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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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To You My Dear(27)


「早く!早く!温まってくださいっ!!」
ミニョを連れて、建屋に入ったジョンアは、シャワールームに向かうと持っていた荷物を放り投げるように近くのテーブルに置いて、その背中を押して、シャワールームにミニョを押し込んでいる。
「すっ、すみませんっ」
震える身体を抱きしめながら、シャワールームに入ったミニョは、顔だけ覗かせると待っててくださいねと言って消えて行った。
暫くするとシャワーから落ちる水音が聞こえてきて、はぁーっと溜息を付いたジョンアは、持っていたバッグからタオルや服を取り出して、下着はあったかなと呟いている。
「ああ、良かった持ってたわ」
そう言いながら、透明な袋に入ったレースの布を取り出して大丈夫かなとまた呟いた。
「そっちの趣味までは・・・確認してないのよね」
きょろきょろとあたりを見回して誰かを捜す様な仕種をしたが、ワン・コーディは、撮影が終ると同時にスタッフと話をしながらどこかに消えてしまい、テギョンの事も宜しくと言われていたジョンアは、荷物の増えているバッグを見つめてベンチに腰を降ろしている。
「契約してもらえるかな・・・」
専属になりたいという申し入れをして、この撮影次第だとテギョンに言われ、失敗は特に見当たらなかったが、ミニョのこの状況までは、流石にジョンアにも思いもよらない事で、引退をしている間もA.N.Jellのプロモーションビデオ等に出演しているミニョを見てきていた。
「わーどうしよう!風邪なんかひかれたら・・・」
ファン・テギョンが、どれだけミニョを大切にしているのかという事は、この撮影前にヘイに一晩中つき合わされ、嫌という程聞いている。
それでも一緒に仕事がしたいのかと聞かれて、頷いたジョンアにヘイは、頑張りなさいと一言告げて、でも、この仕事に関係する人間が、少なからず過去に関連している事を知っていたヘイは、釘を刺すことも忘れていなくて、勇気付けると共に不安を煽る事も言われていた。
「わー!!もうあっちの事もあるのに!ったく、ソンジュンのパボーー!」
兄弟ですと告げた後のテギョンとミニョの表情は、それぞれ違う印象が浮かんでいて、特にテギョンは、ジョンアを見る目が更に厳しくなっていて、すぐにこちらに来てしまった為、今、あちらがどうなっているのかも解らず、ジョンアは、何かを焦る様に溜息をつき、脚を揺らしている。
「ユアンの事もあるのに・・・」
「キム・ユアンssiってもっとこう・・・」
ジョンアの言葉に重なる様に声が聞こえ、壁から顔だけ出しているミニョが、ヘヘと恥ずかしそうに笑って、タオルを下さいと言った。
「えっ、あ、すみません」
考える事に夢中になっていたジョンアは、慌てて立ち上がるとミニョにタオルと一緒に籠に移した着替えを一式渡して震えは、止まったかと聞いている。
「ええ、すみません!ちゃんと温まりましたから」
「熱とか、寒気とかは・・・」
「大丈夫です!緊張していたので温まったら震えも止りましたから!」
壁を挟んでジョンアと会話をするミニョは、衣擦れの音をさせながら、着替えを済ませ、可愛いですねと言いながらジョンアの前に出てきた。
「これも用意してくださったんですか!?」
ミニョが、朝、自宅から着用してきた服とは、違う服を渡され、それに着替えたミニョは、私服はと訊ねると紙の袋を持ち上げたジョンアが、ここに入ってますと笑っている。
「キム・ユアン・・・ですか!?」
ミニョの不思議そうに考え込む表情を見たジョンアは、次の言葉を待ちながら、仕事道具をバッグにしまい、何ですかと聞いた。
「うーん、さっきから考えてたんですけど、ソンジュンssiが、キム・ユアンssi・・・ですか!?」
ミニョに質問をされたジョンアは、首を傾げるとどういうことかとまた聞いている。
「ソンジュンssiは、確かにどこかで会ったなぁって、ずっと思っていたんですけど、ユアンssiの名前を聞いてああ、そうか、と思い出したんですけどね・・・」
考えながら歯切れの悪いミニョにジョンアは、じっと耳だけを傾けて聞いているが、その動きは止っていて、戸惑っている様に見え、くると振り返ったミニョが、すみませんと頭を下げた事に目を見開いてミニョを見た。
「えっ、あの・・・」
「うん、わたしの勘違いかもしれないです!」
「勘違い!?」
「告白してくださった方は、もっとこう・・・何ていうか、少年ぽかったというか・・・」
昔の事ですものねと笑ったミニョに黙ってしまったジョンアは、瞼をゆっくり閉じると、胸に手を当て、深呼吸をして立ち上がるとミニョの前に立って、決心をした様に口を開いた。
「えっと、あの、告白・・・したの・・・・・・は、私です!!!」
「えっ!?」
ジョンアの言葉にきょとんとしたミニョは、髪に当てかけたタオルを耳の辺りで止めて固まっている。
「キム・ユアンは・・・・・・・・・私の!!昔の名前です!ソンジュンは、弟ですけど・・・さっき、リンssiが、言ってた様に私達って、よく似てるでしょ!アフリカから戻って、暫くの間、ユアンの名前でふたりでっモデル活動をしてたんですっ!!」
「えっ、えっ!?えっ!?」
ミニョから一歩下がってすみませんっと頭を下げたジョンアは、
床に頭がつくのではないかと思える程に体をふたつに折り曲げて、そんなジョンアの姿に首を傾げながら止まってしまった思考で、一生懸命考え込んでいる様子のミニョは、下を見て、ええとと呟き、また上を見て、唇に指をあて、頬を両手で包み込み、えーーーと、ソンジュンssiーが、ユアンでと声に出して、何度も考えを纏める様に首を動かしていたが、くるっと振り返ると目の前に見える鏡に向かって大きな声を出した。
「え、え、え、えーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

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byアメーバピグ


いつも遊びに来て下さり、コメ、メッセ他諸々、お菓子も
ほんとうーーーにありがとうございます!(*^▽^*)



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