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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Twins of apple head(ツインアップル)!?

ミナムの息子達 スヨンとウォン
 


★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「なっ!?やっぱり、そうだよ」
「うーん・・・そうなのかなぁ・・・そんな風に見える!?」
「見えるって!どう見てもそうだろう!」
コソコソふたつの頭が、植込みの陰から出たり、引っ込んだり、木を掻き分けて駐車場を覗いていた。
「あれは、絶対そうだって!」
「そんなこと無いと思うけどなー」
「そんなことあるの!なんだよウォン!俺の言う事が信じられないのか!?」
「いやー、でもさ、それだけは無いと思うんだよねー」
頭の後ろで手を組んだウォンは、のんびり答えた。
「じゃぁ、あれは、どう説明するんだよ!」
駐車場に立つふたりの男女をスヨンが指差した。
立ち話をしている男女は、時々、男が女の頭に手を置いて、髪を撫でている。
「うーん・・・いつもの事!?」
「えー!そんなことないだろう!いつも、あんなに近くに居ないじゃん!」
「そんなこと言ったって、俺達が見てないだけかもしれないじゃん」
首を傾げるウォンは、スヨンを見ている。
「絶対、絶対、そうだって!」
植込みを掻き分けるスヨンは、まだ、じっと覗いている。
「うーん・・・そんなに気になるなら直接聞いたら良いじゃん!」
「ばっ、そんな事出来るか!」
バッと振り返ったスヨンは、ウォンの前に立ち、腕を組んだ。
「もし、もしもだぞ、本当にそうだったら、叔父さんの顔が・・・」
想像逞しくスヨンは、両手を顔に当て唇を窄めた。
「考えるだけでも恐い!!」
「そーんな事無いから大丈夫だって・・・」
相変わらず頭の後ろで手を組んでいるウォンは、小さな溜息を吐いて、スヨンの腕を掴んだ。
「来いよ!俺が直接聞いてやる!!」
「えっ!?やだ!やだよー」
スヨンに腕を巻きつけ引きずり始めたウォンは、抵抗するスヨンと引き合いになった。
ギャアギャア喚きながら、腕を引っ張りあっている。
「なーにやってるんだ!?お前たち」
そこへ、ポンと背中を押したリンが声を掛けてきた。
「リン!!」
「ヒョン!!」
同じ顔が、同じ動作で振り向き呼び捨てにしたスヨンにギロリと睨みを効かせるリンは、腕を組んで突っ立っている。
「せめて・・・ヒョンって呼べよな」
「うっ、ごめん・・・」
素直に頭を下げるスヨン。
「で、何をやっているんだ!?コソコソと」
スヨンとウォンより20センチ程背の高いリンが聞いた。
「あれ・・・」
駐車場を指差すウォンにそちらを向くリンは、少し遠目にいる男女を確認した。
「シヌヒョンとオンマじゃないか!?」
立ち話をしているふたりは、時折顔を見合わせて笑っている。
「スヨンが、あれは、『うわき』だって言うんだ!」
「はぁ!?」
一瞬眉間を寄せたリンは、すぐに呆れたと口を開けた。
「なーに言ってんだ!?お前!?」
「だってさー、いっつもシヌヒョン、ミニョおばさん見てるしさー!」
スヨンがふて腐れた。
「それにおばさんも可愛い顔で笑っているじゃん!」
ツイッと駐車場に向けた顔で指を指した。
「ふっ、ありえない」
口元を隠したリンが、大仰に笑い出した。
「なんでだよー!」
「オンマの笑顔があんなものだと思うなよ!」
ニヤリと悪い顔をしたリンは、ふたりを促した。
顔を見合わせたスヨンとウォンは、手を繋いでトコトコリンの後を着いて行く。
植込みをぐるっと回り、3人は駐車場へ向かった。
「オンマー!!」
大きな声でミニョを呼ぶリンに気付いた顔が、振り返って破顔した。
口角が目一杯あがり、嬉しそうな笑顔が腕を伸ばしている。
「リン!!!」
駆け寄るリンをミニョが、両腕で抱きしめた。
「お帰りなさい!!」
「うん、ただいま!」
ミニョから離れたリンは、シヌに挨拶をした。
「こんにちは、シヌヒョン!」
「ああ、コンクールどうだったんだ!?」
「ふふ、聞くまでも無いよね!」
テギョンによく似た笑みでシヌを見上げたリンは、親指を立てて見せた。
その両肩に手を乗せてにこにこ笑っているミニョを少し離れて見ていた双子は、顔を見合わせている。
「ほんとだー」
「ああ、あれは、見た事ないかも・・・」
「やっぱり、カワイイね・・・」
「ああ、オンマとは違う・・・」
ミニョの笑顔について話すスヨンとウォンは、ヘイを引き合いに出していて、その会話を聞いているリンは、片側だけ口角をあげてミニョを見上げた。
「ね、オンマ、そこで、双子を拾ったんだ!」
振り返ったミニョが、ウォンとスヨンを見つけて手招いた。
「スヨン!ウォン!何処にいたの!?捜してたのよ」
顔を見合わせる双子は、駐車場の外を指差した。
「そう、危ないからあまり遠くに行かないでね!じゃぁ、リンも戻ってきたし、アッパ達を迎えに行きましょう!」
そう言うミニョは、シヌと変わらず話しをしながら並んで事務所へ向かい、双子に近づいたリンは、少し顎を上げながら見下ろしていた。
「どうだった!?」
「うん、見た事無かった」
「やっぱり、オンマよりかわいい・・・」
ウォンの一言にリンの眉が寄る。
「お前たちのオモニだって綺麗だろう!」
顔を見合わせる双子は、リンに向かって左右の指をあげた。
「「綺麗だけど、可愛くは無い!!」」
「はっ、それは、お前達、観察が足りないんじゃないか!?」
呆れ顔のリンに双子は、首を傾げた。
「まぁ、良いや、オンマの笑顔の違いが判ったか!?」
「「うん!!」」
「じゃぁ、もう、『うわき』とか言うなよな!アッパに聞かれたら、大変だぞ!」
「「わかったー」」
背中を向けたリンは、唇を尖らせ歩き始めた。
「チッ!シヌヒョンと浮気とか絶対在り得ない!オンマの笑顔は、可愛くてきれいだけど、アッパと一緒に居る時ってアレ以上だもんな!」
悔しそうな独り言を呟きながら、事務所に入って行った。
残された双子は、また顔を見合わせている。
「なぁ、リンが言ってたのってどういうこと!?」
「オンマが可愛いって事じゃない!?」
「そんなの見た事あるか!?」
「う!?うーん・・・無いと思う・・・」
スヨンもウォンも難しい顔で首を傾げ、お互いの肩を叩いた。
「「観察しよう!!」」
何度目かのハーモニーを奏でながら手を繋いでリンの後を追いかけて行ったのだった。