩いた。
リンのお腹を抱いて引き寄せたミニョは、その膝にPCを乗せ後ろから操作をしている。
「オンマ、もう見たのー!?」
映される画像をざっと見たリンがミニョに聞いた。
「ええ、少しだけね・・・」
「ふーん・・・」
小さな画像ファイルの中には、リンの写った物が幾つも入っていて、その写真は、どれもテギョンそっくりな、あの貴重な微笑を浮かべているテギョンそのものだ。
「オンマー!?」
何かを感じとったリンは、不思議顔でミニョに問うた。
「これ見たからなの!?」
「そうですね・・・リンが余りにアッパにそっくりなので・・・嬉しくなりました!!」
普段テギョンに良く似た顔立ちをしているとミニョは思っているのだが、周囲に言わせるとミナムやミニョの方が似ているという意見が多いリンの容姿にミナムが先日させた格好は、正にテギョンをそのまま小さくした感じでミニョは、一人でとても嬉しくなっていた。
「わたしの意見が正しいってことです!!」
グフフッと一人で笑ってこの写真を見ていたミニョは、だから生身のリンを見て、おかしな顔をしていたのだが、それはミニョの心の中だけの話でリンに判る筈も無い。
「アッパみたいなの好き!?」
「ええ、好きですよ!」
「僕はアッパみたい!?」
「アッパより好い男かも・・・!」
親の欲目とミニョは、クスクス笑いながらリンを抱きしめる。
「ミナムがアッパはあんまり笑わないって言ってたよー」
「そうですね!お仕事の時にこの顔はとても貴重でしょうね」
これと言ってミニョが、一つの写真を大きくした。
そこに映し出されるのは、背中を向けたミニョの横で目一杯子供のような笑みを浮かべるテギョンとミニョに抱きついて笑っているリンの姿で、リンの顔がはっきり見える為にボツになった写真だ。
「ねっ!?リンと同じ顔してるでしょ!?」
笑った顔はどちらもそっくりだとミニョはリンに聞いている。
「オンマの宝物です!!」
肩越しにミニョを振り返ったリンが、ミニョの顔を見ると、嬉しそうに微笑むミニョの顔が輝いている。
そんな微笑にリンがボーッとして胸を押さえた。
「オンマ・・・」
何ですかと聞いたミニョにリンは、やっぱり何でも無いと言う。
胸を押さえるリンはドキドキする心臓を押さえ何度かさするとくるっと後ろを向いてミニョの首に手を廻し、だーいすきと言っている。
仰け反りながらリンの体を受け止めたミニョは、オンマも大好きですと返した。
ドキドキの正体が判らないリンと正体が判っているミニョとふたりのとある日の昼下がりの一時だった。
★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
きゃー!久しぶりにほのぼのしたかもー( ̄▽+ ̄*)
って(オイオイ(^^ゞ)書き手がひとり舞い上がってる辺りかなり痛っ・・・・(;'∀')
いつもご訪問頂きまして、本当にありがとうございます
※返せなかったり、違うミニョとテギョンに思考錯誤だったり(笑)
焦って書いても納得出来ない・・・( *´艸`)
また気ままに書いて参りますが、たまに覗いて頂けると嬉しいです(*゚ー゚)ゞ