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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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コグマなハロウィン!?(本日のレッスン番外篇)

コグマ=さつまいも



あんにょーん!11月ですね!すっかり秋めいて(!?)
少しずつ寒くなって参りましたね!
そろそろ雪虫の話しなぞ、ちらほら聞こえて参りまして~Σ(゚д゚;)
北の方は、もっと寒いんだろうなぁ・・・(^_^;)
風邪も流行っている様ですので(しっかり頂きましたが(^^;!)
よろぶん!お体ご自愛くださいませね~(*^o^*)

さてさて、10月も終ってしまいましたが、ハロウィンの前日設定でーす!
お楽しみくださいませー(^_^)/

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「コグマ!!」
「だーかーらー!コグマが、無いのですってば!!」
A.N.entertainmentの二階のとある部屋で、廊下まで聞こえる程、コグマと叫ぶ大きな声に負けず劣らず大きな声を出したミニョに向かって、尖らせた唇で、腕を組み、一度だけクイと左側に動かしたリンは、一瞬ヘロっとなったミニョに向かってひとさし指を突き出していた。
「じゃぁ、取りに行くっ!」
「取っり・・・にって・・・どこに・・・です・・・かぁ」
しゃがみ込んで、膝に乗せた両腕で顎を支えて、リンの突き出した指先を見つめて口角をあげ、首を傾げてみせたミニョは、やはりヘロヘロと溶ける様に笑い続けていて、その顔にリンの唇が、益々前に出たが、組んでいた腕を外すと自身の柔らかい頬を摘んで引っ張ってミニョに妙な顔を作って見せていた。
「わっかんないー!!でも食べたいのっ!!」
体を揺すって、不満漂う表情でミニョを睨んでみせるリンだが、ミニョは、少しだけ困り顔に表情を変え、けれど、ヘロヘロ笑って首を左右に傾けている。
「そう言われましてもねぇ・・・・・・」
のんびり、ゆったり、リンに答えていた。
「なーにやってるんだー!?」
開け放った扉の向こう側から声が響くとミナムがクスクス笑いながら顔を出し、中腰でリンの脇腹に腕を差し込んで抱き上げ顔を見合わせている。
「ミナム~!オンマが、意地悪するの~」
「いじ・・・オッパじゃあるまいし!私は、そんな事してませんっ!」
「だって、作ってくれるって言ったもん!」
「だから、売り切れていて、無かったのですってば!」
立ち上がって、ミナムの首に腕を回して、頬を擦りつけながら、また不満そうにミニョを見たリンに今度は、ミニョが、頬を膨らませた。
「はは、珍しいね、ミニョとリンが、喧嘩なんて」
廊下から別な声が聞こえ、やはり開け放ったドアに佇んで、シヌが顔を出すと、ミニョが、少し泣きそうな声を出している。
「シヌオッパ~」
「テギョンは!?」
「・・・コンサートの打ち合わせに出かけられました」
シヌとミニョが会話をしている横でミナムと顔を見合わせて不満をぶつぶつ呟き、ミニョの顔とを交互に見ては、唇を尖らせてみせるリンに苦笑を漏らしたミナムが横を見ると口元を抑えたシヌが、リンの頭に手を置いて訊ねた。
「ふふ・・・・・・コグマ・・・食べたいの!?」
「食べたーい!!コグマのドーナッツ!!」
ミナムの腕の中で、リンが、両手を上げると、ポケットを弄って、携帯を取り出したシヌが、何かを確認している。
「うーん・・・今から行けば・・・何とか、帰れるかなぁ」
「行く!?ってどこへですか」
「コグマのある所」
「へっ!?スーパーですか!?」
「スーパーに無かったんだろ!?」
「ええ、ご近所も、この近くも全て回ったのですが・・・何故か売り切ればかりで・・・」
頬に手を当てて、ほぅと溜息を零すミニョは、リンの我儘に疲れた様に見えるけれどしっかり、その足元には、スーパーの袋が置かれ、お菓子の材料が顔を覗かせていた。
「ふふ、リン!食べたいんだろ!?」
シヌが、ミナムの腕の中のリンに手を伸ばし、抱き抱える腕を交代すると、開放されたミナムが、重たいと二の腕を擦っている。
「うん!!」
「何でもするか!?」
「うん!何でもする!!」
シヌに笑顔を向けるリンは、既にワクワクした顔で、じーっと涼しげな瞳を見つめて応えていて、クスッと笑ったシヌが、ミニョに向き直った。
「よーし!じゃぁ!ファン家に行こう!!」
「ヒョン!?何をするのさ!?」
きょとんとしているミニョでは無くミナムが、シヌに訊ねると振り返ったシヌが、応えている。
「コグマだろ!?掘りに行こう」
「へっ!?」
「芋堀だよ!」
「えっ、ええー、今!?から・・・」
「そっ!テギョンが、戻ってくるのは、夕方だろ・・・俺達、今日は、レッスン日だけど、まぁ、良いさ、たまには、息抜きをしよう」
「えっ、えー!!・・・賛成・・・だけど・・・もう一人どうする!?」
ミナムが、もう一人と携帯を取り出しながら、シヌに訊ねて、当然ジェルミの事を指しているのは、シヌも理解していて、ミナムの手元を見たシヌが、そうだなと考え込んだ。
「一応、声をかけるか・・・あいつも子供みたいに拗ねるからな」
シヌが、リンを床に降ろすと、すかさずミニョに駆け寄ったリンは、ドンとそのお腹にぶつかる様に腕を回してミニョを見上げている。
「オンマー!コグマ!食べれる」
「えっ、ええ・・・そう!?みたい!?ですね・・・でも・・・家ですか!?」
リンを抱きとめながら、不思議な顔で、ジェルミに連絡をしているシヌを見たミニョは、首を傾げた。
「ドーナッツ作れるね」
にこにこと嬉しそうに笑っているリンに目をぱちくりさせているミニョは、まだ首を捻ってシヌを見ている。
「何でそんなにコグマなんだ!?」
今度は、ミナムがしゃがみ込んでリンに聞いた。
「だって、アッパが、かぼちゃは、嫌って言ったんだもん!」
「テギョンssiが!」
「ヒョンが!?」
「うん!あのね、ハロウィンだから、かぼちゃ飾るでしょって聞いたの!そうしたら、飾ったら食わなきゃならないだろうって言った!大きいのはね、何日も食べさせられたから、もう嫌なんだって!」
ミニョと手を繋いでミナムを見下ろしているリンは、へへっと笑っていて、その言葉にミニョが、目を見張っている。
「なっ・・・何を・・・」
「それでね、コグマなら食べるって聞いたの!」
僅かにミニョに引かれた腕を引き戻す様にリンが、身体を斜めに向けるとミナムに倒れかかる様におどけて見せた。
「あのねー、僕は、コグマのドーナッツが、食べたいの!」
「なんだ、結局、お前のおやつか」
「うん!オンマのドーナッツ食べるの!お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうのー」
「”Trick or Treat”ね」
「そうだよ!アッパが、かぼちゃじゃなければ、何でも良いって言ったんだもん!」
「・・・でも・・・かぼちゃ・・・買っちゃいましたけど・・・」
「ふふ、それは、俺達が引き取ってやるよ!さぁ、行くよ!ジェルミも直に来るって」
シヌが、少し長い電話を終えて、ミニョとリン、ミナムを促している。

★★★★★☆☆☆★★★★★

シヌの運転する車で、ファン家に戻ったミニョとリンは、汚れても良い服装とシヌに促されて着替えを済ませ、ジェルミとミナムもレッスン用に持っていたジャージに着換えると、シヌが、どこから調達してきたのか、ふたりの前に長靴を置いていた。
それに履き替え、シヌの先導で、ファン家から歩いて数十分程のけれど、高級住宅街のとある一軒の家の前で、呼び鈴を押しているシヌにリンと手を繋いで不思議な顔をしているミニョとお互いの服装を上から下まで眺めて、ダサイとか、格好悪いとか言いあいをしているジェルミとミナムにシヌが静かにと涼やかに睨んでいる。
「・・・・・・・・・シヌオッパ・・・ここって・・・」
「うん!?ファン家から直だろう!ここでコグマを掘らせてもらおう」
連絡済だからとミニョに笑って見せるシヌは、中で受け応えをした女性にカン・シヌですと名乗ると程なくして、インターホンが切られた。
「え、えっと・・・」
「すっごい家だなぁ・・・」
きょろきょろと辺りを見回すミニョと飾られた門を不躾に覗き込んでいるミナムとその肩に腕を回して遠慮がちに覗いているジェルミにシヌだけが、笑いを堪える様に口元を隠している。
「この辺りで、一番大きな・・・家ですよ・・・」
「そうみたいだね」
リンの手を両手で包み込む様に握って、シヌを見たミニョは、にっこり笑ったシヌに少し心配そうな顔を向けると、カタンと門から見える玄関の開く音がして、中年の少し恰幅の良い女性が、坂になっている庭を降りて来た。
「こんにちは!」
「どうぞ!お久しぶりね」
「ええ、お元気そうですね」
「ふふ、毎日、孫の世話に追われてるからかしら」
シヌと会話をしながら門までやってきた女性は、閂をおろして、中に招く様に腕を翳している。
「あっ!はっ、初めまして!コ・ミニョと言います!」
シヌが、勝って知ったる雰囲気で堂々と中に一歩踏み入ると次いでミニョが、女性の前で一礼をしながら慌てて名乗り、その様にクスッと女性が可笑しそうに笑顔を零した。
「存じ上げてるわ」
「あああー!ジュノヒョーーン!!」
「えっ!?」
ミニョが挨拶をしているそのすぐ脇で、手をスルっと離したリンが、女性が出てきた玄関に向かって大きな声を出し、ジュンシンが、長靴の爪先をトントンと履き慣らしながら、そこから顔を出していて、リンと互いを見つけて嬉しそうに駆け寄っている。
「シヌオッパ!ここって・・・」
「そ、ユンギの実家」
ミニョに向かって笑顔を零したシヌが振り返るとユンギの母親が、ミニョの手を包み、嬉しそうに笑った。
「コグマを掘るんでしょ!私の道楽だけど、そこそこ良い物が、出来てるわよ」
そう言った女性の案内で、裏庭に案内された一行は、とても道楽とは思えない家庭菜園の温室で、数時間に渡って、コグマを堀り、両手に抱えきれない程、沢山の数を貰って、事務所に帰ったのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「あっ!テギョンヒョン!ありがとうございましたぁ」
「あっ!ごちそうさまでしたぁ」
「奥様の手料理最高ですね!」
夕方、打ち合わせを終えて、事務所に戻って来たテギョンは、駐車場からこちら、すれ違う人々から次々とお礼を言われ続ける事に首を傾げ、まして、ミニョの手料理という言葉に著しく反応して少し不機嫌にツカツカと事務所の廊下を歩いていて、いつもの練習室の隣の部屋から聞こえてきた声に更に不機嫌に唇を尖らせていた。
「きゃー!オンマ!美味しいねー!!」
「ふふ、リンが、満足ならよかったですね!シヌオッパにちゃんとお礼を言ってね」
「はぁい!シヌヒョンありがとう!!」
シヌの前で、腰を半分に折るほど深々と頭を下げたリンの姿に笑顔を零す手には、蒸かしたコグマが握られ、熱いねと言いながら、ジェルミやミナムもそれを頬張っていて、テーブルの上には、リンのリクエストであるコグマのドーナッツが山盛りに置かれている。
「わーい!ドーナッツが、いっぱーい」
「ふふ、これなら悪戯は、されなくてすみそうですね」
「しないよー!お菓子貰ったもーん!あっ!でもアッパにはするかも~」
テーブルの前の椅子に座って、足をぷらぷら揺らしながら、ドーナッツを頬張り始めたリンの隣で、ミニョが不思議な顔を向けた。
「どうしてですか!?」
「だって!アッパには、お菓子貰ってないもーん」
「ふふ、それなら、ハロウィンは明日ですから、アッパにお願いしましょうね」
「何をだよ」
突然聞こえたテギョンの声に一同が、休憩室の入り口を見るとツカツカと入ってきたテギョンが、皆を見回して怪訝な表情をしている。
「!?なんだ・・・お前達、妙にさっぱりしてるな」
首からタオルを巻いているシヌ、ジェルミ、ミナムの顔を見たテギョンが、ニヤッと笑うと独り言ちて頷き、耳ざといミナムが、テギョンを見ると、コグマを差し出している。
「ヒョンのおかげで、有意義な一日だったぜ」
差し出されたコグマに不思議な顔をしたテギョンだったが、それを受け取ってリンの背中のテーブルの上を見回した。
「なんだ!?パーティでもやったのか!?」
ドーナッツの他にも大皿に並べられた料理を見たテギョンは、コグマを一口、口に入れながら聞いている。
「うーん・・・まぁ、パーティと言えば、パーティかな」
「うっ、甘いな」
一口で手を差し出したテギョンにミニョが、水を渡すとリンが、首を傾げながらテギョンを見つめ、その顔に水を含みながら視線を向けたテギョンも首を傾けた。
「なんだ!?」
「あのね!アッパのおかげでコグマをいーっぱい貰えたの!だからね!明日も、明後日もコグマ食べるんだよー」
「はぁ!?どういうことだ!」
驚いている背中を突いたミナムが、振り返ったテギョンにニヤついて指を指すとその先には、両手で抱えるくらいのダンボール一杯のサツマイモが置かれている。
「すみません・・・調子に乗って沢山掘ってしまいまして・・・」
ミニョが申訳なさそうにテギョンに微笑むとニィと笑ったリンが、かぼちゃじゃないよと笑って、その言葉に目を見張ったテギョンは、口を開け、指先を震わせながらその箱に向けた。
「ま、さか・・・あれを全部食えという、訳じゃ、ない、よ、な・・・」
「ええと・・・大分お料理したんですけど・・・余ってしまいまして・・・」
恥かしそうに笑ったミニョにテギョンが、薄ら引き攣った笑顔を向け、その肩をポンと叩いたシヌが、頑張れよと言うと、リンの為だよなとミナムが続け、ジェルミは、黙ったままだったが、美味しそうにミニョの作った料理を頬張っていて、ドーナッツを食べ終えたリンが、ポンと床に降りるとテギョンの前に駆け寄っている。
「アッパ!”Trick or Treat”」
にっこり微笑んで見上げたリンの顔に更に引き攣った笑顔を浮かべたテギョンは、ハロウィンの飾り付けにかぼちゃを選んだ方が良かったと辟易しながら、この先一週間ほどコグマを食べ続けたとある年の出来事だった。


★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

いまいち(^^;まとまりなかったですかな・・・(^^;
最後までお読み頂いてありがとうございました(*^▽^*)
こちらも美味しかったです!ごちそうさまでした(-^□^-)