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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Spring cleaning(スプリング・クリーニング)!?(三)




お遊びお遊び・・・第三弾・・・第一弾の続きっぽい様なぽくないような・・・( ̄▽+ ̄*)期待は・・・・・・

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★



玄関を開けたテギョンは、リビングに仄かに灯る明かりと声に2人がまだ起きている事を確信したが、腕時計に視線を落とすと帰宅を告げる事もせず廊下を歩き出した。
撮影が押した為、事務所で仕事をすることも考えたが、旧正月前にミニョが大掃除をしたいと言っていた事を思い出して、朝帰るよりも今夜のうちに帰る方がミニョの助けになるかもと終ってすぐに連絡を入れていた。
待ってますねとミニョが言い、その向こう側からリンが僕もと言ったが、遅い時間であまり期待もせずいたテギョンには、何処か心弛ぶ帰宅だった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「ね、オンマ!アッパが帰ってきたよ」
着替えてからずっとテギョンの帰宅を待ちわびていたリンは、リビングから庭を眺めては、車のエンジン音を聞いていてカーテンを捲りあげてはソワソワしていた。
「どうやって驚かそうかなぁ」
リンが、ソファによじ登ると仰向けに寝転がって着ぐるみパジャマのフードを深く被り直している。
「ね、こうしたら見えない」
頭に半分くらい被っていたテジトッキの顔の部分を目元まで下げて耳を引っ張ってみせた。
「ね、テジトッキでしょ!」
「そうですね、眠っているテジトッキですね」
ミニョは、クスッと笑うとオンマはどうしましょうと言った。
「ここに座って」
リンが、指を差したのは、ソファの前の床で、ミニョはそこに座った。
「ここでいいのですか!?」
「うん!フードも被ってね」
リンが、嬉しそうにミニョの背中越しに声を掛けた。
「テジトッキみたいに動いちゃダメだよ」
「ふふ、良いですよ・・」
クスクス笑ったミニョは、リンのテジトッキモドキを膝に抱えてフードを深く被り、俯いてテギョンが来るのを待っているのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

リビングの扉の前のテギョンは、途中から声が聞こえなくなったことに首を傾げたが、ダイニング側にいると廊下に響く程では無い為そちらに移動をしたのかぐらいに思いながら扉を押しやった。
仄かに灯る明かりの中に目に飛び込む白い塊。
微動だにしないそれが人だという認識はあるようだが、首を曲げて、固まって動かない。
暫く、そうしていたが、口角をあげると、リンかと小さく呟いて近寄ってきた。
見下ろすソファに目が大きく見開かれたが、顎に手を当てると指先で顎をなぞり、唇へ移動させ更にそこに触れている。
次第にあがっていく口角に笑みを刻むが黙ったままで、ミニョが、僅かにテジトッキモドキをギュッと抱きしめ直してリンも狸寝入りに疲れてきたのか僅かに手を動かした。
3人で黙ったまま、我慢比べのような時が過ぎていた。
ジーッと見入っていたテギョンが、不意にミニョの隣に座り込んだ。
「良く出来てるな」
ミニョの頭を覗き込んでその耳を引っ張ると、耐えられなくなったミニョが、笑って身体を揺らした。
「こっちの方が、可愛いけどな」
そう言ったテギョンは、行き成りミニョのフードの中に冷たい手を差し込み、その唇にキスをした。
冷たさに驚く間もないミニョの瞼が動いてすぐ、受け入れた。
フードの中から瞳だけ動かしてテギョンの反応を見ていたリンは、ガバっと起き上がると、アッパーと大きな声を出した。
「何してるのさ!」
「お前達こそ何をしているんだ!?」
シレッとテギョンが、ミニョから離れ頬に触れながらそっとミニョのフードを外している。
「テジトッキごっこか!?」
「ちがーう!アッパを驚かせようと思ったのにー」
「パボだな!?お前!?」
テギョンは、ニヤニヤしてリンを見ている。
「何だよー」
唇を尖らせるリンは、不満顔でテギョンを見つめている。
「良いもの見せてやるぞ」
そんなリンの表情にニヤッと笑ったテギョンは、携帯を取り出し保存してある写真をリンに見せた。
「ほら」
「えっ!?やだー!何これー!!!」
驚いたリンは、テギョンの携帯を取り上げると握った両手を前に出してジッと見つめている。
「色違いで4つ作ったらしいけどな・・・結局1つ増えて、5着になったそうだ」
テギョンは、隣でぬいぐるみを抱いて向きを変えたミニョの肩を抱いている。
「聞いてないよー!!」
「ミナムが、高くついたと嘆いてたぞ」
クスクス笑っているテギョンは、肩から腕を降ろすとミニョの背中のフードを持ち上げて、その作りを確認しているのか、うさぎの顔の部分を引っ張って覗き込んでいる。
「俺のは、プレゼントの山から拾ったものだけど、あいつには、お安くない買い物だったな」
「ええー!!!」
益々不満そうに唇を尖らせたリンは、腕を組んで怒りを露にしているが、その姿は、テジトッキの着ぐるみなので座した大きなぬいぐるみが可愛く座っている様にしか見えない。
「なんですか!?」
ミニョが、テギョンの方を向いて訊ねるとああと返事をしたテギョンが、リンから携帯を受け取ってその画面を見せた。
「まぁ、可愛い!」
「あいつもそれなりに見えるだろ」
テギョンがあいつと指摘したユ・ヘイが、着ぐるみを着た双子を抱いてそこに写っている。
「オンニのは、黒なのですね」
黒のうさぎの着ぐるみを着ているヘイも写っていて、ヘイ好みか少しキラキラした装飾が多い。
「ミナムの趣味らしい」
「ついでに・・・」
ついでにと言ったテギョンは、ミニョの太腿に触れた。
「パジ(長ズボン)じゃなかったらしいけどな」
さわさわとそこに触れるテギョンにミニョが、驚いた顔でその手を叩いている。
「アッパ!何をするのです!?」
「いや、俺も知ってたら、そっちが良かったな」
痛いなと片目を閉じたテギョンが、ミニョを見て笑っている。
「何のことです!!」
ぷうっと頬を膨らませたミニョにははっと声を出して可笑しそうに笑ったテギョンは、また肩を抱いた。
「とにかく、お前の作戦は、失敗って事だな」
視線よりも高い位置にいるリンにそう言った。
「うー!!悔しいー!!」
「ははっ・・・ミナムが持ってきたのは年明けすぐだろ!?写真を送ってきたのもその頃だぞ!珍しく俺に礼を言うから、その意味を聞いたんだ」
それによると家に帰れなかったミナムは、写真を持って帰りヘイと相談して、ヘイのスタイリストに作ってくれるように頼んだ。
ウォンの機嫌もすぐに直ったので、クリスマスはちゃんとサンタが来たけれど、新年早々に出来上がってきたそれを着せスヨンとウォンを連れて仕事に行ったヘイが自分も着ると言ったら、余にイメージと違うのでプロデューサーが面白がって、新たなジャンルの仕事を与えてくれた。
「そうだったのですか!」
ミニョが、クスッと笑ってリンを見るとダメでしたねと言った。
「テジトッキも役に立つ時があるんだな」
テギョンが、ミニョを見てそう言うと首を傾げたミニョは、上目遣いで考える仕種をしてからどういうことですと聞いた。
「間抜けなうさぎも生意気なうさぎもどっちもお前って事だろ!」
耳元でミニョに囁くテギョンは、幸せを運んでくれるのがテジトッキだと言ったが、ミニョは全部を聞く前に顔を赤くした。
「オッパ!!」
「ヒョンじゃないのか!?」
「ヒョンでもどっちでも良いです!!」
「その格好なら、ヒョンの方が良いなぁ」
ポカポカテギョンの身体を叩き、それに笑って応えるテギョンにきょとんとしたリンが聞いた。
「何のことー!?何で、オンマがヒョンって言うのー!?」
倒れそうになりながらミニョの行動を受け入れていたテギョンが、その腕を掴むと、ああとミニョと顔を見合わせてリンを見た。
「お前には、まだ教えてないな」
「テジトッキを作った頃の事ですからね」
ミニョとテギョンは、顔を見合わせてクスクス笑っている。
「なーにー教えてー」
「どうしますか!?」
「そうだな!?」
テギョンは、考え込んだが、ニィと口角をあげるとまだダメだなと言った。
「どうしてー!!」
「秘密を守れる年になったら教えてやる!」
その言葉にリンは首を曲げた。
「まだ、もう少し、この秘密は公に出来ないからな」
真面目な顔になったテギョンがそう言った。
「そうですね・・・」
ミニョもコクンと頷いている。
「わかんないよー」
トンとソファを降りて来たリンが、ミニョの腕の中に納まった。
「テジトッキには、秘密があるんだよ!」
2人にしか判らない秘密だと呟いたテギョンにミニョが微笑み、リンがフードを直しているのを見ていたテギョンは、ミニョに向かって顎をあげた。
「お前も被れよ!」
そう言ったテギョンが携帯を持ち上げたので、笑顔のミニョもフードを被っている。
「コレで良いですか!?」
リンの腰に手を回して、その膝にリンのモドキを抱かせたミニョは、笑ってとリンに言った。
「ああ、家の方が断然可愛いな」
そう言いながら写真を撮ったテギョンは、すぐにそれを送信している。
「オッパに感謝しなくては!」
「ああ、そうだな・・・」
「コ・ミナムのテジトッキだからな」
「オッパ・・・」
ミニョは、ミナムの代わりをしていた頃を思い出して赤くなるが、未だに不思議な顔をしているリンは、教えてよと言って振り返る。
「秘密を守れる年になったら教えてあげます」
ミニョもそう言うと不満そうに唇を尖らせたリンが、2人を交互に見ている。
「そのときになったら絶対教えてくれる!?」
テギョンに向かってそう聞いた。
「ああ」
リンの頭を撫でたテギョンは、必ずと言い、じゃぁ良いと言ったリンに笑顔を向けてそうかと頷いた。
ミニョがミナムと入れ替わってA.N.Jellとして活動していた事がリンに届くのは、まだ、もう少し時間が必要で、2人のテジトッキを見つめて懐かしい思いをしているテギョンには、とても穏やかで、心緩やかな夜の出来事だった。



☆゚・:,。*:..。o○☆




終わり! テギョンが驚くというのもアリかなと思ったけど・・・(^^;)
それを考えてたらリンが引っ張り出せなくなっちゃった・・・ヘタレ(><;)
豚に追いかけられてるシーンと豚鼻をミニョが初めてやったシーンを思い出して、こうなりました(笑)
ご訪問&最後まで読んで頂いてありがとうございました(-^□^-)