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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (15)

さて、パーティナイト?
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「見た顔があるな・・・」
「ええ、お仕事の関係かしら・・・」
「ああ、それにしても・・・知った顔も・・・多いな!?」
華やかに着飾ったパーティドレスを着こなし、スーツやタキシードを着こなした紳士淑女の間で、壁に寄り掛かったシヌは、ユナを前にカクテルグラスを合わせていた。
「ふふ、会いたくない人でもいたかしら!?」
悪戯っぽくウィンクして見せるユナに無表情のシヌは、ゆっくり首を傾けている。
「・・・私には、いないわ」
「何も言ってないだろう」
「言わなくても目で語る人よね、あなたって」
「良くご存じで・・・弱点をつかれたかな」
「そうかしら!?」
クスクス笑ってグラスに口をつけたユナの空いてる手を握ったシヌは、耳元で何事かを囁き、直立で固まったユナが、口元を抑えた。
「どうかした!?ヌナ」
「嫌な子ね」
「年下扱いするんだ・・・でも・・・好きだろう」
スルリと腰に回された腕に小首を傾げたユナが、手を振り払っている。
「そういうところが・・・嫌な男よ・・・面白がってるでしょう」
「パーティだもの・・・楽しまなくちゃ」
カチンと高い音を響かせて涼しげな顔でグラスを煽ったシヌに悔しそうな顔を見せたユナは、背中を向けた。
「今日の主役は、どこにいるの!?」
「ユンギ!?あいつなら、さっき女達に囲まれてたよ」
「あなたを囲む人は、いないわね」
「囲まれるのも好きだけどね」
悔し紛れのぶすくれた一言にクスクス笑ったシヌが、横目で睨むユナの肩を抱き寄せている。
「あいつは、今、見合いをさせられているそうだから、俺も同じになって欲しい!?」
「・・・・・・・・・嫌よ」
触れ合う頬に瞳を伏せたユナの眼下で、揺らめいた影にシヌの頬を慌てて押しのけたユナが、また振り返り、唇に人差し指を当てた。
「何!?」
指差す方向にあるカーテンの揺らめきを僅かに捲ったシヌは、声を殺して笑い、ユナの手を引いて中を覗かせている。
「な!見ただろう!あれだよ!あれが!おとなのこいだろっ」
「そんなの知らなーい、オンマとアッパもあんなの良くしてるもーん」
ゲーム機を両手でピコピコ動かしているリンは、ソファーに座って俯き、その横で、ユソンが、本を捲った。
「僕には、どちらも仲が良いだけに見えます」
「違ーう!!お・と・な・の・こ・いだってばー!」
「ユンギヒョンのは違うのー!?」
地団太踏んでぷりぷりしているジュンシンにキャンディを差し出したリンが、ニッコリ笑顔で首を傾げている。
「違うっていうか・・・」
「ユンギssiが、連れてきた人ですか!?」
受け取った棒付キャンディを口に入れ、笑顔を零したジュンシンは、ユソンとリンの間を割って入り、真ん中にどかりと座った。
「そうだよっ・・・家に連れて来たんだ!けどさぁ・・・」
ユソンにもキャンディを渡したリンは、カーテンを捲ったシヌとユナを見つけて、手を振っている。
「なーんか違うんだよなぁ」
「何がー!?」
「どこが!?」
「ユンギの奴に恋人かって聞いたら、大人の恋だからって言ったんだ・・・」
「恋じゃないのですか」
「そうだよっ!だって、あれ、仕事の顔だもん!あんなのは、こいじゃない!」
「はは、正解だな」
暫く三人の会話を聞いていたシヌは、ユナの手を引いてカーテンで仕切られた小部屋に入った。
「なにをしているの!?おちびさん達、あっちに美味しいものがたくさんあったわよ」
子供達の向かいに長いドレスの裾を持ち上げたユナが座り、シヌは肘掛けに腰を凭れさせて脚を組んでいる。
「オンマとアッパが、まだ来ないのー!だから、ご飯はまーだー、たべちゃだめっ」
「大人の挨拶が終わるまで大人しくしてろって・・・ハルモニに言われたんだ」
「ハラボジが来ないので・・・同じく・・・待ってます」
真直ぐ二人を見つめて腕を交差させたリンは、大きな×を作り、会場を見て腕を組んだジュンシンは、キャンディに夢中で、本に視線を戻したユソンは、片腕で器用にキャンディの包装を外した。
「それで、三人揃って、何の話!?」
「ほとなのこいについてれす」
キャンディを口に入れたユソンがシヌに答え、隣の二人は、大きく頷いている。
「ユンギヒョンがねー、ジュノヒョンと遊んでくれないんだってー」
「ユンギの奴、俺を粗末にするんだ」
「最近のお迎えが別の運転手さんなので、気に入らないそうです」
両側から挟まれてジッと見つめられたジュンシンは、不満な顔で両脇を睨み、シヌをも睨んで頷いた。
「はは、ユンギを取られたみたいで、やきもちか」
「可愛いわね」
シヌとユナが顔を見合わせリンとユソンは、真ん中に座るジュンシンを覗いている。
「ジュノヒョン真っ赤ー!」
「やきもちなのですか!?」
「ほぅなのかなぁ・・・良く解んない・・・けど・・・」
きょとんとしながら、両側の頬を抑えているジュンシンにリンもユソンもクスクス笑った。
「やきもちならリンに聞いた方が良いんじゃないですか」
「なんでー!?」
「だって、リン!良くミニョssiの事で、アッパと喧嘩してるじゃない」
「今日は僕の勝ちだもーん」
ピースサインを作ってにっこり笑ったリンにシヌが首を傾げている。
「何かしたのか!?」
頷いて、クフッと笑ったリンは、ゴソゴソとポケットを探り、興味深々な面々の前で、テーブルに手を差し出したのだった。



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