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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ヤケたのどっち!?

焼ける?妬ける?

よろぶんあんにょん(-^□^-)久々の男同士親子の会話o(^▽^)o
・・・UP・・・どっちが勝ちかなo(^Ⅲ^)oミニョのいない『とある日』!
大分前にお庭でお菓子の話をさせて頂いて、その節は、ヒントをありがとうございました(*^▽^*)
こんなんなりましたけど楽しんで貰えたら嬉しいです♬どうぞ♬
★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「ちっっがーーーーーう!!!」
上目遣いで腕を組むのはいつもの事、大きなテギョンを下から見上げて、イラついた姿のテギョンと全く同じ顔をして、唇まで突き出して、ギロッと瞳を動かして睨んでいる。
「何が、違うんだよ」
緑のエプロンをつけて銀色のボールを片手に抱え、頭の天辺で纏めた髪を結び、イラッとしてるリンを見下ろし、ほらとボールの中身を見せたテギョンは、泡だて器を持ち上げて、クリーム状の中身を見せた。
「バターだろ!塩、砂糖に少量のハチミツ!卵!粉を入れて、あと、何が必要だよ」
「オンマは、もっと甘くしてたもん!!」
「それは、ミニョのレシピだろ!俺とは違う」
それにこれでも甘すぎだろという声は、リンに聞こえない様に呟かれている。
「ヤダっ!!オンマと同じが良い!!」
地団駄踏むリンは、テギョンを睨んで拳に握った手を上下に動かした。
「煩いなぁ・・・居ないんだから仕方が無いだろ」
「アッパが、行って来いって言ったからでしょー!!僕、なーーんにも聞いてないんだからーーー!!」
起きたら居なかったんだもんとテギョンを睨むリンは、面白くなさそうに呻って、アッパ嫌いとそっぽを向いている。
「たまには、そういう事も必要だろ!」
「知らないもん!!オンマとお出かけしたかったのにぃーー!」
テギョンに向かって口に指をあて、イーーと顔を作って見せるリンは、呆気に取られているテギョンの顔を見て、満足そうに笑った。
「おっ前なぁ!俺以上に毎日ミニョにくっ付いて、一緒にいる癖にたまには、離れる事を覚えろよ」
「そんな事ないもん!アッパがいる時は、僕だって遠慮してるもん!!」
見下ろすテギョンと見上げるリンの間で、バチっと視線が交わされて、どちらも不機嫌に唇を尖らせて顔を背けた。
「ふん!俺はミニョの特別だからな!お前とは違う」
「そんなこと無いもん!特別でも一番でも一緒だってオンマ言ったもん!僕がまだ小さいから、一番なんだもん!」
互いに背中を向けて不機嫌にあさっての方を見て、会話をしている。
「どっちでも良いけどな・・・」
大人の余裕か、先に折れたテギョンが、クスッと笑って、トンとボールをカウンターに置いた。
「嘘ー!オンマが、アッパの方が、子供っぽいって言ってた」
ダイニングテーブルの椅子を引いて、そこによじ登り、カウンターの上にテギョンが差し出した別なボールに入っている
泡だて器を持ち上げ、スイッチを入れたリンは、くるくる廻って混ざってゆく生地を見つめて美味しそうと指を入れようとして、テギョンが、慌てて手を掴んで止めている。
「っぶないなぁ、ミニョみたいな事するなよ!」
不思議な顔でテギョンを見るリンは、首を傾げていた。
「機械なんだから気をつけないとお前の指が飛ぶだろう!」
真剣な顔で嗜めたテギョンにボールと指を交互に見つめたリンは、シュンとして謝っている。
「ミアネ~」
「ったく、ミニョと一緒の時もそんな事してるのか」
「ううん、オンマはね、触らせてくれないの!ピアノ弾いててねって言われる~」
リンのニコニコした返答に目を細めたテギョンは、眉間に皺をよせ、小さく首を傾げて、腰に手をあて、テーブルに手を付いた。
「はぁぁ!?じゃぁ、何でいつもやってるなんて言ったんだ!?」
「そう言ったらアッパが、お手伝いさせてくれるかなぁって、思ったのー」
やりたかったのーと両手を上げたリンに呆れた表情をしたテギョンは、まぁ、良いかと呟いて、その代わりと指を立てている。
「良いか!絶対!危ない真似をするなよ!俺が、ダメと言ったら素直に聞け!」
にっこりした笑顔で頷いたリンに大丈夫かと呟いたテギョンは、くるっと後ろを向いて冷蔵庫を開けた。
「ったく、お前が食いたいって言うから!」
フルーツの乗った籠とジャムの瓶を取り出して、どんとキッチンに乗せ、籠からリンゴをひとつ持ち上げた。
「だって、オンマが言ってたよ!アッパって普段、何にもしないけど、お料理とーっても上手って、それに、オンマより美味しいって言ってたもん!」
食べたこと無いよと不思議な顔をするリンを見るテギョンは、溜息を吐きながら舌打ちをして、面倒なんだと呟いている。
「オンマにしてもらえば良いよ~!」
リンの言葉にまた呆れた表情を見せたテギョンだが、そうだなと呟いてリンゴをぽんと軽く投げた。
「リンゴ、どうするの!?」
「小さく切って混ぜるんだ」
包丁を取り出すテギョンは、シンクの上で器用にその皮を剥いていて、落ちていくリンゴの繋がった
皮をジーッと見ているリンは、テギョンの顔を見て凄いねと感心している。
「ふ、俺は、何をやっても凄いのさ!だからミニョが、惚れたんだ!」
リンの前で自慢げに話すテギョンは、今も良い男だけどなと笑ったが、
ふーんと頷いているリンは、興味がなさそうな表情で皮の行方を見ていた。
「何だ!?いつもみたいにアッパ凄いって言わないのか」
「うん!言わなーーい!」
「何で!?」
「だって、オンマが、アッパが凄いのは、僕のアッパだからって言ってた!」
リンの話を体を揺らしながら聞いているテギョンは、時折、目を細め、難しい顔をしたり、照れた様な表情だったりと百面相でも出来そうな程コロコロ表情を変えて、手にしているリンゴの皮も器用に動かした手で綺麗に剥いていた。
「っとに家にいる時にミニョの奴!お前に何を教えてるんだ!」
「あのね、オンマのうぬぼれだけど!アッパが大好きだから、僕にも知ってて欲しいんだってー」
にこにこテギョンの手元を見ているリンの前でケーキ用の焼き型にリンゴを放り込むテギョンは、
リンが混ぜていた生地を持ち上げてその上から流し込み、軽く混ぜて、オーブンにセットしている。
「こっちはー!?」
「クッキーにするんだろ」
「うん!」
少し堅めに混ぜた生地をキッチンに拡げたテギョンは、さて、と腕まくりをはじめ、その指先を見ているリンは、すごーいと感心していた。
「食べるの勿体無いねー」
「ああ、ミニョが見たら喜ぶな」
そんな言葉を交わしながらこちらもオーブンにセットすると手を洗ったテギョンが、焼けるまでピアノでも聞かせろと言い、アッパもなのとにっこり笑うリンは、けれどピアノに向かって走って行き、ゆったりとソファに座ったテギョンの前でピアノを弾き始めたのだった。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

「そうなの!?」
「うん!アッパとふたりで作った!」
「ふふ、美味しそう」
「食べるでしょ!」
「ちょっと、勿体無い気もしますね」
「上手だよね」
「ほんと」
キッチンから聞こえるお皿の音とミニョとリンの会話を聞きながら目を開けたテギョンは、ソファに身を起して眠そうな目を擦っていた。
「帰ったのか」
「ええ、リンの事、ありがとうございました」
そう言いながら、お茶の道具を持ってリビングに歩いてくるミニョの後ろからリンが、お皿に乗せられたクッキーを持ってくると、テギョンの前にそれを置いている。
「ねね、アッパ!ちゃんと焼けてたよ!」
テギョンの隣に座ったミニョの肩を引き寄せて、お帰りと頬にキスをしているテギョンは、リンにああと頷いて、目の前に置かれたクッキーを見た。
「ふーん、初めての割には良い出来だな」
口角をあげて満足そうに頷いたテギョンの左右から同時に驚いた声が発せられ、どちらもテギョンを見つめると初めて~と大きな声をだしている。
「なっ、なっ、初めてってオッパ火傷とか・・・」
してないですかとテギョンの手を取ったミニョは、あたふたとしていて、大丈夫だと言ったテギョンの
顔を見ているリンが、やったことあるって言ったと不満そうに唇を尖らせていた。
「宿舎にいた頃、料理はしたけど、菓子は・・・誰も食わないから・・・でも上出来だろ!」
ふふんと笑うテギョンの前にテジトッキの形を模したクッキーとリンゴのケーキが置かれ、どちらも美味しそうに焼きあがっていて、ケーキを切り分けたミニョが、お皿に盛り付けると、綺麗に焼けてますねと言い、流石アッパですねと満面の笑みで親指を立てて見せ、そんなミニョの様子にふふんとリンを見て笑ったテギョンとテギョンと視線が絡んで、あれーとフォークを咥えて首を傾げたリンが、考え込む表情をして、暫くすると、僕がお願いしたのにーと不満そうに大きな声を出しているそんなある日の午後のひと時だった。


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お菓子作りならやっぱり「魔法の粉」は欠かせないと思いつつ(-^□^-)
最後まで読んでいただいてありがとうございました。