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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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月と星の交差点─secondstage─Until dance the waltz──(9)


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会談は、ほんの数時間。

車に乗り込んだテギョンを追いかけたミナムは、森に囲まれる屋敷を振り返って、執事の男性が下げる頭に慌てて頭を下げていた。

二階の窓から見下ろす老人を一瞥し、胸に抱えた書類を握り締めて車に乗り込んだ。

『どこ行くの!?』

テギョンの隣で、書類を引っ張り出したミナムは、舌打ちをして窓を開けた。

頬を撫でる風が、爽やかに髪も揺らす。

テギョンが何を考え、何をしたいのかずっとそれを考えていたミナムは、ひとつの答えを突きつけられて戸惑っていた。

『お前の好きなところで良いぞ』

黙って外を眺めるミナムにテギョンの口も重い。

ミニョに芸能界の仕事をさせようとは、正直テギョンも考えていなかった。

むしろ、折角帰って来たばかりで、ボランティアは勿論だが、好きな事を選ばせてやれるだけの力は自分にあるとそう思っていて、もしも、神学を続けたいならそれでも良いと思っていた。

シスターへの道は、絶たれたと言っていたミニョ。

ミナムもそう言っていたので、そこへ戻るという事は、難しいのかもしれないと思ってはいたが、自分から離れなければ、何をしても応援してやろうとそう思っていた。

『ヒョンはさぁ・・・賛成なんだよね・・・』

風に当たったままミナムが言った。

横を見るテギョンは、ネクタイを緩めてミナムに答えた。

『破格の条件だからな。新人で、それだけの契約をしてくれとこちらが言ったら笑われるだけだ』

『新人ねぇ・・・』

『コ・ミナムを演じていたからな。一か月とはいえ、撮影もそれなりに熟してた。タレントじゃなくてモデルだから、それなりの写真が撮れれば良いそうだ。選ばれた理由は、顔。だ。』

本当は、そうではない。

しかしそれは、まだテギョンの胸の内だ。

老人もそれは、心得ている為、余計な事を一切ミナムに伝えなかった。

けれど、それが、どこまで通用するのか。

コ・ミナムという男は、侮れないとこの一年近くを一緒に過ごしたテギョンは、知っていた。

微細な思惑などもしかしたらもう気付いているのかもしれない。

そんな事を考えながら運転を続けているテギョンであった。



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