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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Instrument practice(プラクティス・インストゥルメント)!? #6


「リン!ユソン!君たちもおいで」
ユンギが、楽器で遊んでいる二人に声を掛けると手で招いた。
ユソンがリンの肩からギターを降ろして自身が持っていたギターもスタンドに立てかけるとリンと手を繋いでテーブルに近寄ってきた。
「改めて紹介しますね!」
ユンギが、そう言って、その場に立つ一同をぐるっと見回した。
「まず、この企画の全てを担うのは、僕のSP・GLOBEとこちらのA.Nentertainmentです」
そう始めたユンギの演説をその場の誰もが、黙って頷きながら聞いていたが、テギョンが、プロデューサーとして紹介されるとちょっと待てと言った。
「こんな時に何だが、俺は聞いてないぞ」
コホンと一つ咳払いをして次いだ。
「リンのたっての希望でも!?」
ユンギとアン社長が顔を見合わせてニヤッとし、最初からそれは既に決まっていた事で、リンを中心としたA.N.Jellのコピーなのだから、誰もが、テギョンがやるのが当たり前だと思っていて、視線が一斉にテギョンに注がれる中、リンがそのパジ(ズボン)を引っ張った。
「アッパ、やるでしょ!?」
ミニョの様な瞳で見上げるリンは、テギョンに見せる顔もミニョに見える様に故意に傾けている。
「やらないとは言っていないだろ・・・聞いてないと言ったんだ」
「だって、僕が言わなくて良いって言ったもん!」
リンが恍けた顔をして言った。
「何!?」
「アッパ!辞めてください!」
ミニョが、小さな声で恥ずかしそうに言うとテギョンが、んと隣を見た。
それもその筈、二組がテギョンとリンを見てクスッと笑っている。
「オッパ・・・」
ミニョがもう一度テギョンを呼ぶと小さく回りを見たテギョンがコホンと咳払いをした。
「・・・失礼しました」
「いえ」
まだ紹介されていない親子の女性が、口元を押さえてテギョンを見ている。
「はは、面白い・・・やっぱり来て良かったな」
ヒジュンソンベがそう言うとユソンの肩に手を置いてなぁと同意を求めた。
「はい、イメージと違います」
ユソンがそう言った。
気恥ずかしさからかテギョンの唇が僅かに尖るが、不機嫌にはなっていない様だ。
「そうだ!こっちまだ紹介してないよね」
こっちと言って、ユンギが元気そうな男の子を連れた親子連れに手を向けた。
「ええ、紹介してください!」
ミニョが、笑顔でそう言うとヒジュンも頷き、ユンギがコクンと頷いた。
「こちらは、イ・チュンナム夫妻・・・で、この子は・・・」
ユンギが、男の子を自分の前に立たせた。
「イ・ジュンシン・・・俺の甥っ子」
「はっ!?」
「えっ!?」
テギョンとミニョの目が同時に大きく見開かれ、ユンギはエヘヘと笑っている。
「おっ・・・」
わなわなと震えるようにテギョンが腕を上げかけたが、ミニョが反対側の腕をギュッと掴んでいたので踏みとどまり、ハーッと長い溜息を吐いた。
「何処まで驚かせるんだ!!」
低い声が飛んだ。
「へへ、ごめん・・・こっちは俺のヌナ!イ・ミヨン!」
「お前の姉さん!?」
「初めまして」
ミヨンとチュンナムが笑顔でそれぞれテギョンとミニョに握手を求め、4人は交代で挨拶を交わした。
「ミヨンssiですか、それは有名な荒らし屋でしたからね」
テギョン達が驚いている中、ヒジュンソンベが口を開いた。
「荒らし屋!?」
テギョンがヒジュンを見ている。
「ええ、あちこちの音楽コンクールに出ては、賞をさらって・・・しかし、デビューに興味がない・・・まぁ、遣らせるつもりも無い!とお父上が良く言ってましたよ」
その言葉からヒジュンとユンギの家とは懇意だった事が窺がえた。
つまり、ユンギがヒジュンソンベとは、子供を通して知り合った訳では無いという事で、テギョンは小さく舌打ちしている。
「ふふ、家が事業をやっていたので、それにちょっと反発していた事もありましたわ」
ミヨンは、クスクス笑いながら、それが楽しかったと言っている。
「ご結婚もお早かった筈では・・・」
「ええ、この子の上にふたりおります」
もう、大きいのでとミヨンは、手を差し出してジュンシンの手を取った。
「3人とも音楽は好きですけどね、この子が特にわたしと似ていて、ピアノと歌を遣りたがりまして、音楽学校に行くことが決まってますの!上の子達は、主人と同じで、経営の方ですが」
ミヨンが、子供の事情を説明すると笑顔でA.N.Jellのファンですと言った。
「つまり、この場に全くの素人はいないって事か」
テギョンが、ミヨンも音楽に携わっていたのだという事とユンギの甥であることを考慮して言った。
「そうだね」
ケロッと答えたユンギは、腕を組んでいる。
「ユンギィ・・・」
貴様ぁと言うテギョンの怒りの声は、音にならず変わりにギリっと歯軋りの音が聞こえた。
「へへ、良いじゃん!夏までの期間限定!!このまま、デビューさせるかどうかは、三人ともまだ小さいし、そこまで考えてないよ!でも一致してるのは、三人ともA.N.Jellが好き!それなりに音楽に近い所で生活してて、興味も才能もある!ファン・テギョンに指導して貰えるなら、それはこれからの方向性を決めるのにも良い経験になるって事!大人の事情と子供の事情は、違うって事さ!」
そうでしょとユンギが片目を閉じて見せるとリンが、またパジを引いた。
「アッパー」
上目遣いで、テギョンを見上げて、小さく尖らせた唇でテギョンを見つめている。
するとユンギが、ユソンとジュンシンにお前達も行けと背中を押し、横に子供が三人並んでテギョンを見上げた。
「お願いします!」
「ヨロシクお願いします!ソンベ!!」
「アッパお願い!」
三人三様にテギョンを見上げ、特にリンは、両手を併せ、まるでミニョの様に見上げるものだから、テギョンが怯んでいる。
「あーもう!!判った!遣らないと言ってないんだからそんな顔するな!」
誰に向かって言ったのかは大人たちには一目瞭然だったが、子供達は喜んで両手を上げた。
「「「やったー」」」
「それじゃ、決まったって事で良いんだな・・・皆さんも契約書にサインして貰います・・・」
黙って流れを見つめていたアン社長が口を開いた。
一同を見回すとそれぞれに笑顔で頷いている。
短い期間とはいえ、契約をさせて頂くと言ったアン社長に促されたそれぞれ家族は、テーブルに用意された紙にサインをするのだった。






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