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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Etude and pale love(エチュードと淡い恋)!? #9

「だからね、あの子に直接じゃなくても良いのっ!」
「ここの人なんでしょ!」
「それを紹介して欲しいって言ってるだけじゃないの!」
数人の女性が、子供を後ろに追いやって、警備員と向き合っていた。
その横を、通り過ぎていくシヌとミナムは、無表情で、チラともそちらは見ない。
しかし、いつも応援してくれている別のグループが、相変わらずそこにいて、一人がA.N.Jellよ、カン・シヌとミナムよと言った事で、おば様たちも振り返ると慌てた様に近づいて来た。
「わー!ファンです!」
「握手を」
「サインを」
いつもと変わらない光景が繰り広げられ、シヌとミナムも軽く会釈をしながらそれに答えるが、ゴメンねと言いながらその場を後にした。
ふたりに会えた事で気持ちも変わったのか、おば様達も子供の元に戻っていく。
「上手くいったかな!?」
ミナムが、肩越しに振り返りながら、そちらを見ると纏まって何か話をしてはいるが、警備員に詰め寄るのは、辞めたようだ。
「実力出せないって、リンは何をしたんだ!?」
シヌは、気になっていたのだろう事をミナムに聞いている。
「ちょっと、見た目をね、ミニョに変えたの!?」
ミナムがシヌを見ながら笑った。
「リンのか!?」
「そうだよ! 帽子被せただけなのに、ミニョそっくりでさぁ、可愛かったぜー」
ミナムがほくそ笑むとシヌが呆れた様に笑った。
「お前にも似てるって事だろ!?」
「そうだけど・・・リンの格好は、女の子にしか見えなかったんだよ」
だから、見惚れたんだとミナムは笑っている。
「あれに見惚れて実力が出せないのは、それまでだって事だろ!」
「そんな子供なら要らないってテギョンなら言いそうだな」
「社長も意外と厳しいでしょ!」
「この世界を知り尽くしてるからな」
且つてアイドルだった社長も実力が無い物には容赦がない事をシヌもミナムも良く知っていた。
「それにしても、子供のオーディションなんて、何故突然始めたんだ!?」
シヌがジェルミと同じような疑問を口にした。
「さぁ、そもそもリンが、この話を引き受けたらしいんだけど、俺も具体的には知らないんだよね・・・ただ、社長が絡んでるらしいんだ・・・」
ミナムが、先程、音響室で聞いた事をシヌに教えている。
「まぁ、事務所で募集しようって言うんだから社長は、知ってて当然だけど・・・」
シヌが、リンかぁと言いながら少し考え込んだ。
「あいつ、子供の割りに変なとこ大人だよな」
「ヒョンもそう思う!?」
「ああ、テギョンの息子って事を差し引いても、音楽以外の所も結構、侮れないだろ」
「ミニョの子供なんだけどなぁ」
ミナムがうーんと呻りながら、首を傾げている。
「やっぱり、ミニョ絡みで何かあるんじゃないのか!?」
リンが、ミニョを大好きで守りたいと思っている事と関係するんじゃないのかとシヌは言った。
「ヒョンも知らない事!?」
駐車場に止められた車の前でどっちが運転すると確認しあうとシヌが、俺がと運転席に廻った。
「テギョンもさ、割と抜けてるだろ」
助手席の鍵を開けたシヌは、ミナムが乗り込むのを待ちながら、エンジンをかけた。
「ミニョが絡んでるなら、社長と何か約束をしたのかもな」
「この前の撮影のせいかなぁ・・・」
ミナムが社長と結託した撮影を思い出しながら顔を歪めた。
「あれ一回って言ったから、説得したんだけどな・・・」
「説得ってお前、テギョンを脅したんじゃないのか!?」
動き始めた車の中でシヌが、クスクス笑っている。
「あれっ!?ヒョン知ってたの!?」
ああと答えたシヌは、俺も欲しかったなと言った。
「欲しかったら挙げるよー!まだ一杯あるし!けど、アレが脅しになるのはヒョンだけだよー」
事務所の裏道に抜ける道路に入った車は、少し低速で裏の駐車場へ向かっている。
「何て言ったんだ!?」
「ミニョのデビュー当時の写真でアルバム作るぞって!」
「ふっ、テギョンなら嫌がるな」
「未だに箱に閉じ込めておきたい雰囲気だし」
裏口の車止めに立つ4人を見つけたシヌとミナムは、それぞれに顔を振ると口角をあげた。
「父親らしくなったと思ったんだけどなぁ」
「男が上がってると思ったんだけどなぁ」
ふたりの声が重なって、車が4人の前で止まり、ドアを開けたテギョンが、さっさっと乗り込んでくると、シヌとミナムを見てぎょっとしている。
「何だ!お前達、気持ち悪いな」
ミニョからリンを受け取りながらふたりの顔を見たテギョンは、ニヤニヤにこにこしているふたりに目を細めると、不機嫌そうに唇を歪めている。
「俺のことか!?」
ギロっとふたりを睨みつけるとシヌもミナムも違うと言った。
ミニョとジェルミが続けて乗り込んでくる。
「オッパ!大丈夫でしたか!?」
ミニョが、ミナムに先程の警備員の件を聞いたが、ああと答えたミナムが、笑って手を振った。
「結局、俺達のファンみたいだから、この事務所に入れたかったって事だろ」
気にするなとミナムが言ったので、そうですかとミニョは答えたが、心配そうにしているので、テギョンが横からミニョの肩を抱いている。
「お前が気にしても仕方ないだろ! リンのせいだとしても、それによって実力が出せなかったなら、この先も厳しいぞ!この世界にリン程度の奴なんて幾らでもいるんだからな」
リンが引き合いに出された事で、テギョンの膝の上で不満そうにしたが、直に笑顔になると、ミニョの膝に乗りかえた。
「オンマー大丈夫ー!僕ちゃんと一番と二番を選んだもん!!」
そう言って、ミニョに自身の耳を触って見せた。
「ふっ、そうだな、こいつの耳は、ここにいる全員で保障してやる!実力は、本物だから安心しろ!」
テギョンが、そう言ったのでシヌが頷くと、ミナムもああと言った。
「そうだよーミニョ!!俺達A.N.Jellが、認めるお子様だぜ!リンが選んだなら間違いないから大丈夫!」
ジェルミが、嬉々として答え、ミニョは、皆の顔を見回して、うんと頷くとそうですねと笑顔になった。
「それじゃ、どこへ行く!?」
シヌが、前に向き直って聞いた。
「リンのリクエストだからな!バイキングだ!」
テギョンがそう言うと一際喜んだリンに一同笑い、車はホテルへ向けて走り出したのだった。

 
★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★


ご訪問ありがとうございます。
やっと、ご飯にありつけそうな6人でございまして・・・(^o^;)
次回はちゃんと食べさせて挙げられるといいなぁなどと思いつつ・・・
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ミナムの脅しの件はこちらを→Labour of Love(レイバー・オブ・ラブ)!?
バイキングの件はこちらをどうぞ→Eat a something(イート・ア・サムシング)!?





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