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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (11)

ミナムが突きつけた携帯に映ってたミニョって(笑)
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

肩を震わせながら廊下を歩いているミナムは、階段の手前で、一斉に振り返った事務所のスタッフを横目で見ながら踊り場で蹲っていた。
「ぷっ、くっくくく、あは、あーっははははは・・・すっげぇ顔だったなぁ」
膝を抱えて笑い転げ、目元に滲んだ涙を拭い、階段を駆けあがって来たリンを見つけて立ち上がっている。
「ミーナムー!今のなーにー!?アッパのおっきな声が聞こえたーのー」
「あ、ああ、ミ、ニョ、ぷ、くく、はは、ふは、おっ、面白い事をしててなぁ・・・」
「オンマぁ!?なーにー!?」
手摺に手をかけたままミナムの前で立ち止まったリンは、差し出された手を握った。
「お前の今日の昼飯な」
「お弁当ー!?」
「そう作ってた!けどなぁ・・・その格好が・・・クッ、ぷっ、く、あっはははは」
「なーにー!?教えてよー」
手を繋ぎ階段を降り始めたミナムは、背中を向けているリンの腕を引いている。
「あは、おー化ーけーがー来るーぞー」
「お化け!?」
くるりと向きを変え、手をあげて幽霊の真似をするミナムを見上げたリンは、首を傾げて、手摺に触れながらミナムの後を歩き始めた。
「ああ、顔に真っ白なパック塗って・・・ここへ来る準備をしてたぞ」
「ふーん・・・ねー、アッパの声、怒ってたよー!?」
「俺と電話をしてたからな」
上階を振り仰いだリンは、階段をぴょんと飛び、まだ笑っているミナムにきょとんとした顔で両手を伸ばしている。
「あっははは、おっ、俺と平然とテレビ電話をしてたからだよ!あんな姿は、ヒョンの前なら仕方無いけど、ヒョンにしてみれば、俺もオ・ト・コ・なのねー」
「ミナムだよー!?」
顔を顰めながらもリンの要求に腕を伸ばしたミナムは、片腕にリンを抱えた。
「あっは、つまりなぁ、ファン・テギョンにとって、俺も他所のオトコなんだよ!ミニョのあーんな、はしたない格好なんて・・・俺、見慣れてるけどさぁ、ヒョンは、そう思ってなーいーの!」
姿を作って手の甲を頬に当て、ツンツンとリンの鼻を突いたミナムは、むっと突き出した唇を摘んでいる。
「お弁当作ってたんでしょう!?」
両手で鼻を隠したリンは、ギロリと上目遣いにミナムを睨んで首を振った。
「そうだぜ!でも、着替えの途中だったなぁー」
「着替えてたのー!?」
ミナムの首に腕を回したリンは、ぎゅっぅうと締め付けている。
「そ!キャミソール一枚だったぜ!ほーんと今日も熱っついからなぁ、化粧しながら弁当作って・・・クッククク」
苦しそうな顔をしながらも笑いの止まらないミナムを見上げたリンは、ミナムの頬を摘まんだ。
「アッパが、怒っちゃうのにねー」
「そっ、そうだろう!だからなぁ、今頃・・・ぷっ、クククク」
二階の踊り場で、上階を見上げたミナムとリンであった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

携帯を見つめて、絶句したテギョンは、首を振ってゴクリと喉を鳴らしていた。
(あれ、オッパ!?ミナムオッパは!?)
「っ!!ミナムじゃないっ!!!!お前!!!なんて格好をしてるっ!!!!!」
(ん!?ああ、時間が無いので、着替えの途中で)
「パッ!!!!おっ、おま・・・チッ!いっ、良い!けっ、携帯をそこに置け!」
ミニョの姿を見たテギョンは、携帯を裏に返して、テーブルに置いている。
「さっさと何か着て来いっ!!節操の無い奴だな!!」
(えー、熱いですから、こんなの普通です!)
「口答えをするな!良いから聞け!」
携帯を横目で見ながら溜息を吐くテギョンは、廊下から聞こえるミナムの笑い声に顔を顰めた。
(何ですかぁ!?)
「・・・いや、事務所に寄ってから、撮影に行くだろう!?」
(ええ、リンのお弁当をお届けします、もうすぐジョンアssiも迎えに来てくれますから)
スピーカーから聞こえるミニョの声にテギョンは、袋の中のCDを見つめている。
「ソンベの事務所に寄って来い」
(へ!?ソンベ!?何ですか、突然!?)
袋からCDを一枚取り出したテギョンは、ジュエルケースを開けて、リーフレット(一枚の紙)を取り出した。
「ファン・ギョンセの公演を請け負ってるのは、ソンベの事務所だ」
(ほ、ぇ、そうなのですかぁ!?)
「ああ、だーかーら!早く何か着て来いよ・・・ソンベの事務所に行っていつ来るのかを聞いて来い」
テーブルにケースを置いて携帯を表に返したテギョンは、丁度キャミソールの紐を引っ張っていたミニョと対面して、瞳を細めている。
(はぇ!?そんなのオッパが、電話して聞いたら良いじゃないですかぁ)
「電話じゃだめなんだよっ!」
舌を出したミニョに首を傾げたテギョンだが、画面が暗くなった携帯を持ち上げた。
「電話じゃダメな理由があるんだ・・・お前に頼んでも出来るとは思わないが聞け・・・」
(・・・頼まなきゃ良いのに・・・)
スピーカーからは、相変わらずミニョの声が聞こえ、テギョンは持ち上げた携帯を見つめている。
「ふん・・・お前じゃ俺の望み通りの答えが返るとは、思えないが・・・お前ならばもしかして・・・とも思うからだ!」
(オッパ!!失礼にも程があります!!)
パッと画面の変わった携帯の中にミニョの眼がどアップで映し出され、テギョンはぎょっとして背中を引いた。
「ソッ、ソンベとアボジが、何を演(や)るかを知りたいんだ」
(何って、何か演奏をされるのですか!?)
「ああ、アボジがリンに寄越した譜面・・・あれな・・・」
テーブルに置いたリーフレットを見つめたテギョンは、溜息を吐いている。
「ああ、まぁ、良い!とにかくお前、アボジの帰国のスケジュールを確認して来い!」
(良いですよー!ふふ、スパイみたいですねー)
「ああ、お気楽なお前に丁度良い役割だろう」
携帯の画面越しに見つめたミニョにその服は似合わないと言って、切断をしたテギョンであった。




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