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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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例えばこんなエイプリル!?

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とある夜そろそろドラマも終わりを迎える時間帯の事務所の一角で。

「シロっ!シロっ!シっロー!!!」
イーと歯を剥き出し、ミニョを睨み上げたリンは、腕を組んで横を向いていた。
「なっ、なななななーんで、そんなに聞き分けがないのですー!?」
困り顔のミニョは、ぺっとり床に座り込みリンの腕を掴もうと格闘している。
「だってアッパだもん!僕のアッパとオンマだもんっ!」
ぴょんぴょん左右に飛び跳ね漸く正面向いた不満顔が、ニヤリと片頬をあげた。
「だーかーらー、リンのアッパとオンマだからっ当然なんじゃありませんかー!」
「シロ(嫌)っ!絶ーっ対シロっ!!!!」
「だから何でっと聞いていますっ!」
首を傾げ上目のミニョを見下ろすリンは、にっぱり笑ってもう一度否定をしている。
「アッパとオンマだからシロっ!ミナムとシヌヒョンならチョーアー!」
お得意の親指ポーズを決めて駆け出すリンを茫然と見送った虚しい手が空を切った。
「ったく・・・どうせミナムに何か入れ知恵でもされたんだろう・・・」
呆れ顔でリンの行き先を見ていたテギョンが、グラス片手にミニョに腕を伸ばしている。
「うー、オッパは、何で平気なのですかー!?リンの一大事なのにぃー」
立ち上がるなりテギョンの手からグラスを引っ手繰ったミニョは一気に飲み干し、空のグラスを返されたテギョンは、不満そうに唇を突き出した。
「い・・・って、お前も随分大袈裟だな・・・たかが入学式だろう・・・」
空のグラスを底から眺めて背中を向けている。
「たっ、たかがじゃありませんよー!皆で祝うのですよー!家族で行ってあげるのが普通じゃないですかー!」
トプトプ水を注ぎ直すテギョンの背中にむっつり膨れたミニョが寄りかかった。
「だ、から行くんだろう・・・コ・ミナムが・・・」
「ミナムオッパは、アッパじゃありませんっ!」
唇を寄せたグラスに歯を当てたテギョンが頬に手を当てている。
「あっつが、そっちが良いって言ってるんだから無理強いする事ないじゃないか・・・」
背筋を伸ばしたテギョンに押し返されたミニョは、頬を膨らませた。
「良いとか悪いとかじゃないのーでーすー!両親揃ってるのに行かないなんってそんなのそんなーのーぜーったい許せませーん」
両腕振り上げるミニョにテギョンがまた押されている。
「っちっ、と、そんなに怒らなくても・・・たか・・・」
「たかがじゃないのですよー!オッパは、そりゃ色々な方にお祝いして貰ったでしょうけど!私っ、私達あー・・・」
「・・・どうした!?」
くるんと背中合わせになったミニョをテギョンが押し戻している。
「あ、えぇと、いえ・・・その・・・」
口籠り押し黙ったミニョをクスリと笑いながら振り返ったテギョンの腕が捉えた。
「言ってみろ」
カタンと置かれたグラスへ視線を泳がせるミニョの顎に長い指が添えられている。
「オッパの入学式は・・・そ、の・・・」
「俺の入学式は、校門の前までは送って貰ったが、トーゼンひとりで行った」
指先とテギョンの顔と上向いた視線が、ゆっくり閉じられた。
「大体ホームスクールが主体な俺はともかくお前、どうせミナムとお手て繋いで行ったんだろう!?ひとりじゃないじゃないか」
「それはぁ、だって・・・そ・・・」
離れたテギョンが、再びグラスに口を付け、唇に触れたミニョは、頬を両手で抑えた。
「講堂で行われる行事の間、そこかしこの親が自分の子供の名前呼んで写真撮ったり手を振ったり、うちの子大丈夫かしらと心配したり、爺さん婆さんそのまた爺さん婆さん親戚まで連れて来てるからそっちの心配したり・・・ヒソヒソガヤガヤと・・・はっ、あーんな音響の悪い所に行かなくて良いならそれに越したことはないっ」
せせら笑いでグラスを煽るテギョンにミニョが大きな目を見開き吠えている。
「なっ、なーんて事を言うんですかー!リンっのー」
気持ちを汲んだ腕が一瞬早くミニョの一歩を止めた。
「あいつが俺達に居てほしくない理由なら・・・教えてやれるぞ」
「へっ、え、あ、オッパ・・・知って・・・いるのですか!?」
意表をつかれ、テギョンに押し戻されたミニョが、頬を膨らませている。
「まぁ・・・な」
「えっあ、聞いたのですか!?教えてくれたのですか!?いつっ!?いつですかー!?」
突き出された手を握ってにっこり見上げたミニョをまたグラスを置いて髪を掻き揚げたテギョンが引っ張った。
「ったく、現金だな・・・ちょっとあっちを見ろ」
指差されるまま無音のテレビモニターを見たミニョは、目をパチクリさせている。
「あ、あー、えっと、この前撮ったCM・・・もう流れているのですね・・・」
「好い女だよな」
ミニョを背中から抱きしめたテギョンは、喉奥で笑って肩に顎を乗せた。
「ぽわーんとしてて、普段のお前に近い」
「普段・・・というか・・・私・・・ですもの」
首を竦めるミニョを胸に閉じ込めたテギョンはクスクス笑っている。
「素嬪(すっぴん)に近いメイクしかしなかっただろう!?」
「それは、だって、ジョンアssiが・・・イメージ・・・」
映像を面映ゆそうに見るミニョの頬をテギョンの指が滑り、唇が触れ合った瞬間ふたりは目を見開いて固まった。
「だーかーらー、オンマじゃーだーめーなーのー!」
駆け出し、廊下に目を向け顔を見合わせて大きな溜息を吐くテギョンを引っ張るミニョを先頭にふたつ隣の部屋を覗いている。
「オンマこのまんまだもんっ!コ・ミニョだもんっ!ファン・テギョンとコ・ミニョが一緒に居たら僕一発でファン・テギョンの子供って言われちゃうんだもんっ!」
モニターを見ながらテレビに向かうリンは、ソファの上で飛び跳ねている。
「アッパとオンマの子供でしょう」
ミニョを見止め背凭れに顔を覗かせたリンは、カーテンを見つめた。
「違っうのー!アッパは、シヌヒョンだもんっ!オンマはミナムなのー」
にーっと笑うリンに首を傾げたミニョを横目にテギョンがカーテンを開けている。
「こんなもんでどうだ!?」
「好いんじゃね!それより俺どう!?ミニョに見える!?」
シヌとミナムが腕を組んで歩きながら大きな姿見に向かって見栄えを確認した。
「ミニョに見えたらだめだろう・・・俺テギョンに雰囲気似せたら怒られたぞ」
帽子を外して手近なラックに掛けたシヌは、ミナムのスカートを捲り、衣装ラックに腕を伸ばしている。
「ユンギssiんとこみたいな雰囲気の夫婦ってリクエストだもんなぁ・・・」
「ちょっと金持ちそうなのは許せるが、もろ業界的な親はいらないって事だよな」
「難しいにも程があるぜ・・・俺、素の出来が良いのに・・・」
「変装が上手いんだから仕方がないな・・・リン連れててバレタの1回だけだろう」
「ああ、それもヘイが来たからバレた!んだ」
シヌに渡されたパステルカラーのスカートを腰に当てたミナムが振り返り、ミニョに手を振っている。
「よぉコ・ミニョ!こんなもんでどうだ!」
「どうだテギョン!?夫婦に見えるか!?」
ミナムの肩を抱いたシヌがテギョンに声をかけた。
「見える・・・けど・・・な・・・親子に見えなきゃ失敗じゃないのか!?」
呆れ顔でふたりを見たテギョンもミニョの肩を抱いている。
「親子に見えるだろう!?リン、髪、切るんだろう!?」
「うん!アッパと同じにするー」
「ふっ・・・ん・・・俺と同じね・・・前髪落してから若く見られるんだよな」
サラリと揺らした前髪に触れたテギョンを斜めに見たミニョが、ソファに手を掛けた。
「同じにしたらファン・テギョンじゃないですかー」
リンと視線を合わせたミニョは、首を傾げている。
「違っうもーん!アッパはアッパでもこっちのアッパじゃないもーん」
ミニョを見つめ、後方にビシッと指を向けたリンはテギョンのポケットに腕を伸ばした。
「な、に、こ、れ・・・」
携帯を取り出しミニョに見せつけている。
「ハラボジがくれたー!一枚しかないからって転送してくれたのー」
「うっわわー、うっそ、ヒョンじゃねーだろ・・・」
「リンみたいに可っ愛いなぁ・・・本当にテギョンか!?」
テギョンの子供時代の写真に瞳を輝かせたミニョが、携帯を握り締めた。
「ふっ、ん・・・入学式の後でアボジに無理やり撮らされたんだ」
「アボニムもお若くて素敵ですねー、今のオッパより渋っ」
「親子なんだからいずれも似て来るっ、ったく、それを見ての思い付きだろうに・・・」
じっとり睨め付けるテギョンにミナムが首を振っている。
「知らねーよ、だって、俺、今回は何もしてねーもん」
鬘を外したミナムをテギョンがきょとんと見つめリンに視線を向けた。
「ミナムじゃないのー!だって、ハラボジが言ったんだもーん」
楽しそうなリンの笑い声にカレンダーを見て考え込んだテギョンは、フッと鼻で笑って、シヌと目を合わせている。
「そういうことか!?」
「そういうことだろう」
「チッ、お前、解ってて付き合っているんだな・・・」
「何のことだ!?俺は、主演ドラマを楽しんでただけ」
「じゃぁ俺は、ヒロインな!」
ミナムがシヌに抱き付いた。
「ジェルミも行きたがっていたけど長期ロケ中だし・・・」
「ヒョン達も変装したら親戚ぐらいにはなれるんじゃね!?」
「ふざけんなっ!ったく、アボジもっ何を今更っ・・・」
「気になさっていたからじゃぁありませんか!?」
「アボジに子供がいるのなんか当時から周知の事実だ!大体オモニは、本人にしつこく口止めされてたからな・・・アボジに言われる迄も無く、両親の事は口にしては駄目なんだと子供ながらに思っていたさ・・・」
「リンの進学祝いにアボニム達も帰国されるって仰ってましたね・・・」
「一緒に写真撮るんだよー」
ミニョにひっついたリンをテギョンが抱き上げている。
「だーかーらー、当日に学校の前で皆で撮りましょうよー」
「シロっ!」
ムッとした顔でテギョンを睨むリンは睨み返された。
「オンマがミナムみたいにしてくれたら好いのー!あ、あと、アッパも変装して!」
「そんな必要あるかっ!写真撮りたいなら前日の早朝にでも行けば良いんだ」
「あ、そか・・・写真だけ撮って来れば良いのですね」
「式に行きたいなら変装は必須だ!それとお前達、今日が何の日か知っているのか!?」
テギョンの伸ばされた腕の時計を見たミニョが首を傾げている。
「はぃっ!?」
「エイプリルフールデ―だよー!」
カチッと刻まれた秒針を見つめながら大きく開いた口を抑えたミニョは、ニヤリと片頬あげる親子を見回し、笑っているシヌとミナムを見つめ一体誰がどんな嘘を吐いているのかを考えていたとある一日の終わりと始まりだった。




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あんにょんo(^▽^)oご無沙汰。
お邪魔虫は、ファン家の鉄則・・・どこが嘘でどこが本気・・・!?
ま、脳内解釈( ´艸`)

さて、「春は、出会いと別れの季節」
年度明けで、出会いもあれば、年度明けないと辞令のひとつも開封出来なくて(^^ゞ
親の転勤に引きずられる子供といえば、5月にいきなり転校してったりして来たりな同級生って意外と多かったなぁなどそんな事を考えた今日この頃c(゚()゚*)ノ
韓国の入学式は3月なので、厳密にはこの話には時間のずれが生じておりますが、日本式で許してねん(笑)
略して使用しがちな日本語⇨April foolは、騙された「人」を表す言葉よん。
4月1日の謂れは色々あるけれど、日本だとインドの仏典引き摺ってる謂れが最もそれっぽいと思うのは、やっぱり、年度明けだから(笑)煩悩失くすための悟りの修行は、春分から3月末まで行われ、でもそうなかなか、修行の成果は得られない(迷いがある)から4月1日になった途端揶揄われるというそんなお話とかけてみたo(^▽^)。
ファン家妄想まだまたどこかへ続く.............................タブン。
最後まで読んで頂いてありがとうございました(^-^)

『悪女』仕様画(笑)忘れてないし微々っと更新中でし(´∀`*)ウフフ
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