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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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御伽噺────花は盛りの月は隈(くま)30────

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

『やはり・・・お前達がそうなのか・・・』
連れだって、玉座の前に立ったテギョンとミニョを見るや否や、人払いをしたジェヒョンは、墓地が見える窓辺で背を向けていた。
どういうことだと不可思議な表情のテギョンは、ミニョと見合わせた顔を傾げ、首を振るミニョも不思議な顔をした。
『ファン家の再興は祖先よりの夢だ・・・けれど、それは、既に叶い・・・男は、女を待っている・・・』
独り言の様に呟かれる言葉を辛うじて聞きながら、ミニョともう一度顔を見合わせたテギョンは、ジェヒョンを呼んだ。
『・・・・・・この城に古くから伝わる伝承・・・といっても何も残っていないんだからただの御伽話・・・私も・・・そう思っていた・・・』
『王よ・・・報告を・・・』
させて頂きたいと言ったテギョンにジェヒョンが聞こうとこちらを向いた。
その顔に未だ怪訝な顔のテギョンは、ミニョを見つめるジェヒョンの苦しそうな表情に隣を見下ろした。
『ミ、ニョ・・・お前も・・・下がってろ・・・』
『へっ!?』
テギョンの手をしっかり握って隣に立っていたミニョは、きょとんと見返した。
『お前と俺の事情は、また今度だ・・・どうやら俺は、王とじっくり話さなければならない様だ・・・』
『はふぇ!?』
ミニョの衣服から僅かに覗く赤い痕を指で辿ったテギョンは、ミニョが握る手を外しながらジェヒョンに向き直った。
『・・・墓の扉が開けられた・・・誰かが開けたんだ・・・俺の他に開けられるとしたらミニョしかない筈の扉だ・・・・・・・・・・・・開けたのはっ・・・貴方か・・・』
冷静な声音が徐々に怒気を孕んでいった。
その勢いにテギョンを見つめジェヒョンを見たミニョは、下がれと目でいなされ軽く裾を摘んで頭を下げた。
『どこから・・・』
どこから話そうかとジェヒョンとテギョンが並ぶ気配を感じ、振り返りたいのに振り返れないミニョは、そのまま部屋を出て行き、扉が完全に閉まるのを見たテギョンは、ジェヒョンに何を知っているのかと聞いた。

★★★★★☆☆☆★★★★★

『なに!?なに!?アッパってば何を知ってる・・・の!?』
部屋から出たもののその場に立ち尽くしたミニョは、今出て来たばかりの扉を見つめると横歩きで近づいて、耳を当てた。
誰が見てもはしたないその姿に眉間を寄せたミニョは、床にしゃがみこみ這い蹲って、かろうじて聞こえてくる会話に息を呑んで驚いていて、やがてやってきたミナムに大声をあげられて慌ててその場から逃げ出していたのだった。


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