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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ミニョとテギョンと〇〇と8────楽器と歌と!?



リンを抱いて車に乗り込んだミニョは、運転席に乗り込んでエンジンを掛けるテギョンの横顔をじっと見つめていた。
その視線に気付いたテギョンが、横を向くとミニョに聞いた。
「何か言いたいことがあるのか!?」
「いいえ!何もないですけど・・・」
ミニョが首を振ったが、テギョンは、ミニョを見ている。
「けどっていうのは、何かあるって事だろう!?」
揚げ足を取ってきた。
「いや、なんで知ってたのかなぁ・・・と思って・・・」
「ああ」
そのことか、とシートベルトを嵌めながらテギョンが、前を向いた。
車が走り始める。
「リンに聞いたんだよ!」
テギョンが、種明かしをした。
「お前と公園で遊んでたら、あいつに声を掛けられたって・・・」
「ああ、そうなのですか・・・」
ミニョの腕の中にいるリンは、はしゃぎすぎて眠くなってしまったようで、時折、こっくりこっくりとしながら、ミニョの胸に凭れている。
「ふふ、疲れたのですかね」
ミニョが、リンの髪を撫でてやりながら、優しく背中を叩いてやる。
「ふ、今日は、一日遊び相手が多かったからな」
テギョンが、ハンドルを切りながら、横目で見た。
「そういえば、物置で、ギターを見つけたのですが・・・リンのですか!?」
ミニョが、昼間見つけたギターの事をテギョンに聞いた。
「うん!?ああ、ファンに貰ったんだ・・・」
本当か嘘かよくわからない事を言うテギョンにミニョは首を傾げている。
「あんな、高価なものを!?」
「高価とは、限らないぞ!ギターだって、ピンキリだからな!」
少し不機嫌そうに唇を尖らせて話すテギョンにミニョは、不思議に思いながら更に聞いた。
「オッパが、買ったんじゃないんですか!?」
丁度、信号で止まった車の中で、テギョンがミニョをギロッと睨んだ。
「おまえ、俺が何でもかんでも買い与えると思ってるのか!?」
「いや、結構甘いので、そういうこともあるかなぁ・・・と」
ヘヘヘと笑ったミニョは、テギョンを見ている。
「お前が、歌ってやるのと一緒だろ!?」
「どういうことですか!?」
テギョンがアクセルを踏んだ。
「リンの練習曲に歌をつけてるだろ!?俺が、知らないと思ってるのか!?」
「ああ・・・だって、あれは・・・」
ミニョが、スヤスヤと寝息をたて始めたリンの頭を撫でた。
「この子の練習曲ってA.N.Jellの曲ばっかりですよ!自然と口にしちゃいます!」
ミニョが、クスクス笑って嬉しそうに答えた。
「アッパの曲ばかりですものね!」
眠っているリンに話し掛けるように言う。
「俺の前じゃ歌うのを嫌がるくせに・・・」
テギョンが、子供っぽいことを言うとミニョが、驚いたように聞いた。
「歌って欲しいのですか!?」
不機嫌なテギョンは、唇を尖らせている。
「それはな、お前の声は好きだし、何より俺の歌には、一番合うからな!」
ミニョは、口元に手を当てて、更にクスクスと笑った。
「ありがとうございます。オッパにそう言ってもらえるのはとても嬉しいです!!」
ミニョは、小さく頭を下げた。
「でも、新曲の度に歌わせてもらってますよね・・・フルで・・・」
テギョンが少し上目遣いに視線をそらした。
「あ、あれはだな・・・」
「ふふ、オッパが一人で聞いていてくれるならそれで良いですけど!」
まるで、テギョンが、録音していることを知っているように口にしたミニョだが、その音源が、今乗っている車にあることは、知らなかった。
「歌わないのかって聞かれたんだろ!?」
テギョンが、公園での話を始めた。
「ああ、ユンギssiでしたっけ・・・」
ミニョが、先程の、お店での会話を思い出したように口にした。
「ナンパは、されてませんけどね!」
テギョンに先に釘を刺す。
ジロっとミニョに視線を送ったテギョンは、『生意気だな!』と呟いた。
「ふふ、でも、私が歌ってたことをまだ、覚えていてくださる方もいたんだなと思ってましたけど、オッパのお知り合いだったんですね!?」
「ああ、俺も驚いた!もしかして、俺の事も覚えているのか!?」
「うーん!ファン・テギョンssiですからね!?忘れられないのではないですか!?」
ミニョが、適当に答えると、テギョンが面白くなさそうに言った。
「お前の事も俺の妻だから覚えてたんじゃないか!?」
暗にファンじゃないだろうと言いたそうなテギョンにミニョが、膨れる。
「なんですか!?オッパ!!それって嫉妬ですか!?」
「なっ!?なんだと・・・」
「ファンを大事にしろって、わたしに教えて下さったのはオッパじゃないですか!」
「ファンって言うのは、気持ちが移ろいやすいもんなんだよ!」
「だから、大事にするんじゃないですか!」
「大事だからって、笑顔を振りまきすぎなんだよ!」
誰かの受け売りと嫉妬と子供の喧嘩のような言い合いが、狭い車内で繰り返されていた。
「わたしも、オッパのファンですけど・・・」
ミニョの頬が、膨れて、テギョンを上目遣いに恨めしそうに見ている。
「お前は、違うだろ!?」
何を言ってるんだとテギョンは、唇を尖らせる。
「お前は、特別なファンだろ!気持ちも揺れない!俺だけを見てる!」
違うのかとテギョンはミニョに聞いた。
「違いません・・・」
ミニョは、恥ずかしそうに俯くと頬に右手を当てた。
「そうだろ!」
テギョンが、口角をあげて、笑顔になる。
「お前は、俺だけが見えてればいいんだよ!」
独占欲丸出しのテギョンの言葉は、ミニョにとって嬉しいものなので、それ以上ミニョも何も言わなかった。
車は、住宅街を抜けて行く。
「着いたぞ!」
テギョンが、家の駐車場へ車を入れ込むとミニョに向かって言った。
「ええ」
すっかり眠ってしまったリンを抱きかかえながら車を降りたミニョは、ぐるっと回ってきたテギョンにリンを預け急ぎ足で玄関へと向かう。
鍵を開けて、寝室へと向かった。
リンのベッドを整えると、抱きかかえたテギョンが、入ってきた。
ベッドに寝かせて布団を掛けてやる。
小さな寝息が、ふたりに幸せを教えてくれる。
テギョンが、ミニョの肩を抱くと、ふたりはそっと寝室を後にしたのだった。





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