Translate

Favorite music excerpt 再生リストからchoiceコントロールから音量変更可 不可はページ再読込❦一部字幕ON&設定で日本語約可

loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

Late night presentation(ナイト・プレゼンテーション)!?

エチュードと淡い恋 プレプロローグ
「発表会だと!?」
「ええ」
ネクタイを緩めるテギョンの前に水のボトルとグラスを置いたミニョは、申し訳なさそうに上目遣いの瞳を揺らしながら言った。
「どうして!?」
ソファで、すやすや眠るリンをブランケットごと起こさない様に優しく抱き上げたテギョンは、自身も寛ぐ様に腰を下ろすとポンポンと隣を軽く叩いた。
一瞬、きょとんとしたミニョだが、すぐにテギョンの隣に座って眠っているリンを受け取り、膝に乗せた顔に係る髪を除け頭を撫でた。
「誰に頼まれた!?」
水を移し替えているテギョンは、グラスを持ち上げてゆったり座り直し、口に含みながら聞いた。
リンの背中を撫で、可愛い寝顔に顔を綻ばせるミニョは、唇を結び直してテギョンを見た。
「えっと・・・それは・・・」
口籠って答えるのを躊躇っているミニョにテギョンが、言葉を続けた。
「昼間か!?だったら、事務所か!?」
今朝、テギョンの仕事にくっついて行ったリンを買い物のついでに迎えに行ったミニョは、事務所を訪れていた。
考え込むテギョンは、右手に持ったグラスを握るとハッとした顔でミニョを見た。
「マ・室長か!?」
「は・・・い・・・」
案の定、すぐに気づかれたと片目を瞑ったミニョは、遠慮がちに返事をした。
「お前、また・・・」
土下座でもされたんだろうと呆れるテギョンは、横目で睨んでいる。
「ちっ、違いますよー!今回は、私じゃありませんっ!!」
焦るミニョにテギョンは、訝しげだ。
「そ、の、リンなんですが・・・」
「はぁ!?何でこいつが引き受けるんだ!?」
ミニョの膝で眠るリンを見たテギョンは、左足を引いてソファに乗せ、ミニョへ向きを変えた。
「はぁ、子供向けの新人発掘イベントを企画しているそうですが、そこで、模範演奏をしてくれないかと言われて・・・」
昼間聞いた企画内容を説明するミニョは、テギョンの顔に徐々に顔を顰めている。
「それで、こいつが引き受けると言ったのか!?」
「はい・・・」
尖らせた唇に触れ、考え込んでいるテギョンは、リンを見つめた。
「模範演奏ね・・・」
「ね、オッパは、どう思っているのですか!?」
ミニョの心配そうな顔を見たテギョンは、それを汲む様に見つめ返してそうだなと目を細めた。
「俺の子だという事を抜きにしても・・・こいつ普通の子供じゃないからな・・・」
「やっぱりそう思います!?」
「ああ」
テギョンは、ミニョの膝を抱き抱えて眠るリンの頭を撫でた。
「生意気だし、変に頭も切れる、ミナムの影響が大きいと思うけど、お前みたいな天然じゃないのは確かだし・・・あんな演奏を他の子供の前で演ったら、まずいよなぁ・・・」
「そうですよ!オッパの子供ってだけでも問題なのに!だから、マ・室長にもそう言ったのですが!下手な演奏も出来るでしょうって言われ・・・」
テギョンのジットリした視線に気づいたミニョが途中で言葉を止めた。
「お前、今、聞き捨てならない事を言ったな!」
「えっ!?」
「どういう意味だ!?」
失言は、お互い様だったが、テギョンは気付いて、ミニョは気付かない。
考え込んだミニョが素直に謝っていた。
「まぁ、良い!それは、後で何かして貰う!」
「えっ!?」
鼻先まで顔を近づけて離れて行ったテギョンに真っ赤なミニョは、頬を包み、リンを見下ろしたテギョンは考え込んだ。
「演るなら、練習曲程度だな・・・」
もしもリンが、弾くならと考えているテギョンは、ツッとあげた目線の先のミニョが深呼吸をしているのを見た。
「何してるんだ!?」
横を向いたミニョは、首を振ったが、その首筋を見たテギョンは、ニヤリと笑った。
「え、きゃっ」
首を竦めるミニョの項にテギョンの手が乗っている。
「何を考えたんだ!?」
意地悪な顔で、意地悪く質問をするテギョンにミニョがゆっくり横を向いた。
「な、何も・・・」
上擦った声が、言葉を裏切っていて、追い打ちをかけるテギョンの指が、ミニョの首を少しづつ浸食している。
「何も考えないのにそんなに赤くなるのか!?」
「意地悪です・・・」
「そうか!?」
テギョンは、そっとミニョに身体を近づけるとその首筋に軽く口付けを落とした。
「オオオッパ!!リンが起きてしまいます!!」
首筋を押さえながらミニョがテギョンに小さく抗議して膨れてみせた。
「ふん、大きな声を出すな!とりあえずこの話はリンに直接聞く!!もう明日だな!」
「そうですね」
ミニョは、膝で僅かに身じろいだリンの小さな手を握ると明日ですねと言った。
「じゃぁ、もう、寝ますね!」
ミニョがリンを抱えて立ち上がろうとするとテギョンがその腕を掴んだ。
不思議顔で首を傾げたミニョは、テギョンの顔を見て少し俯いてしまった。
その顎に指が掛かってそっと持ち上げられる。
「リンだけ寝かせて来い!」
テギョンは、そう言って瞳を閉じるとミニョの頬にキスをしたが、その唇が柔らかい唇に重なろうとした時、何かがコツンとテギョンの唇に当たった。
「ダメー!!」
リンがミニョの腕の中でテギョンを睨みつけて見上げている。
「アッパ触っちゃダメ!!」
「なっ!お前いつ起きた!!」
驚いたテギョンがリンを見つめている。
「うんっと・・・練習曲・・・!?」
テギョンが練習曲と言った辺りから起きていたと言うリンは、アレーと考え込むように首を傾けている。
「リン」
ミニョが、リンを優しく呼ぶと、オンマーと言ったリンが、その首に腕を廻して胸に顔を擦り付けながら眠いーと言った。
「ごめんなさいね!起こしてしまったのね」
リンに謝ったミニョは、もう寝ましょうねと言いながら立ち上がった。
「オッパ、先に寝ますね!バスルーム、すぐ使えますからどうぞ!」
にっこりと微笑んでリンを抱きかかえたミニョは、スタスタと寝室へ向かって行った。
残されたテギョンは、呆けたように目を瞬かせた。
「チッ!リンの奴!いつも良いところで邪魔をしやがって・・・」
ブツブツと文句を呟きながら、熱いシャワーを浴びたテギョンは、寝室の扉を開けて更にがっかりとしながら布団を捲り、隣で眠るリンとその向こうのミニョを見つめながら眠りに付いたとある日の出来事だった。