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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (57)

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「何が食いたい!?」
ハンドルに倒れ込んで信号を見ているテギョンは、小さく鳴り響いた音にずっと笑っていた。
「ぐっ・・・オッパは・・・食べれないのでしょう・・・」
「俺の食欲とお前のそれは、比例しないだろう」
アクセルを踏むテギョンは、ミニョのお腹に手を当てている。
「クク、しっかり食ってカロリー消費してもらわないとな!」
「うっ腹筋だってありますよー」
「リンの腹筋の方が固かったぞ」
手を離したテギョンは、飲食店を物色しながら車を走らせ、時折アクセルを緩めていた。
「かっ・・・んもうっ!あの子ってば、いつの間にあんな腹筋を付けたのですかぁ小さいのに・・・」
「練習生と一緒に踊っているからな・・・多分、トレーニングも一緒にやってるんじゃぁないか!?」
「・・・ないかって!オッパ!まーだリンを野放しにしているのですかぁ」
「別に危険な場所じゃないしな・・・それに気が付くといない事が多いんだ・・・」
「オッパ!それでもアッパですかぁ」
「事務所には、ヒョンもアッパも大勢いて助かるよな」
クスクス笑うテギョンにミニョは不満そうな顔をしている。
「リンはアッパの心配ばかりしてるのに・・・」
「心配もしてるだろうが子供の浅知恵だぞ」
一件の店の前に車を横付けしたテギョンは、ミニョ越しに看板に書かれたメニューを眺めて首を振った。
「へっ!?」
「俺がいない方が都合が良いと考えたんだ」
「何の事ですか」
再び走り始めた車にミニョも店の看板を見ては、真剣に昼ご飯を物色し始めた。
「雰囲気に慣れないんだろうな・・・客席からじゃなくステージから見える景色は、客にしてもアボジのステージの10倍以上、パーティや飛び込みの野外ステージで歌うのとも違うからな・・・」
「えっ!?それっ・・・て」
「後悔してる訳じゃないだろうけど少しでもこなれた状態で俺に見せたいんだろう」
家庭料理の店を指差したミニョにテギョンが嫌そうに首を振っている。
「ん!?」
テギョンの指差す先には、ミニョが首を振った。
「震えていたからな」
「誰が!?」
「リンだよ」
「えっ!?嘘っ」
「ビブラートに聞こえてたから素人じゃ解らないけどな!あいつ自分の耳が良すぎるから気に入らなくて、嫌なんだろうな」
「オッパは、気付いたんですね・・・」
再び止まった信号で、テギョンはミニョを睨んでいる。
「あ!?お前、俺を誰だと思ってる!ファン・テギョンだぞ!少なくともあいつのDNAは俺のだ!」
「うっ・・・自信家・・・」
「コ・ミニョ・・・何か言ったのか!?」
「いえ・・・あっ」
ぼそぼそ話しても聞こえているテギョンは、アクセルを踏み抜き、ミニョの体が揺れた。
「ふ、コ・ミニョ!お前、俺との約束覚えてるよな」
「約束!?」
「チッ!ったく、お前の耳は飾りか!やっぱりリンは、俺だけの子だな」
「わたしの子ですー!オッパ一人じゃ産めないでしょう!それにアッパに無い可愛さは絶対わたしですっ!」
「図々しい」
「オッパの方が図々しいですよーっだ!!」
「ああ、そういうところはお前に似てる」
「オッパのパボー!」
スピードの落ちていく車に前を見ていたミニョの顔が輝き、テギョンも前を見て笑っている。
「やっぱり寿司か!?」
「ごちそうしてくれるうのですよねぇ」
「ああ、お前の出演料から差し引いておく」
「うっ、アッパきらーい」
「リンの真似をするなって、違うな・・・リンがお前の真似をしてるのか・・・」
「へへ・・・ぁ」
地下駐車場に止まった車の中で近づいて来たテギョンに瞼を閉じたミニョは、離れていく胸のシャツを掴んで、笑った。
「戻るまでには、シヌが何とかしてくれるさ」
「シヌオッパも気づいていたのですか!?」
「ああ、だから俺に戻ってくるなと言ったんだ」
「ふぅん・・・」
「なんだよ」
「いえ・・・A.N.Jellって凄いなぁって思っただけです」
降りていくテギョンにミニョも助手席を降り、回り込んで来たテギョンに腕を取られた。
「仲間だからな」
「皆さんに助けられますね」
「俺達の我儘なのにな」
「ええ、成功させたいですね」
「成功させるさ」
「ふふ、大好きですよオッパ!」
「サランヘヨ、コ・ミニョ」
漸くご飯にありつけると笑うミニョの顔を見つめながらクスクス笑っているテギョンであった。



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