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あれは、いつだったろう・・・
ミニョの髪が、あの長く美しかった黒髪が驚くほど短くなって・・・
そう、まるで、出会った頃、ミナムとして現れた頃のそんな雰囲気に変わっていた
「ヒョンニム!?どうされました!?」
ヒョン!?
そう呼ばれることに違和感を覚えて、見つめたミニョの髪に手を置いて
丸く驚いた様な戸惑った様な小さく蹲る子犬みたいな目で俺を見上げて
お前・・・ミニョだろう・・・と思わず聞き返していた
「ん!?あっ、え、へへ・・・そうです」
「それ・・・その髪・・・ど・・・う、したんだ!?」
「似合いませんか!?」
似合ってない訳じゃない・・・ただ、見慣れた長い髪に振り返ると揺れていたあの髪に・・・
思い入れがあった訳じゃないけど・・・
ミニョだと俺の知ってる、俺の恋したミナムは、もう居ないんだと・・・
どこかでそう思い込もうとしてた
「オッパとの撮影です!新しく出る飲料水のCMですが、パッケージが
双子をコンセプトにしているのですって!それで、同じにしようってプロデューサーが」
「切ったのか!?その髪・・・」
「あっ、いえ、ミナムオッパが鬘を被ったのですけど似合わなくて、私が被ったら、ほら、前にオッパの格好をしていたので、デビュー当時のミナムだねって・・・言われて」
はにかんだ顔は、少し、困った様な表情を浮かべたけど、そうか、ミニョとしての仕事だから
勿論ミナムであった事を知ってるのは、俺達だけだ・・・けど、それは、その姿は・・・
頑張れよと髪を撫でながら、片目を閉じたお前にあの隠した思いが去来する・・・
忘れる筈の恋なのに想い出にするにはまだ痛い・・・
「ヒョンって呼ぶのは癖ですね・・・オッパと呼びたいのですけど・・・」
「まだ時々、ヒョンって呼んでるからな・・・お前のオッパは、テギョンとミナム」
「そんな事無いです!シヌオッパだって・・・私には大事な人です・・・」
剥きになって否定して、大事か・・・そう、その意味は・・・
友人として・・・だね・・・友人として兄として
まぁ、それでも良いと決めたんだった・・・お前の傍にいられるのなら・・・
お前の幸せをこの身で感じられるのなら・・・近くにいても胸が痛くても
痛む胸に突き刺さった棘が甘い痛みをくれるなら、それでも良いと思ったんだ・・・
「シヌひょん!?」
「い、や、何でもないよ!そうだね、名前をつけるなら『時夢』だね」
「時夢!?・・・・・・って何ですか!?」
「ふふ、何でもない・・・夢見た時代に戻ったみたいじゃないか」
「えっ!?あっ・・・・・・」
夢見た時代・・・そうだよな・・・恋をしていた・・・お前に
あいつと恋をする前に俺がお前に恋をしていたんだ・・・なのに・・・
いや、いいや、止めよう・・・お前の笑顔を俺から奪わない為に
一時の夢を見せてくれたお前に今日も笑顔を向けて痛む胸と闘おう
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七夕リクに託けて色々お達しメッセをありがとうございました(*^▽^*)
幾つか頂いた中で・・・『切ない系』をとリク頂いて・・・(^_^;)
せつな系・・・切ない・・・('◇')ゞ
わー!やっぱりシヌになっっちまったぁ・・・(;'∀')
別な場所を読まれてる方には、本当に申し訳ないっっm(__)m((゚m゚;)
テギョミニョは、『幸せ』しか浮かばないのだーヽ(´▽`)/リンもいるし・・・∑(-x-;)
筆力の無さを実感しつつ今日はこの辺で~((((((ノ゚⊿゚)ノ
最後までお付き合いをありがとうございました(^_^)
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