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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ミニョとテギョンと〇〇と7────玉子と甲殻類!?



「はい、リンどうぞ!」
ミニョが、リンのお皿に小さく切り分けたお寿司を乗せて前においてやる。
「後は、オッパですね」
にこにこと嬉しそうに、テギョンの皿から、甲殻類を避けて、自分のお皿へ乗せると、両手を併せていただきますと口にした。
腕を組んでその様子を眺めていたテギョンは、むっつり顔で唇を尖らせている。
「交換だろ!?」
ミニョの皿を眺めて、食べられそうな物を物色するとそうだなと考えて唇に指を当てている。
そんな様子にお寿司を箸で摘みながら、ジェルミがポカンと口を開けて、隣に座るシヌにボソボソっと囁いた。
「あんな、ヒョン見たこと無いんだけど・・・」
シヌもそちらをみると、口元を少しだけ上げて小さく囁いた。
「子供っぽいんだな、結構・・・」
テギョンの視線が右に寄った。
「おまえら、聞こえてるぞ!」
テギョンの不機嫌な声が漏れる。
「ふふ。しょうがないですよ。食べれないものもあるのですから!」
ミニョが、テギョンを庇うように口にした。
「玉子以外ならどうぞ!」
ミニョが、お皿を前に出した。
しかし、その横から小さな手が伸びてきて、ミニョのお皿からお寿司を攫っていく。
「これが良いー」
そう言って、赤いカニを攫っていくと、大きな口を開けて放り込んでいる。
「リン!!」
ミニョが少し膨れると両手を口に当てて、もごもご動かしながら上目遣いにミニョを見ていた。
その様子にミニョも笑顔になる。
「おいしいですか!?」
「・・・うん!」
リンがコクコク頷いた。
「そういえばさ、これって、ご褒美だったんでしょ!?リン、何が出来たの!?」
ジェルミが、不思議な顔で聞いた。
「着替えです!」
ミニョが、クスクス笑いながら答えた。
「一人で、着替えられたからですって!ね、アッパ!?」
「ああ」
テギョンが、野菜の巻かれたお寿司を口に入れながら答えた。
「何でも一人で出来るようになってきたからな」
テギョンが、リンを優しく見つめて、頭に手を置くと、クシャクシャと髪を撫でた。
それにリンは、不満そうに唇を尖らせて大きなコップで水を飲みながら上目遣いに見ている。
「あっという間に大きくなっちゃうのね!?」
ユ・ヘイが、ミニョの隣からリンを見ながら言った。
「うちの子たちもそうかしら!?」
お寿司を口いっぱいに頬張っているミナムを見る。
「そうなんじゃないの!?」
ミナムは、気の無い返事をする。
「はぁー、解るミニョ!?あんたのお兄さんは本当に父親なのって思うわけよ!もう少し、感動ってものは無いのかしら・・・」
ヘイが、不満そうに溜息ながらの告白をするとミナムが膨れて見せる。
「なんだよー。俺だって十分父親してるだろ!ヘイのいない時は面倒見てるし・・・大体、うちは二人もいるんだぜ!倍手がかかる!あっという間に大きくなってくれたほうがいいじゃん!」
その言葉に一同揃って笑い出した。
「おまえのとこは、まだまだだな!着替え以前にまだ立ち上がることもできないからな!立ち上がってしまえば、早いんだろうけどな・・・」
テギョンが、思い出すようにリンの成長の話を始め、リンが、生まれるまでは、本当にいろいろあって、生まれてくれたことに涙したこともあった。
こうして、リンを挟んで、A.N.Jellが揃っていることもテギョンにとっては、感謝したいことの一つでもあったが、それは、口にはしなかった。
久しぶりの、A.N.Jell揃っての食事会は、まるで合宿所のパーティーの様になっていた。
ふざけるジェルミとミナムにリンが加わって一緒に物真似をしたり、シヌはクールにみているが、テギョンは、不満そうだったりと、ミニョとユ・ヘイも一緒になって笑っている。
ここが、お店の個室だということを忘れているのではないかというほどに皆が、はしゃいでいた。
「そういえば・・・今日って何かイベントとかあったのですか!?」
大分お腹も膨れてきて、お皿も一つずつ綺麗になってきた頃、ミニョが、突然テギョンに聞いた。
水を飲んでいたテギョンは、コップ越しに目を細めてミニョを見た。
「バスが、ものすごく混んでいたのです。あそこって、会社ばかりだから、いつもは、あんなに混んでいないのですよね。ぎゅうぎゅうで、押しつぶされまして、降りるの大変だったんです」
頬に手を当てたミニョは、不思議そうな顔をしている。
「それ、知ってる!!」
ジェルミが、シヌの肩に手を置きながら半分くらい立ち上がった。
「事務所の先の大きな公園でさ、復活イベントやってたんだよ!」
「「「復活イベント!?」」」
テギョンとシヌ、ミナムの声が重なった。
「えーと、なんだっけ・・・何とかってバンドの復活イベントとかで・・・」
ジェルミが、カバンからパソコンを取り出して、アクセスしている。
「おっ、あった!これこれ」
画像を広げて、皆に見せる。
「俺達と同じ頃にデビューする筈だったバンドらしいんだけど、突然メンバーが揃わなくなっちゃって、結局デビューできなかったらしいんだよね・・・」
テギョンが、受け取ったパソコンを眺めた。
「でもさ、なんかファンは、めちゃくちゃいたみたいで、その中のギターの奴そいつが歌とか作ってるらしいんだけど、クラブとかで歌ってて、また、火がついたらしいよ!それのイベントをやってたんだ!」
テギョンが、記事を追っていくが、小さな記事のようで、個人的な批評は多いが、バンドに関することはあまり載っていなかった。
「・・・スペード・・か」
「ヒョン、知ってるの!?」
ジェルミが、驚いたように聞いた。
「ああ。ギターは、ユンギだろ!?」
「ユンギか・・・」
シヌも静かに口にした。
「ヒョンも知ってるの!?」
ミナムが、後ろに手をつきながら聞いた。
「ああ、俺たち、三人とも同じ所でギターの練習をしてたことがあるんだ。あいつのテクニックは、本当に凄いよ!」
「ボーカルが、イマイチだったがな・・・」
テギョンが続けた。
「ただ、あいつの歌もちょっと独特なんだ。その辺が、ファンが、離れない理由かもな・・・そうか、あいつ、復活するのか・・・」
ミニョや、ヘイ、ミナム、ジェルミは、二人の様子を見ながら、どこかほっとしてるような優しい顔になっていたので懐かしい人なんだろうなと思っていた。
リンは、テギョンの後ろで、パソコンを覗き込もうとぴょんぴょん飛び跳ねていたが、見えないことに痺れを切らしたらしくテギョンとシヌの肩に手を掛けると、その間から顔を出した。
パソコンを覗き込んで首を傾げると、指を指した」
「知らないおじさーん!」
突然リンがそう言った。
その言葉に、パソコンの画面を見ていたテギョンの指先が止まって、目を瞬いた。
すぐさま、パソコンに何かを打ち込むと、大きな写真をリンに見せる。
「こいつか!?」
「うん。このひとー」
リンが、嬉しそうにユンギの写真を指差すと、テギョンは、ギロっと前にいるミニョをみて、ニヤっと笑った。
ミニョは、首を傾けて、不思議そうにテギョンをみている。
「おまえをナンパした奴ってこいつか!?」
「ヘッ!?」
ミニョが、間抜けな声を出した。
テギョンにつきつけられた、パソコンを見ると公園でサインを求めてきた青年が写っていた。
「えっ、あ、ああ、この前のサインのお兄さん!」
ミニョが、画面を指差して目を見開いた。
「こいつに会ったんだろ!?」
「ええ、会いました!」
「そうか!聞きたいことが出来た!今日は帰るぞ!!」
そう言ったテギョンは、周りを見回すと、すっかり食事は終わっていることを確認した。
突然のテギョンの言葉に回りは一瞬呆けたようになって、今の会話も気にはなったが、どうも、テギョンの独占欲だろうと妙な納得もして同意していた。
「えーもう、終わりー!もっとミニョと遊びたい!!」
ジェルミが、膨れた頬で不満そうに口にする。
「ふざけるな!リンもいるんだ!俺たちは先に帰るぞ!」
帰る理由をリンのせいにしながら、テギョンが立ち上がると、リンの背中をミニョの方へ押しやった。
素直にミニョの傍まで歩いていったリンは、ミニョの腕の中に納まっている。
「ミナム達は!?」
ジェルミがミナムに向き直ると、ヘイを見て二人で笑いあっている。
「俺たちも帰るよ。これからデートだし!!」
ミナムも立ち上がるとヘイに手を差し出した。
「うー、シヌヒョン俺を捨てないでね」
ジェルミが、泣きまねをしながらシヌの肩にすがりついた。
「さぁ、どうしようかな」
シヌもふざけてそう返したが、ジェルミの頭を撫でてやると、立ち上がる。
「じゃぁ、お開きってことで・・・」
「ああ」
じゃぁなと、それぞれに自分達の車に向かって家路に向かって行ったのだった。





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