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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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The musical note Whose children(おたまじゃくしはかえるのこ)!?

ユンギssi初登場(^^)/
 


★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「おったまじゃくしーが、いっぱーい」
線の描かれたノートを拡げて、隙間を埋め尽くす様に次々と音符を書き込んでいるリンは、時折、人差し指で鍵盤を叩いては、にっこり微笑んで、鉛筆を動かしていた。
「こっちは、3っつ・・・」
指が届かないところは、両手を広げて人差し指2本と親指で鍵盤を抑えている。
「うーん!?白いのー」
鉛筆を持ち上げ、黒い音符を消して、白い音符に変えた。
そんな事を何時間も繰り返していた。
「リン!?今日のおやつだけど・・・どうしようか!?」
ダイニングにいるミニョは、お菓子の本を見ながらパラパラページを捲り、リンに聞いている。
「ぱんけーき!!」
「パンケーキ!?また!?」
「うん!」
最近のリンのお気に入りは、小麦粉で作ったパンケーキにたっぷりバニラのアイスを乗せて、その上からチョコレートをこれまたたっぷりかけて食べる。
甘いもの好きは、ミニョに似た様だ。
「パンケーキですかぁ・・・お粉まだあったかなぁ!?」
立ち上がったミニョは、食材保管庫の棚を開け、両開きの扉の中を覗き込んだ。
「うーん!?ちょっと足りない!?」
冷蔵庫も開けて見るが、アイスも残り少なくなっている。
「こっちも・・・足りないですかね・・・」
独り言を言っているミニョを振り返ったリンが首を傾げて椅子から降り、バタバタ走ってきた。
「オンマ!お買い物!行く!?」
ウキウキ聞いている。
「そうですね・・・スーパーに行きましょうか!?」
「行くー!」
嬉しそうな返事が返った。
「じゃぁ、お着替えして、玄関に集合!」
「はーい!」
顔を見合わせたミニョとリンは、どちらからともなく声を出して笑いあい、それぞれ着替えに向かった。


★★★★★☆☆☆★★★★★


スーパーで買い物を終え、手を繋いだふたりは、歌を歌いながら公園を歩いていた。
A.N.Jellの新曲を歌うリンは、小さいながらに記憶力も抜群な為、ミニョも良く覚えていないフレーズを間違いなく歌っている。
「リン!凄いです!」
「アッパが歌ってたのー」
片手を挙げたリンがミニョとハイタッチをした。
テギョンが、地下のスタジオで練習していた曲を耳から覚えた様だ。
「アッパのお歌は、好きですか!?」
クスクス笑うミニョがリンに聞いた。
「すきー!歌ってるアッパ、カッコ良いもん!」
微笑むミニョは、首を傾げた。
「歌ってる時だけですか!?」
リンも首を傾げる。
テギョンによく似た顔立ちで、唇を突きだした。
「お家と違う顔だもん」
「えっ!?そ・・・れは、どういう・・・」
意味を聞こうとしたミニョは、後ろからの声に立ち止まった。
「なんでしょう!?」
「あ・・・あの、コ・ミニョssiですよね!?」
「えっ!?」
振り返ったミニョの前にまだ若い青年が立っている。
「あ、あの、俺、あっ、いや僕!ファンなんです!サインしてください!!」
「えっ!?ええーと、あの」
ミニョは、突然の事に戸惑い、不思議顔のリンは、青年を見上げた。
「あっ、あ、すみません突然に!良くここを通るのを見かけていて、僕、時間があるとここで、ギターの練習をしているんです!!」
ミニョの戸惑いとリンの視線に場を繕おうとする青年は、説明を始め、落ち着いたミニョは、昔の癖で返事をした。
「あっ、ええーと・・・サインですか!?」
「あっ、はい!このギターにして頂けないかと・・・」
肩に掛けていたケースを下ろした青年が、ギターを取り出して差し出した。
「オンマー!?」
不思議顔のリンがミニョを呼ぶと青年が、リンに少し膝を折った。
「あっ、あの、ファン・テギョンssiのお子さん!ですよね・・・こんにちは!さっきの歌も聴いていたんです!上手だね」
ギターを受け取ったミニョの手の下で青年が恐縮しながら話していた。
「僕、ミニョssiの歌のファンで・・・A.N.Jellと一緒に歌ってたのも聞いてて・・・あ、あの!もう歌わないのですか!?」
サインペンを渡す青年が、どぎまぎしながら一生懸命説明するのを聞いていたミニョは、クスクス声を出して笑い始め、その場の空気が和んでいた。
「はは、ありがとうございます!そうですね、A.N.Jellとは、もう歌わないですかね」
ミニョの否定に青年は、大した感慨を訴えなかったが、足元のリンは、ミニョを大きな目でチラッと見上げて俯いた。
「そうなんですね・・・とっても残念です」
「でも、わたしの事を覚えていて下さるなんて嬉しいです!サインも喜んで」
ミニョは、リンにちょっと待ってる様に言い、青年のギターにサインをした。
「わっ、ありがとうございます!宝物になります!!あ、の握手も・・・良いですか!?」
「ええ」
ミニョが差し出す手を青年は両手で掴み、何度も上下に振った。
「もう、もう、幸せすぎます!!」
「そんな・・・大袈裟です!頑張ってくださいね」
ミニョの言葉に青年は、何度も頭を下げて去っていった。
リンが、ミニョの腕を引っ張っている。
「オンマー、歌ってたのー!?」
リンを見下ろしたミニョは、しゃがみこんで顔を覗いた。
「リンが生まれる前の事ですよ」
「アッパのお歌!?」
「そうです!」
「ふーん」
考え込むリンの横で、荷物を持ち上げたミニョは、リンに手を伸ばした。
「それより、リン!アッパは、お家でどんな顔なのですか!?」
先程の会話を蒸し返すミニョにリンは、ニヤリと笑った。
その口角を上げる顔にミニョは、胸を抑えた。
テギョンに良く似た顔立ちで、小さなテギョンを見ている感覚は、テギョンの子供時代を想像させる。
「あのねー、オンマには、ないしょー」
「内緒ですか!?」
頬を膨らますミニョは、リンの顔を覗き込んでいる。
「そんな顔してもダメ!ないしょなの!」
ミニョの頬を張る真似をしたリンにミニョがクスクス笑い出した。
「かえるの子は、かえるですかねー」
頑固だというミニョにリンは、きょとんとした。
「違うよー、かえるの子は、おったまじゃくしだもーん」
胸を張ったリンが、ミニョに教えていたとある日の出来事だった。