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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (60)


ここから『交差点』登場人物mixしていきまーす(-^□^-)回答くれたヨロブンThanks(^^)/
ご期待に添える様頑張るわん(^・^=)ご訪問ありがとうございます(^^)/

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「お眠ですねー」
「ああ、緊張と疲れと・・・時間も遅いからな」
リンの欠伸に時計を見たテギョンは、抱き上げたミニョの首に回る手をとって抱え直していた。
「少し、遅いけど風呂に入れて来る」
「そうですね、明日もありますし・・・」
「オンマも一緒が良ーい」
テギョンに寄りかかりながらミニョを見たリンは、眠そうな目を擦って見つめている。
「オンマも一緒に入ろうー」
「えっ!?ん・・・そ、れは・・・」
無言で見つめ合い、言葉を待っているミニョに視線だけ動かしたテギョンは、リンを抱えてスタジオを出て行った。
「オンマー早く―」
「へっ!?あ、えっ、ええ・・・い・・・ま・・・行きます・・・」
カタリとテギョンが珍しく開けたままのピアノの蓋を閉じたミニョは、首を傾げている。
「・・・・・・オッパの無言・・・コワッ・・・」
ブルリと身を震わせて階段に向かった。


★★★★★☆☆☆★★★★★


「遅くなっちゃったわね・・・」
「帰っても良かったのに・・・」
「そういうことを言わないのっ!会えて良かったでしょう!?」
一瞬摘まれた鼻を抑えて夜空を見上げたユジンが頷いていた。
「ええ、オンニに会わなかったら行こうと思わなかったもの!」
「決心したのね」
トンと花壇の縁石を平均台宜しく歩き始めたユジンにソヨンが手を伸ばしている。
「うん!アッパに誘われた時、あの人に会うのが嫌で、もともとお爺様が決めた結婚だったしね・・・なーんていうか、あの人の中に誰かいるっていうのも知っていたからだけどねー・・・一年に一度会うか会わないかだし・・・義理でコンサートに来てくれていたのも知っていたし・・・政略結婚なんてこんなものだとも思っていたんだけど・・・ね・・・」
縁石の切れ目にジャンプをしたユジンは、バランスを崩してソヨンの胸に倒れ込み謝っていた。
「短期留学をしていた頃にね・・・音楽堂であの人のギターを聞いた事があったの・・・いなくなっちゃった人をずーっとずーっと思って弾いているって曲は、哀しくて悲しくて・・・でも、彼は笑っていて・・・わたしだって悲しい曲を作るし、弾いてる時は笑ってる事もあるんだけど・・・なんていうのかなぁ彼のその顔がすっごく嫌な感じがしたのよ・・・」
ソヨンを見上げたユジンは、髪を掻き揚げて笑い腕を絡めている。
「人気者だったんでしょう!?」
「目立つ人ではあったわよ・・・あのルックスで肩書きもあるんだもん・・・人当たりも悪くないしね・・・でも絶対絶対恋人を作らないって有名だった」
夜空に手を翳して歩くユジンにソヨンも空を見上げた。
「一緒にいた友達が彼について色々レクチャーしてくれたのよねぇ・・・学生なのにSPグループのトップになって、年上の女性と付き合ってて、その女(ひと)との間に子供もいるらしいって・・・」
ソヨンを見上げたユジンが、薄く笑った。
「お爺様に紹介するって言われた時にね・・・・・・お爺様だから、調査書も持っていたわ・・・それで、つい本人に聞いちゃったんだよねー」
悪戯な顔で舌を出したユジンにソヨンも笑っている。
「怒らせたの!?」
「ぅうーん・・・怒っていたかどうかはわかんないっ!でも、その前に見たあの笑いと同じ嫌な感じだとは思った!」
「ふふ、だから、好きな癖に断ってたの!?」
「好きっていうか・・・・・・誠実な人だなぁとは思っていたわよ・・・留学中は遠くから見てるだけで、その頃は、単に顔は割と嫌いじゃないなぁって思っていただけで・・・後輩とか私みたいな留学生の面倒を良く見てくれていたのよね・・・」
庭に降りる階段を前にポツンポツンと点って行く灯を見つめたユジンは、ソヨンの腕を離した。
「恋をするつもりは無いって、最初にはっきり言われたの・・・一生分の恋をしたから一生を掛けて彼女を愛していくのは変わらない・・・でも、移ろいやすいのも人の心だから、誰かを好きになるかもしれないけど、それでも彼女の存在を消すことは無いし、消えることもない・・・存在感は、薄くなっていくだろうけど消えることは無いだろうって笑ってさっ」
ひとり分の幅の階段を降りきったユジンは、ゆっくり降りて来る影を振り返った。
「ビジネスライクでわたしを訊ねてく来るんだもん・・・何をしたいんだろうなぁって思ってたのよ」
「何がしたかったの!?」
庭に降りたソヨンの腕に再び絡まったユジンを見下ろした顔が笑っている。
「うぅーん・・・ビジネス婚!?」
「ふふ、仕事が命だからかしら」
「う、ん・・・命だって言ってた・・・」
少し重い口調になったユジンにソヨンが黙り込んだ。
「わたしにも命だわ・・・音が消えた時、哀しくって淋しくって・・・何が何でも取り戻したくって・・・オッパに迷惑かけて・・・取り戻して・・・あれからオッパの曲を聞く度にオッパの中に溢れているものを手に入れたくて・・・でもどんなに頑張ってもオッパとは並べないんだよねぇ・・・」
「比べるものじゃぁないでしょう!?」
「勿論そうよ!でも、オッパに一度くらい悔しい顔をさせたいなぁってずっと思ってるの・・・そうしたら・・・」
悔しそうな顔をしたユジンは、門の前を減速して来た車を見つめている。
「お客様みたいね」
運転席から降りて来たヒジュンを見たソヨンが、、門を開けた。
「残念だけど今日は、ここまでね・・・ウィーンに戻ったら連絡をして頂戴!その頃は、わたしもイタリアにいるから」
ヒジュンと軽い会釈を交わしたソヨンが、止められた車に乗り込み、手を振ったユジンは、ヒジュンに挨拶をしていたのだった。



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