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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (42)


「オンマー、何してるのー」
二階の一室で扉を大きく開け放したリンは、棚の上から箱を取り出しているミニョを見上げて駆け寄っていた。
「ふふ、オンマの宝石箱ですよー」
箱を大事そうに抱え、踏み台を降りたミニョは、床に置いて、蓋をそっと開けている。
「わー、すっごーい、アッパと星の写真がいっぱーい」
覗いた箱の中を見たリンが、感嘆の声をあげ、一緒に収められたカメラを手にした。
「オンマが集めたのです・・・アッパが見えなくなったら、これを見て元気を貰うのです」
「凄いねー、あ、マ・室長もいるーわかーい」
膝にカメラを乗せ、ミニョが探っている手元を見ているリンは、トマトのヘタを咥えたマ・室長を指差している。
「ふふ、トマト星ですね」
「クリスマスの星も一杯あるねー」
「クリスマスの時期には、星が一杯飾られますからね」
懐かしそうに中を見ているミニョは、あれこれ手にとっては、リンに説明を始め、カメラを構えたリンに一枚の写真を手にポーズを作った。
「アッパが見えなくなったのー」
「ふふ、違いますよ・・・アッパはいつでも見える場所にいます」
俯いて写真を取り出しているリンは、傍らにカメラを置いて両手で挟んでいる。
「コ・ミニョ!?どこだー!?」
「あ、オッパです!おかえりなさーい」
「アッパー、おかえりー」
大きな声に顔を見合わせたふたりは、素早く立ち上がったリンをミニョがゆっくり追いかけた。
「二階か!?」
ドアからちょこんと顔を覗かせたリンをリビングから立ち戻ったテギョンは、階段下から見上げている。
「遅くなったなっ」
「おかえりーアッパ!」
階段を駆け下りたリンは、数段を残してテギョンに向かってジャンプしている。
「っ、っぶないなぁお前・・・」
リンを受け止め、抱えたテギョンは、手のひらを包み、くるんと反した。
「怪我は!?大丈夫なのか!?」
「うん!ジェルミが薬塗ってくれた!あとシヌヒョンとユンギヒョンもぐるぐるしてくれたの」
テーピングの巻かれた手を振って見せたリンは、テギョンに頬を寄せている。
「病院に行くほどじゃないみたいだな」
「うん、でも、ギターは、弾けなかったのー」
「そうだな、暫くピアノもお預けだ」
「えー、ピアノは弾けるもん」
「駄目だ!ちゃんと直せ」
お互いに唇を尖らせてにらめっこしているふたりは、先に笑ったリンにテギョンが、親指を立て、勝ち誇った顔をした。
「どうした!?」
「え・・・」
階段の途中で立ち止まっているミニョを見上げたテギョンは不思議な顔で、目を細めている。
「何だ!?お前、年くって涙もろくでもなったのか!?」
「な、そっ、そんな年じゃありませっ!」
階段を降りてくるミニョを見つめているテギョンは、リンを下に降ろした。
「どうしたんだ!?」
ミニョを引き寄せて頬にキスをしたテギョンは、持っている紙に視線を向けている。
「これ貰いました」
テギョンを見上げながら、紙を拡げたミニョは、駆けだしたリンを見送った。
「ああ、ジョンアか・・・衣装の打ち合わせでミニスカートばかり持ってきやがって」
「オッパが描いたのでしょう」
「好きだろう・・・光が当たると浮き上がる様に頼んだんだが」
「綺麗に刺繍されてましたよ」
ミニョの持つデザイン画を見たテギョンは、月と星をなぞり、指で紙を弾いている。
「本番前に照明のチェックをしないとな」
「リハーサルは、いつから!?」
「明日だ・・・おい、ファン・リン!」
「なぁにー!?」
リビングに戻ったテギョンとミニョは、テーブルの大きな袋から箱を出しているリンを見て顔を見合わせた。
「あいつの衣装だ・・・考えた結果・・・決めてきた」
「僕のー!」
箱を外に出したリンは、開けようと蓋に手をかけたが、テギョンの大きな手に阻まれている。
「着て見せろ・・・でも風呂上がりにしよう」
ニヤリと頬を歪めたテギョンに唇を尖らせたリンは、颯爽と抱き上げられ、箱に伸ばした手が空を切った。
「御夕飯は!?後で良いのですか!?」
クスクス笑ったミニョが、ダイニングに向かい、リンを抱いたテギョンは、頬を抓られている。
「ああ、先に風呂に入れてくる」
「わかりました」
五月蠅そうにリンの手を払ったテギョンは、抱いたままリビングを出て行ったのだった。

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「・・・・・・オッパ・・・本当にこれで良いのですか!?」
「なんだよ、リクエスト通りだろう」
「オンマ、僕、可愛い!?」
くるんと一回転したリンに抱きつかれたミニョは、コクコク頷いてテギョンを見た。
「ジュノとユソンも同じ衣装を作らせたからな」
ソファに座っているテギョンは、背もたれに腕を乗せて寝そべっている。
「女の子にしか見えない・・・ですねぇ」
「女でやりたって言ったんだから、本望だろう」
「うん!僕、これで良い!アッパ、ありがとう!」
ミニョから離れてテギョンに駆け寄ったリンは、頬にキスをして戻った。
「ふ、でも、もう一着は、真逆だけどな」
「タキシードですね・・・小さくて可愛い」
リンを手招いたミニョは、もう一着を体に当てている。
「白い方は、天使とうさぎのコラボにしたからな、黒は、まぁ、普通で良いだろう」
「A.N.Jellとファン・ギョンセの為の衣装ですか」
「そうだ、まさか、アボジと共演するとは思っていなかったから、俺達の衣装も全部作り直しだったけどな」
「そういえば、オッパは、何を着られるのですか!?」
リンが衣装を着替えるのを手伝っているミニョは、脱いだ服を箱に納めた。
「俺もタキシードだ、お前の衣装と合わせたからな」
「オッパの衣装は、明日見れますか!?」
「いや、俺のは、本番まで見せな・・・」
「へ!?」
リンにタキシードを着せたミニョは、テギョンを見て首を傾げている。
「あ、れ・・・!?」
振り返ったリンも首を傾げ、テギョンに近づいた。
「寝てるよー」
「え、ご飯もまだなのに!?」
立ち上がったミニョは、ソファに近づくとテギョンを見下ろしている。
「お疲れですね・・・リン・・・タオルを持ってきてください」
「はーい」
寝室から大判のタオルを持って来たリンは、テギョンの体にそっと被せた。
「アッパ、疲れてるの!?」
「ええ、コンサートが、終わるまでは、アッパが、一番大変ですからね」
「ここで寝たら風邪ひいちゃうよー」
「大丈夫です、ご飯食べ終えたらオンマが起こします」
テギョンの疲れた顔にキスをしたミニョは、リンの手を引いて、もう一度着替えさせ、ダイニングに向かったのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

ひさびさほのぼの日常(^^)/集中力無くて限界だわ(笑)




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