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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (9)

あ、久しぶりな・・・この方(笑)
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「いってらっしゃい」
「いってきまーす!オンマも来てねー」
笑顔で手を振るミニョに窓から顔を出していたリンは、運転席のテギョンに背中のフードを引っ張られてストンと腰から落ち、カチリと嵌められたシートベルトに不満な表情を向けたが、バックミラーを直して片頬を上げたテギョンの表情にシートの隙間から振り返って後部のガラス越しに見えるミニョに満面の笑顔でまた手を振っていた。
「行くぞ」
「行ってまーす」
閉まっていくウィンドウにもう一度大きな声を出したリンに片目を閉じたテギョンは、ギロリと横を睨んだが、ひとしきり手を振ったリンは、アクセルを踏み込んだテギョンの睨み等なんのそのニィィと笑っている。
「オンマー早く来ると良いなぁ」
「早く来たところで今日は、遊べないぞ」
シートベルトを引っ張って、足をぷらぷら揺らすリンにハンドルを握っているテギョンは、小聡明(あざと)い笑みを浮かべてニンマリした。
「ん!?え、えー、何でぇー!」
「お前には今日から特別レッスンを受けて貰う」
切り返すハンドルに向こうを向いたテギョンの背中を見つめたリンは、むむと唇を突き出している。
「聞いてなーい」
「当たり前だ、今、初めて伝えてる」
「やーだー!僕、オンマと遊びたいもーん」
両手を上げて足をバタつかせたリンにテギョンは、涼しい顔で前を見たまま、加速していく車にリンは嬉しそうな奇声をあげた。
「遊びじゃないだろ、ミニョも仕事だ!お前達もだ!俺達と同じステージに立つ事を引き受けた以上、それなりになってもらう!」
ビシッと言い放ったテギョンに黙ったリンは、また唇を突き出している。
「ハラボジが、来るからなのー!?」
「・・・・・・来るかどうかなんて知るかっ!」
リンと同じ様な表情で唇を突き出したテギョンは、左右に動かして、左側で止め、また突き出して小さな舌打をした。
「来るもーん!僕が出れたら来てねって、お願いしたんだもん!」
「・・・い、つだよ・・・」
ヒクリと頬を引き攣らせたテギョンに横を見てツンと反対を向いたリンは、両手の指先で顔を摘んでいる。
「ずーっと前だよー、アッパが、頑張ればコンサートに出してくれるって言ったから、僕、オンマに連絡してもらったもん!そうしたら、絶対来るって言ったもん」
「・・・ぜ・・・・・・ふ、ふん、子供は、気楽で良いな・・・」
横目でリンの顔を見たテギョンは、噴出しそうな口で、慌てて深呼吸をした。
「アッパだって子供だもーん」
テギョンの表情の変化に笑ったリンは、ニンマリ口角を上げている。
「そういう子供の話じゃぁ無い!ああー、ったく、お前、楽譜を持ってきたのか!?」
「うん、持ってきたー!アッパがお仕事してる間、僕、忙しくないのー」
ぽんぽんと肩から掛けたカバンを叩いたリンにテギョンはまた押し黙り、大きな溜息を吐いたのだった。
「はぁぁ・・・暇じゃないだろぅ・・・・・・」

★★★★★☆☆☆★★★★★

「どうです!?」
「あら、可愛い!それにこの肩のライン・・・セクシーね」
タブレット端末を片手に左右へのスワイプを繰り返していたジョンアは、スッとテーブルに差し出した画面に映し出されたマネキンとドレス、デザイン画を次々スワイプさせてワンコーディーに見せていた。
「ふふ、本当は、もっとセクシーにしたいのですが、反対・・・されますよねぇ」
「んん!?ああ、そうね・・・あいつは・・・反対というか意見はするわぁ」
「前のドレスも凄く良い出来だと喜ばれたと思ったのですが、あの後、怒られてしまいました」
端末を手元に引き寄せ、CM撮影当時に一緒に映りこんだミニョの画像をピンチオープン(=ピンチアウト=画面拡大)させて見せたジョンアに指を伸ばしたワンが、画面を縮小(ピンチイン)させている。
「あはは、私もすっごい言われたわー、でも、あれは、本気で怒ってる訳じゃないから、気にしない事よ、あいつ、自分以外が与えるものに対しては、とりあえず何でも厭味を言ってくるんだから!この前もミナムが選んできた服とアクセサリーにケチをつけたのよー」
端末画面一杯に広がった写真に写り込んだA.N.jellの面々は、ミニョを取り巻き、テギョンは、ジャケットでミニョの身体を隠しながら、ミニョの真横に立つジョンアとミニョの足元でふざけてスカートにベッタリ張りついたリンとジュンシンを睨み、ユソンは涼しい顔でミニョと手を繋いでいた。
「ふふ、大事にされてますね」
「そうねー、あいつの事だからもっと我儘に勝手気ままに色々な事を決めて、ミニョがそれに着いていくだけなのかと思ってたけど、そうでもなかったわねー、まぁ、ミナムやシヌやジェルミが居るし、テギョンもミニョとだけ楽しもうと思っても邪魔をされてたり、むしろリンが生まれて、今の方が、誰より独占出来てるかもね、ミニョもああ見えてお転婆!黙ってれば美女だけど名前通りにはいかないのねー」
ケラケラ笑うワンに端末を見つめて眼を細めているジョンアであった。
「私には天使です」
「・・・惚れた欲目は、あなたもだったわ」
コンサートへ向けて準備は、着々と進められている。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「ミーナームー」
ジットリ上目遣いで、テーブルの陰にしゃがみ込んだジェルミは、ふくれっ面でソファに両腕を拡げているミナムを見ていた。
「ミナムッてばー」
聞こえているのに聞こえない振りをしているミナムは、まるでテギョンがいつもそうしている様にジェルミを睨みつけ、鋭い瞳に射抜かれたジェルミは、ピクリと肩を震わせて背中を引いている。
「ゴメンってばー」
小さな声で謝るジェルミに睨み付けたままのミナムは、顔を横に向けた。
「ねー、謝ってるだろー!悪かったってば!」
「知るかっ!この後もジェルミが一人でやれば良いんだっ」
立ち上がって見下ろしたジェルミに立ち上がって視線を併せたミナムは、腕を組んでまた睨みつけ、くるりと背中を向けている。
「そんな事を言わないでよー!俺達の番組なんだからー」
「そんな事を言わせてるのはどっちだよ!俺は良いけど、成り行きで巻き込むな!」
ぷりぷり怒っているミナムは、チラリと後ろを振り返り、シュンとしているジェルミにほくそ笑んだ。
「だって!!絶対、聞きたいって人沢山いるからさぁ・・・ね、お願い!」
「知らないって言ってるだろう!」
「今、良いって言ったじゃん!」
両手を擦り合わせてミナムの背中で目をがっつり閉じていたジェルミは、低い姿勢のお願いポーズを諦め、背中に飛びついている。
「おねが・・・あー、なんだよーミナム!俺の事、騙したなー!!」
ペロリと舌を出したミナムに背中に縋ったジェルミは、ピョンと両足を浮かせて飛びつき、腕を回して格闘技を仕掛けた。
「イテッ!痛いよ!ジェルミ!降参!降参する!」
「良いじゃん!ヒョンだって一緒なら許してくれるよぉ」
「お前、俺に命を預ける覚悟が、あるのか!」
ミナムから離れ、笑ったジェルミに振り返ったミナムは、ビシリと親指と人差し指を伸ばして突きつけている。
「いっ、命って・・・いっくら何でもヒョンはそこまで鬼畜じゃないと思う・・・よ」
バンと引き金を引く真似をしたミナムにジェルミは両手をあげた。
「甘く見すぎだ!最近のヒョンの怖さは、五割増しだ!」
唇の前で指に息を吹きかけたミナムは、顎をあげてジェルミを促している。
「ごっ、い、いや、それは、大袈裟・・・っ痛」
ジェルミの肩を掴んだミナムは、床へ体をグイグイ押し、顔を歪めながら蹲っていくジェルミと対照的に満足そうに指先にキスをした。
「いや、最近のファン・テギョンは、虫の居所が悪いぞー・・・俺が無視できないほどだ!」
「何でヒョンを無視するのさ!」
ひとしきり演技を楽しんだミナムは、ジェルミの手を取って立ち上がらせている。
「ん!?まー、何となく・・・だな」
「あー、ミナム!ヒョンに注意されたのを根に持ってるんだろう!」
「そんな訳無いだろう!あれは、ヒョンの指導が悪いんだ!」
壁に貼られたA.N.Jellの個人ポスターを見たミナムとジェルミは、互いの顔を見合わせて大きな溜息を吐き、横に貼られたコンサートの告知に目を移してまた顔を見合わせ、互いの肩を叩きあっていたのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

あんにょん!ご無沙汰でーす!
PCの調子悪いし、秋には次世代が出るなぁと思ってたら・・・雨しゃんも色々あって(^^;
『この機会に諸々』なんてかまけてたら、記事をUP出来ず・・・(~_~;)コメ返も大変遅くなりました!
また、続きを楽しんで頂ける様に頑張ります!最後まで読んで頂いてありがとうございました。
幕張まで後二日ですねー(^^)/参戦される皆様大いに楽しみましょう(-^□^-)






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