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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ミニョとテギョンと〇〇と6────えんじぇると一緒!?



「フー、あんなに凄いとは、ビックリです!」
ミニョは、事務所の近くのバス亭で、降りると、走り去って行くバスを見つめていた。
「今日は、何かあるのでしょうか!?あんなに混んでいるとは・・・」
両手で持ったバッグを下に降ろし体を曲げて息を吐き出した。
「あっと、オッパに電話しないと、煩いですね」
ミニョは、携帯を取り出すと、歩き出しながら、テギョンへ掛け始めた。
「・・・ええ、事務所の傍のバス亭です・・・ええ、リンは・・・・・・わかりました・・・では」
通話を終えると、すぐ傍に見える事務所へ続く道を急ぎ足で向かっていく。
夕方近い事務所の前は、既にファンの姿もなく、静まりかえっていて、夕日が、ビルの鏡張りのガラスに反射している。
入り口の自動ドアを潜ろうとしたミニョを呼び止める声に立ち止まった。
「ミニョー!」
少し遠くから聞こえるその声は、ミニョの良く知った人のものであり、カツカツと高いヒールの音を響かせながら、近づいてきた。
「ヘイオンニ!」
ミニョは、嬉しそうに振り返った。
「久しぶり!!」
もともとミニョより高い身長が、更に高いヒールを履いてるせいで、見上げる程になっている。
「オンニ!今日は、お一人ですか!?」
ここの所見かけない、いつもと違う、ユ・ヘイの姿に、ミニョは、少し驚いていた。
「ふふ、この格好の事!?」
ヘイは、ボデイラインを強調した黒のスーツで、タイトに決めたスカートの丈もかなり短くなっていた。
「そうです。相変わらず素敵なお身体ですけど・・・」
ミニョは、口元に手を当てている。
同じ、母親とは思えない程に今日のヘイは、女性を強調している。
もともと、子供を産んだ後も、ミニョと違って引退はせず、休暇という形で、割と直に女優業に復帰したのだ。
体型を戻すだけでも相当な努力をしたのだろう。
国民の妖精は、子供を産んでも尚、それを武器に活躍していた。
「もー、そんな顔しないでよ!ミナムに呼ばれたの!デートしよう!って」
ヘイは、ミニョの背中を軽く叩いた。
僅かに赤くなっている。
「えっ!?そうなのですか!?」
「うーん、ほんとは違うと思うんだけどね!?だって、お寿司食べさせてやるって言われたのよ!」
「え、それって・・・」
ミニョは、片目を瞑るように少し頭を動かした。
「ね、そうでしょ!?あんたの旦那様よね」
ヘイは、むすっとしている。
「はい・・・今朝、リンへのご褒美だって・・・」
「やっぱりね!ま、でも良いわ!今日は、子供達もいないし、しっかりデートさせてもらおっと!」
ヘイはとても嬉しそうに笑った。
「スヨンとウォンは、どうされたんですか!?」
ヘイとミナムのところには、リンよりも小さな双子がいた。
「あの子達は、ママに預けてきたわ!パパもママも私のことよりあの固体に夢中だから、喜んでお世話してくれるしね・・・だから、私も仕事できるし」
「はは、そうなんですね」
「あんたのところは、お世話してくれる人もいないからふたりで出掛けるときとか大変よね」
「はは、でも、この前は、預かって頂きましたし・・・」
「うちは一人増えてもなんてことないけどね、ジジババが喜んでるし、それにリンってさ・・・テギョンよりミナムに似てるって思わない!?」
「ああ」
「あの話方とかね、人当たりの良さとか・・・」
「オンニもそう思います・・・」
「そう思ってるのね!?」
「はぁ、まぁ、おじさんだし、血は争えないのかなとか、私があんな感じなのかなとか思うんですけど・・・」
「あんたは、ミナムの振りしてた時も違ったわよ。ミナムとじゃ全然キャラも性格も違うわ!似てるのは本当に顔だけ!今、思えばあの時、よく引き受けたわよね・・・」
「オンニィー・・・」
ミニョは、恥ずかしそうにヘイを見上げた。
「ふふふ、あんたの人の良さよね!そういうところ!」
ヘイは、微笑んでミニョを見下ろした。
「でもさ、本当にリンってよくわからないんだけど、ファン・テギョンの子供とは思えない明るさがあるのよね。顔立ちはそっくりな癖に、あの顔でミナムみたいに話すから、想像すると大爆笑出来るのよ!」
ヘイが、思い出し笑いをしながら、肩を震わせてクスクスしている。
「オンニ、そんなことしてるのですか!?」
「はは、ミニョもやってみなさいよ!あの、ファン・テギョンが、『オンマーできないー』って甘えてるところ!」
ミニョは、首を傾げて、上目遣いになったが、直に首を振る。
「想像出来ません!」
「はは、そう!?」
「もー、オンニ、オッパで遊ばないで下さい!」
ミニョは、少し膨れると、クスクス笑い出して、歩き始めた。
「リンも時々、ドキッとさせてくれますけどね・・・」
「えっ!?何よ、それ、面白そうな話じゃない!」
ヘイが、慌てて、ミニョの後ろを歩いていく。
「あのですね・・・」
隣に並んで歩くふたりは、お互いの子供達について語り合いながらスタジオへと向かって行った。

★★★★★☆☆☆★★★★★

ソファに座りながら、楽譜を見つめていたテギョンは、隣で練習するリンの音に耳を傾けていた。
ストロークを繰り返しているだけだが、時折、コードと迄は行かなくても自分で弦を押さえて違う音を出している。
その様子に、満足そうな笑みを零して、鉛筆を唇に当てた。
丁度、その時、ポケットの携帯が震え、相手を確認して、電話に出ながら、隣のリンのギターを押さえた。
「ああ、俺だ、今何処だ!?・・・そうか・・・解った・・・ああ、リンもおとなしくしてる大丈夫だ・・・ああ、待ってる」
テギョンが、電話を切ると、リンが、見上げて聞いてきた。
「オンマなのー!?」
「ああ、もうすぐ来るからな!お前は、もう終わりだ。片付けろ」
「うん。解ったー」
素直に返事をしたリンは、ギターをテギョンに預けると、ソファからピョンと飛び降りた。
テギョンが、ケースへと戻すのを見て自分のカバンからボトルを取り出してジュースを飲んでいる。
「ヒョン!?ミニョ来たの!?」
ジェルミがスティックを両手で持ちながら聞いた。
「ああ」
テギョンが、ケースをスタジオの隅の方に仕舞い込みながら短く答えた。
「じゃぁ、今日は終わり!?」
「そうだな、レコーデイングは、三日後だ。このままなら、大丈夫だろう」
午後から、アレンジの変わった音を何度も合わせてきたが、テギョンも納得のいく出来栄えだったようだ。
「フー、じゃぁ、皆でおいしい寿司を食べに行こう!」
ミナムの言葉にテギョンが、ぎょっとした。
「なんのことだ!?」
キーボードの前の椅子に座りながら、ミナムがニヤニヤとテギョンをみている。
「ご褒美くれるんでしょ!?」
「なんで、お前にご馳走しなきゃならないんだ!」
テギョンがツカツカとソファに戻ってきた。
ミナムは、頭の後ろに手を組んで、相変わらずニヤニヤしている。
「だってー、いい出来だったでしょ!?俺たち!ご褒美くれなきゃ!」
シヌとジェルミが、顔を見合わせてクスクス笑っている。
「午後からめちゃくちゃ頑張ったんだから!!」
「だからって、何で俺がご馳走しなきゃならないんだ!」
「ミニョとリンと行くんでしょ!?俺たち増えたってどうってことないじゃん!」
テギョンの唇が尖ってきた。
「リンも俺たちと一緒でも良いって!さ」
「なっ・・・!」
テギョンが、リンを見る。
片づけを始めているリンは、自分のノートをカバンに入れていた。
「リンに聞いたのか!?」
「そうだよ!!なー、リン俺たちと一緒に寿司食いに行くんだろ!?」
「うん。行くー」
リンが嬉しそうにミナムを振り返った。
「子供を懐柔しやがって・・・」
テギョンの低い声がボソリと零れた。
「たまには、良いじゃないか!?俺たちもミニョと食事をしたいし」
シヌが言った。
「そうだよ!前みたいにパーティーも中々出来ないんだから、たまには一緒に、ごはんしよう!」
ジェルミも続ける。
「あのな、なんで俺がご馳走しなきゃいけないんだ!!」
テギョンの不機嫌な声が響く。
「「そんなの、ヒョンが一番稼いでるからに決まってんじゃん!!」」
「お前が一番年上だしな」
三人がそう言った時、スタジオに高い声が響いた。
「リン!!」
「オンマー!」
リンが、その声に走って近づいていく。
「いい子にしてましたか!?」
「うん。いっぱい、書けたのー」
「そうですか!じゃぁ、良い日でしたね」
ミニョが、リンを抱き上げて、にっこりと微笑んだ。
「オッパ、行けるのですか!?」
テギョンが、ソファに座ったまま、ミニョを見上げた。
「ああ。こいつらも一緒だけどな・・・」
ギロッとひと睨みしたテギョンが、立ち上がって、ミニョの腕からリンを抱き上げ自分の腕に乗せた。
ミナム達は、それぞれに楽器を片付けて、クスクス笑いあっている。
「ミニョ!ありがとう!」
タイミング良くミニョが現れたことで、テギョンの不機嫌が少し懐柔され、ミナムが、リンのカバンを渡しながらウインクした。
「楽しいお食事になりそうですね!」
ミニョはのんびりと返事をしている。
「来るなら早く来い!!」
さっさとスタジオを出て行くテギョンは、ドアの所にいるヘイを見てまた目を見開いた。
「おまえも行くのか!?」
「そうよ!ミナムに呼ばれたの!」
首を振って、先に出て行くテギョンは、なぜかリンに頭をポンポンされていた。
その様子にヘイが、クスクス笑っている。
「行きましょうよ!」
ヘイが、スタジオの皆に声を掛ける。
その言葉に、皆ぞろぞろと、テギョンの後を追いけて楽しいお食事会に向かって行ったのだった。