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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Humpty Angels(ハンプティ・エンジェル)!?

不機嫌な天使


このお話は、『プラクティス・インストゥルメント!?』の続編的に書いてたお話です(-^□^-)
・・・A.N.Jellを巻き込んで、リンが既に仕事をしている前提♡
楽しんで頂けたら嬉しいです✌


★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「な・・・んだよ・・・あれ」
「判らないけど・・・ずっーーーーーと、ああだよ」
「どっちも同じ顔・・・してて・・・面白いけどな・・・」
「う・・・ん・・・けど、かなり機嫌悪いのは・・・確かだよ」
顔を突き合わせてテーブルに突っ伏したミナムとジェルミが、眼前に立てて拡げた雑誌の隙間から撮影を見つめ、時折、本を横にずらしては陰に隠れ、ああでもない、こうでもないとヒソヒソ話をしていた。
白い布地の上に置かれた革張りのソファに腰を落ち着かせているテギョンは、肘掛に腕を乗せて、時折、頬に手を添えたり、顔の角度を変えてカメラを睨みつけていて、その膝の上、テギョンの上に座って腕を組んでいるリンは、背筋を伸ばして唇を尖らせると、同じ様に右を見たり、左を見たり、上げる顎の角度がテギョンそっくりな仕種を見せてカメラを睨んでいた。
「あんなんで良いのか!?」
「さぁ、あの顔で作るのは、まずいと思うけど・・・」
「なんかあるよな」
「うん・・・」
「今朝は!?どうだった!?」
ふたりで思い出すように上目使いになった。
「車から降りて来た時は、もうあんな顔だったよ」
「でもさ、リンの事をちゃんと抱いてたよな」
お互いに指を向けあって目で確認している。
「うん・・・ちゃんと帽子とか直しながら歩いてきた」
「じゃぁ、ふたりの喧嘩じゃないのか!?」
車の中で起きた事じゃないんだなとミナムが言っている。
「家って事!?」
ジェルミが少しだけ大きくなってしまった自分の声を抑えながら聞いた。
「ミニョとヒョンが、何かやったのかな!?」
「ミニョとリンって事もあるかな」
「「なんだ!?(ろ)!?」」
顔を突き合わせているミナムとジェルミは、コソッとまた雑誌の陰から顔を出した。
そこへ、丁度こちらを見ていたテギョンとミナムの目があう。
視線を交わしたままテギョンの目が細めてられた。
「ヤバッ・・・目ぇあっちゃったよー」
逸らせないテギョンの光った様な目にミナムが、助けを求めるようにジェルミの袖を引っ張った。
「ちょ・・・ミナム何するのさ」
「助けろよ・・・雑誌の位置ずらしてくれ」
冷たい空気を感じたのかジェルミがゴクッと息を呑むとそーっと雑誌をそれとなく動かしていく。
ミナムは、その影に隠れ、ジェルミに話しかけた。
「ふーっ!危なかったぜ・・・なーにあんなに怖い顔してるんだろ!?」
「やっぱりミニョじゃないの!?」
それとなく立ち上がってテギョンにまるっきり背中を向けて座り直したジェルミは、小声で話しながらお菓子を手に取った。
「そうかな・・・」
雑誌とジェルミの陰からまだ覗いているミナムは、こちらも目を細めてテギョンを見る。
ウーンと呻りながら2人悩ましい表情をしていた。

☆゚・:,。*:..。o○☆

「次の準備は良いのか!?」
衣装を着替えて戻ってきたシヌが、顔を突き合わせているふたりを見て、聞いた。
「シヌヒョン!」
バッと上半身を起こしたミナムが、立っているシヌに向かって質問を返した。
「ねぇねぇ、あれの原因知ってる!?」
フラッシュの光る現場を見るシヌは、笑顔になっている。
「ああ・・・」
口元だけで笑っていて、あれ使うのかと独り言を呟いた。
「知ってるの!!」
ジェルミが、驚いて口にしたが、大声に慌てて口を両手で押さえ、後ろを気にする素振りをした。
「ああ」
シヌは、ふたりの前に置かれていたペットボトルを手に取ると蓋を開けながら交互に見ている。
「撮影にミニョを連れてくるつもりだったらしいけど」
「えっ!?」
「来てないよね」
左右を見たジェルミが、更にキョロキョロして首を傾げている。
「ああ、ミニョは、2人の撮影ならテギョンもいるし安心だから買い物に行こうと思っていたらしい!バゲンセイル!?」
「ああ、女は好きだな・・・そういうの」
「それで、ヘイと一緒に行こうと計画してたらしいけど」
「はあぁー!?聞いてないぜ」
ミナムがヘイの名に立ち上がりそうな勢いで上を見た。
「ヘイとウォンとスヨンとミニョ!」
面白い組み合わせだろとシヌは、ウィンクしてみせる。
「えっ!?ちょっと待って・・・それで膨れてんの!?」
ジェルミが振り返って撮影を見た。
「そう!」
クスクス笑うシヌは、なんでかなと質問するように言ったが、ジェルミが首を傾げてわからないよと手を上げて見せた。
「ウォンかスヨンがミニョの腕の中!?」
シヌが首を傾げてそう言うとミナムが考えるように顎に手を当てている。
「そりゃ、双子はまだ一人じゃ歩けないけど・・・」
家の中では歩いていても外では一人で歩かせていないとミナムが言った。
「それで、リンと朝から喧嘩したらしいよ」
「はぁ!?」
「双子と一緒だから!?」
「オンマは、僕とどっちが大事なの!!って言われたんだって」
「シヌヒョン・・・どこで聞いたのさ!?」
「うん!?さっき、ミニョから電話が来た」
シヌは、ボトルを煽って笑っている。
「はぁ!?ヘイの奴・・・何も言ってなかったぜ」
ミナムが、何だよと言いながら顔を逸らしたが、ヘイの買い物が不満らしい。
「そりゃ、そうだろ・・・ヘイは、知らないだろうからな」
シヌがミナムの態度に可笑しそうに笑うと、ジェルミが不思議な顔で聞いた。
「ヒョンは!?何で!?」
「テギョンはそれに乗ったらしい」
「リンに!?」
「そう!どっちが大事かってミニョに聞いたそうだ」
シヌはテギョンに視線を移してクスクスしている。
「そんな、判りきった事を・・・」
「呆れるだろ!?」
「呆れるを通り越してるよ・・・」
ミナムがテギョンを見つめてテーブルに肘をついた。
「ほんと・・・当たられるの俺なんだけど・・・」
椅子に手を掛け振り返ったジェルミが、情けない声を出している。
「それで、ふたりであの顔かよ」
「ふふ、もうすぐ撮影終るからな・・・どうするのかな!?」

☆゚・:,。*:..。o○☆

「アッパが悪いんだもん!僕に乗っかるから!」
「乗っかった覚えはない!」
「オンマがあんなに怒るなんて」
「お前のせいだろうが」
「違うもん!絶対アッパが悪い!」
「お前・・・毎回毎回、俺に対して本当にいい度胸してるよな」
「ふん!アッパなんてオンマの前じゃ、ぜーッたい弱いのに!」
「お前だってそうだろう!」
テギョンの膝の上で膨れているリンは、カメラのフラッシュの前でも同じ顔で、そのふくれっ面を可愛いと思っているカメラマンが何も言わないからずっとテギョンとそんな会話を続けていた。
「オンマ・・・居なかったらどうしよう・・・」
朝、一方的にふたりに機嫌を悪くされたミニョは、膨らませた頬で、もう良いですと出かけてしまって、それを呆然と見送ったテギョンとリンは、とりあえず時間が無いとテギョンが言ったので、ミニョを引き止める間もなく仕方無しに撮影に臨んでいた。
「いないわけ無いだろ!これが終ったらすぐに帰るぞ!」
買い物だけならもう既に帰宅している時間だと思っているテギョンも不安そうにリンに言った。
頑固なミニョを怒らせてもそれなりにテギョンの屁理屈でどうにかなってきたのに今朝は何が悪かったのかが全く解らなかった。
「俺が何をしたって言うんだ!?」
ボソッと呟いた声は、リンにはしっかり聞こえていて、ギロッとテギョンを睨みつけている。
アッパと言いかけた口が開いた時、撮影終了の声が掛かった。
「はい!OK!テギョンshi、お疲れ様です!」
リンにもしっかり挨拶してくれるカメラマンは、近づいてくるとその手を握って良いものが撮れたと笑っていた。
「次ー!シヌssiの撮影お願いしまーす」
テギョンと入れ替わりにシヌが、撮影準備に入るとテギョンと視線を交わしてお疲れと言った。
「ああ、俺達はコレで帰らせてもらうから、後を頼むぞ」
リンを床に降ろし、マンネふたりをチラッと見て、そう言うと、クスッと笑ったシヌが、判ったと言った。
「なんだよ」
「いや、早く帰ったほうが良いぞ」
事情を知っているという顔をしているシヌに嫌そうな表情を向けたテギョンは、連絡があったのかと聞いた。
「ああ、さっき、お前の携帯にも連絡したって言ってた」
「そうか」
その会話をテギョンの足元で聞いていたリンは、上を見上げてテギョンを引っ張った。
「素直になれよ」
意味深なシヌに不機嫌を露にするテギョンの唇が尖った。
「ふん!ミニョが素直ならな!」
そんな捨て台詞を吐いたテギョンは、スタスタと出口に向かい、リンは、シヌをチラッと見てアンニョンと言うと手を振ってテギョンを追いかけて行くのだった。

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

横付けされた車のエンジンが止まるよりも先にドアを開けたリンは、灯る明かりに安心したのか、それでも一目散に走って玄関に向かった。
テギョンは、ハンドルに手を掛けたまま家を見ていて、やはりこちらも安堵の表情を浮かべている。
「アッパ!早くあけて!!」
リンが怒った顔でテギョンを呼んでいる。
車から降りたテギョンは、ゆったりした足取りで玄関に向かっていたが、リンが立ち尽くす石畳に立ってチラッと視線を送るとふーっと長い溜息をついて鍵を開けるのではなく呼び鈴を押した。
「アッパ!?開けないの!?」
リンが不思議な顔をしてテギョンを見ている。
ああ、と短い返事を返すテギョンは、ネクタイに手を掛けるとまるでこれから礼を尽くす様にそれを締め直した。
首を曲げているリンは、不思議なものを見るようにテギョンを見つめている。
「少し下がれ」
リンを後ろに追いやると同時にドアが開いて、出てきたミニョにテギョンがいきなり腕を回した。
「!!オッパ・・・」
驚いたミニョが目を白黒させている。
2、3度、瞳を瞬くとテギョンの背中に右腕を回して後ろにいたリンを見た。
「おかえりなさい」
テギョンの身体を支える様に腕を回しているミニョは、リンに向かって笑顔を作っている。
「オンマー怒ってなーい!?」
リンが不安そうに聞いた。
「怒ってませんよ大丈夫です!それより早く入ってください!お土産もあります」
嬉しそうに頷いて笑顔を零したリンは、ミニョとテギョンの横を通り抜け玄関に入って靴を脱ぎ始めた。
「アッパも・・・入ってくれませんか!?」
抱きついてるのか、抱きしめているのか、離れないテギョンにミニョが言った。
「怒ってないのか!?」
「えっ!?」
「俺が・・・悪かっただろ!?」
耳元で、リンには聞こえないように小さな声で囁いている。
ミニョは、テギョンをチラッと見て、瞳を回すとああと頷いた。
「オッパに怒ったわけじゃありません・・・リンがあんな事を言ったのが哀しかったのです」
ミニョも小さな声で囁くとテギョンの体が離れた。
肩を掴んで見つめている。
見上げるミニョは笑顔を向けていた。
「オッパは、何も悪くありません!大丈夫です!」
親指を立てて見せたミニョをテギョンは無表情で見つめている。
「本当か!?」
それでも、何処か不安そうに尋ねるテギョンにミニョが首を傾げた。
「それとも・・・気分を害されましたか!?」
俯いたミニョが、不安そうな顔をしたのでテギョンが驚き違うと言った。
「俺が、リンに乗ったことを怒っているのかと・・・」
恥ずかしそうにテギョンが小さく言うといいえとミニョが答えた。
「リンの事だけです」
「そうか」
「ええ、だから、入ってください」
玄関でそんな会話をしているふたりに家の中から声が掛かった。
「オンマー!早くー!」
リンが、玄関に佇んで見あげている。
「今、行きます」
ミニョは、テギョンにどうぞというとミニョの肩に腕を回したテギョンが、ああ、と扉を閉めた。
廊下に佇んでいたリンにミニョは、ああいうことを言ってはだめですと言い、リンと比べられるものなど無いのですよと言って、その頭に手を置いた。
「リンが、オンマにとって宝物だっていつも言ってるでしょ」
廊下を歩きながらそう言うと、もう言わないと言ったリンに笑顔を零したミニョと微笑むテギョンと3人でリビングに消えていったとある日の出来事だった。

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★


最後まで読んで頂いてありがとうございました(^^)/
三人で、ほんわかほのぼのしてる方がしっくりくるなぁ(うひゃ)ヽ(゜▽、゜)ノ