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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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月と星の交差点─secondstage─Until dance the waltz──(46)

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ミニョと呼んだシヌに3人もドアに目を向けた。

お邪魔ですかと遠慮がちにお盆を抱えて入って来たミニョは、テーブルにパウンドケーキとティーセットとフルーツを置いてジェルミの横に座った。

『皆さんこちらにいらしたのですね!モッタ夫人からおやつを頂いたのです!食べませんか』

切り分けられた山盛りのフルーツの乗った皿をテーブルに置いたミニョは、ミナムを呼んだ。

『オッパ!いつの間にデザートなんてお願いしていたのですかぁ』

『ああ、出発前にヌナに電話したんだ。ここのシェフ、ヌナが何年も通って引き抜いて来たって聞い

てたからさぁ。デザートもそりゃぁ、旨いって聞かされたんだ』

フルーツよりもホールケーキに目が釘付けのミナムは、ジェルミを押し退けてミニョの横に座りナイフを取り出した。

『うはー、マジで美味そう!1.2.3・・・5等分か!?』

頭数を数えるミナムにテギョンは首を振り、シヌもカップを並べながら首を振っていた。

『3頭分で良いのか!じゃぁ、俺、一番大きいの貰うぞー』

『4等分ですっ』

ナイフを乗せたミナムの手首をミニョが掴んだ。

『オッパは食べ過ぎですっ!アン社長にオッパの管理をしろって言われたんですよー』

『はぇっ!?何だっそれっ』

十字にナイフを入れるミニョは、それでもミナムが指差した箇所を皿に乗せ、ジェルミの顔を覗き込んで選択されたケーキを渡し、ナイフに付いた粉砂糖を指先で掬って舐め、ミナムに睨まれた。

『オッパは、食事の管理がテキトー過ぎるそうですよーバクバク食べるのは良いけど太ったって・・・運動もしてるみたいですけどそれでも、あと2キロは落とさないとダメだって言ってましたよー』

『なっ、なんだよっ、そんなの俺に直接言えば・・・』

ミニョが舐めるナイフの粉砂糖を要求したミナムは、差し出された指を舐め、黙しながら注目していたテギョンの片目が奇妙に釣り上がった。

『オッパに言ったけど聞いてなさそうだって!ライブで落ちるとか言ったのでしょう・・・お酒も飲み過ぎですし、食事でも管理してくれないかって言われ』

同じ様に見ていたシヌも眉間を寄せかけたが、ミニョの手を引っ張って指先を拭い始めた。

『なっ、何だよっミニョ、お前、俺の専属マネージャーにでもなるのかぁ!?』

『そ・・・うーん・・・そんな事出来るのでしょうか!?雇ってくれますかね!?』

『社長なら俺が口利いてやっても良いけど・・・でも、めちゃくちゃ大変だと思うぞ、俺のスケジュールだけ見てれば良いってもんでもないからなぁ・・・交渉とか・・・出来ないだろう・・・』

シヌから淹れたてのお茶を受け取ったテギョンは、ミニョと視線を合わせたが、カップに顔を埋める様に湯を啜って何も言わず、テギョンの言葉を待つように上目だったミニョは、少し膨れて俯いた。

『ああ、なら、俺が直接お前を雇えば良いのか!俺の身の回りだけで良いんだろう・・・事務所じゃなくても俺がお前に小遣いやれば良いんだもんな』

『却下』

『なんでヒョンが反対するんだよー俺とミニョの問題だぞー』

ミナムを睨むテギョンは、目力で契約について語っていた。

『お前のスケジュールに振り回されるなんてごめんだ』

『だーかーら、俺とミニョのー』

睨み返すミナムもミニョ次第と過日の答えを目で語り、テギョンは面白くなさそうに顔を逸らした。

『俺も反対だー、これ以上ミニョと遊べなくなるの嫌だー』

『お前は、仕事が増えるのが嫌なんだろう。ドラマの仕事を断わられたって社長が嘆いてたぞ。まだまだ選べる立場じゃないんだから受けてやれ。それと、ミニョの家政婦の仕事は、事務所から給料貰えるように俺が社長に話をした』

ケーキを頬張った顔でシヌを見たミニョは、驚きながら礼を言おうとして顎を持たれ、ミナムによって口を閉ざされていた。

『微々たるものだろうけどね』

『今回の同行も社長から手当が出てる筈だぞ・・・旅費は全部事務所持ちだろう』

『あ、はいっ、何か沢山の書類にサインをしましたよ』

お茶を飲み干したテギョンが、ミニョにお替わりを要求しようと前に歩み出て来た時、シャッター音が連続で響いたのだった。