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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Spring cleaning(スプリング・クリーニング)!?(一)

タイトルは「大掃除」という意味です。日本は大晦日前。欧米は春先。
国が変われば、文化も違う!アジアも、お正月の時期は色々ですね(^^)
そんな事を考えながら書いた一本(^-^)ノ~~
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
2012年旧正月(^^)/時間軸はちょっと前、こちらをどうぞ(-^□^-)お遊びお遊び💛
このタイトルで3本UPします・・・それぞれ単発としてお楽しみ下さい(^^)/
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



「カレンダーは、二つでしょ!? 陰暦と陽暦」
「うん」
「韓国は陰暦も使うでしょ!でもね、世界は陽暦だけの国が多いのよ!1月1日には、新しい年を祝うでしょ」
「うん!でもお休みじゃないよ」
「そうね・・・でも1月23日からお休みでしょ」
「あっ、そうか!お正月!」
「そうよ!お正月!」
リンとミニョが、テーブルに拡げたカレンダーを見つめて、今日の予定について話しをしている。
「ね!だから、今のうちにしないと」
「わかったー!」
大きく手を揚げたリンは、ミニョに向かってにっこり笑い頑張るーとピアノに向かった。
「必要なものは、ちゃんと分けてねー」
「はーい」
リンの元気な返事に笑顔を浮かべたミニョは、さーと気合を入れて膝に手を乗せ立ち上がると廊下に歩いていった。
「クリスマスに大分処分したんですけどね」
溜息混じりに呟きながら、物置になっているクローゼットの扉を開けた。
「何故すぐ増えるのですかね」
腰に手を当てて首を傾げている。
そこには、当然の如く、玩具やぬいぐるみ、まだ開けられていないラッピングの箱など大小様々な物がうず高く積まれている。
「コレって、NewYEARのせいですか!?」
益々傾げた首に手を当てて考え込んでいる。
今年も年が明けて早々に届けられたプレゼントの数々は、ミニョが息を呑むほどの量を持ってミナム達が運んできた。
「オッパの家だって広くなったんだから、そっちに置けばいいのに」
ミナムとヘイも子供とヘイの両親と住めるようにと広い家に引越しを決め、既にそちらに移っている為、荷物が増えても困らないだけの敷地がある。
「何で、全部、こっちなのですかね」
「スヨンとウォンが、喧嘩するんだってー」
いつの間にやってきたのか、考え込むミニョを見上げて笑顔のリンが、クローゼットに入った。
「オンマー!僕の欲しいの貰って良いー!?」
スタスタ歩いていってしまうリンは、ぬいぐるみの山を掻き分けて奥へ向かっている。
「ええ、それは、構いませんけど・・・」
そういえばとミニョは、少し上を見上げた。
「前の時は、テジトッキを作っていただいたんでしたね」
その掃除の時にいらないと判断したものを全てクリスマスのプレゼントとして孤児院の子供たちに配ったミニョは、次のボランティアの事を考えて笑顔になった。
「子供たちが喜ぶ顔の為ですね!頑張りましょ!」
腕をまくって、そう呟くとリンの後を追って中に入った。
「うわっ・・・凄い増えてますね」
「オンマー!うさぎと豚は僕に頂戴ー」
相変わらず、テジトッキモドキを気に入っているリンは、テギョンに他にも作ってくれと言っているのだが、素材が無いと突っぱねられた様で、時々それを抱いては、アッパのパボと言っていて、その度にミニョがクスクス笑っている。
「構いませんけど・・・ピアノは終ったのですか!?」
ミニョが、箱を降ろしながらリンに聞いた。
「終ったー、お掃除するほどじゃなかったもん」
いつもやってるーと言ったリンは、奥に積まれたぬいぐるみを放り投げては、うさぎと豚を探しているようだ。
「まぁ、そうですけど・・・コホッ・・・」
ミニョが、僅かな埃で咳き込んでいる。
「オンマーちゃんとスカーフ巻かないとダメだよー」
リンが、ミニョの方を向いてニヤッと笑うと、自身の首に巻いていたスカーフをコレッと言いながら口に当てている。
「いつの間に用意したのですか!?」
ミニョが、まるでテギョンの様に用意周到なリンを驚いた顔で見つめた。
「アッパがねー埃はダメだ!って言ってたー」
「ああ」
ミニョは、納得したような顔をして、クスクス笑い出す。
「アッパとお掃除したのですか!?」
次々と取り出す箱を廊下に出しては、中に戻るを繰り返すミニョは、備え付けの棚を空にしていた。
「うん!事務所で車のお掃除したよー」
「そうですか」
ミニョは、リンの声を聞きながら返事をした。
「アッパは、綺麗好きですからね」
「潔癖症って言うんだってー」
「そうですね」
棚から全ての箱を下ろしたミニョは、廊下に置いてあったバケツから雑巾を持ち上げた。
「何がダメなの!?」
リンの不思議そうな声が奥から聞こえた。
「さぁ、それは、アッパに聞いてみないとわかりません」
棚を一つ一つ拭きながらミニョが答えたが、リンが奥との境目にある柱に手を掛けてミニョを見ていた。
「ミナムが、めんどくさいぞ!って言ってたよ!オンマもそう思うー!?」
「さぁ・・・それは・・・」
リンの質問は、ミニョも教えて欲しい事のひとつで、長年一緒にいても未だに謎の一つだ。
「何が、ダメなのでしょうね」
テギョンの行動を考えれば、汚いものや、不潔なものは、勿論だが、人に触れる事、それさえも嫌がっていて、それは、今もあまり変わらない。
けれど、ミニョには、それが殆ど無いので、何がダメなのか聞かれても答えられる訳も無い。
初めてキスをしたのもテギョンで、それを思い出す度、ミニョの頬は赤く染まってしまう。
「ああーもう、リン、それは良いです!早くお片づけしてください!」
気恥ずかしさに膨れたミニョが、リンに言った。
熱くなる首元に手を当てて、掃除を続けている。
「あったー!!」
突然、リンの嬉しそうな声が響いた。
「わーい!見つけたー」
リンは、自分の身体より少し大きめの正方形の箱を見つけるとそれを両手で抱えてミニョに近づいてきた。
「なんですか!?」
ミニョが不思議な顔をしてリンを見ている。
「ミナムのプレゼントー!」
「オッパの!?」
「うん!送った筈だから捜せって言われたのー」
「どうして!?」
「クリスマスにオンマがボランティア行くって言ったら、年が明けたら送ってやるって言ってたよー」
にこにこしながらその箱を抱えるリンは、もう用事は済んだと言わんばかりの笑顔でミニョを見ている。
「お手伝いしてくれるんじゃないのですか!?」
ミニョは、リンを見下ろしながらそう言った。
「だって、僕じゃアレは持てないもん!」
リンは、にっこり笑ってミニョが運び出した箱を指差している。
確かに、今抱えている箱よりは遥に大きいものばかりで、小さなリンには、少し無理がある様な大きさばかりだ。
「上手く逃げられましたね」
ミニョは、クスッと笑って、良いですよと言った。
「地下のお掃除はアッパが居ないと出来ないですから、またお手伝いしてくださいね」
リンに向かってそう言うと、じゃぁ、どうぞと通路を空けた。
「うん!ありがと、オンマー」
箱を持って嬉しそうに廊下に出たリンだが、立ち止まって振り返るとオンマとミニョを呼んだ。
「なんですか!?」
「シャワー浴びていい!?」
「へっ!?」
ミニョが、不思議な顔をする。
「いい!?」
首を傾げたリンは、もう一度ミニョに聞いた。
「そ・・・れは構いませんけど・・・」
ミニョの首が曲がっている。
一緒に首を曲げたリンは、何かを思いついた様にいいやーと笑顔になった。
「やっぱり、オンマのお掃除が終るの待ってるー」
思い直したようにそう言ったので、ミニョは、きょとんとしながらもそうですかと言った。
「じゃぁ、少しだけ待っててください!すぐに終りますからね」
リンが何を考えているのか、それ以上聞かないミニョは、棚の掃除に戻り、リンも心得たもので、はーいと返事だけして、リビングに戻っていった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

小一時間程、クローゼットで動き回っていたミニョは、廊下に出してあった箱を元に戻し、次のボランティアの時に持っていくものを入り口近くにまとめてしまうとクローゼットを一通り見回して、掃除を終え、廊下に出ると、リンの楽しそうなピアノの音が響いていた。
「ふふ、新曲」
ミニョは、嬉しそうにそれを口ずさみながらリビングに向かって行った。
「リン!終りましたよ」
リビングの扉を開けると、リンが振り返って、ピアノを止めた。
「わーい!おふろー!」
笑顔で手を上げ椅子を降りて来るリンにダイニングに向かったミニョは、何があるのと聞いた。
「あのねーミナムがテジトッキくれたのー」
「テジトッキ!?」
「うん!アッパのより凄いのー」
にこにこしながらミニョの後をついて来たリンは、冷蔵庫を開けたミニョにジュースを頂戴と言った。
「今、あげますね」
冷蔵庫からジュースを取り出してグラスに注いだミニョは、リンにそれを差し出し、自身の分もグラスに注いだ。
「オッパが、テジトッキを作ったのですか!?」
「違うよ!スタイリストさんに頼んだのー」
「それは、リンがお願いしたのですか!?」
「違うよーウォンが欲しがったから、ついでなの」
照れたように笑うリンは、少し上目遣いでミニョを見ている。
「もー!オッパも本当にリンに甘いですねー」
ミナムが甥っ子に強請られると弱いという事を言いたいミニョは、グラスに口をつけながら、リンにダメですと少しだけ膨れてみせる。
「アッパ程じゃないから良いんだもん!」
「リン!!」
ミニョは、嗜めるように少しだけ強い口調になった。
「オンマも僕に甘いもーん!」
「甘くない方がいいですか!?」
悪戯な顔をリンに向けてみせる。
「やだー!」
それでも、クスクス笑ったリンが否定した。
「ふふ、今の所はね」
ミニョも笑顔になると大丈夫ですと言っている。
「で、何を貰ったのですか!?」
リビングのテーブルにリンが空けた箱が置いてある。
「見たい!?」
グラスを空にしたリンはご馳走様と言ってミニョにグラスを渡し、ワクワクした顔でミニョを見ている。
「見せてくれないのですか!?」
それを受け取ったミニョは自身のグラスもシンクに入れて、水を出した。
「オンマの分もあるよ」
「わたしの!?」
「うん!」
ミニョの手を引いたリンは、リビングに戻り、開いた箱を覗き込んだミニョは、驚いた顔でリンを見ている。
「コレを貰ったのですか!?」
「うん!ね、アッパ驚くかな!?」
「そうですね・・・・・・ん、コレ着て、お迎えしましょうか!?」
少し考え込んだミニョは、リンがお風呂と言った理由にも納得していた。
「やったー!コレでお迎えするー」
そう言って、顔を見合わせたふたりは、早速お風呂に入ると、ミナムがくれたパジャマに着替えたのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「ピッタリですね」
「オンマ可愛いー」
「リンも可愛いですねー」
リビングにうさぎが2匹。
頭に被ったうさぎの顔に豚の鼻がついている。
「このパジャマは、素敵ですね」
袖を伸ばして頭に乗せられたうさぎの耳を引っ張っている。
「そうでしょー!」
リンが、嬉しそうにミニョの膝に乗ると、抱き合ううさぎの親子が出来上がった。
「アッパ早く帰ってこないかなぁ!?」
「見せたいですねー」
そんな会話をしながら、テギョンが帰ってくるのをテジトッキの着ぐるみを着て待っていた大掃除の夜だった。