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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (38)


夜更けのリビングで、向きあったユンギの前にミンジは、雑誌を拡げて見せていた。
「これよ、お前、インタビューを受けるのは構わないけど、何で経済誌だったの」
「スペードを公にするつもりが無かったからです・・・俺は、あくまで一般人ですよ」
「一般人が聞いて呆れます・・・アメリカのヒットチャートにまで載っているそうね」
「そ、れは・・・まぁ、有難い事です・・・ね」
苦笑いを浮かべたユンギを睨んだミンジは、空になった瓶を床に下ろし、新しい瓶を開けている。
「久しぶりの親善パーティに出たら、それを見せられたの、それからは、紹介される人皆が、お前目当てですから、何をしに行っているのか・・・」
「それで、俺を代わりに行かせたんですか」
「結婚は、どうでも良いけど、お断り出来ない方もいるのでね」
「アボジとお付き合いのあった方もいますからね」
大きな溜息を吐いて瓶を置き、グラスを傾けたミンジにユンギは、手酌を始めた。
「それで、オモニ、これに意味があるんですか!?ソンベ達も何か出たら面白いとか言っていましたけど」
悪戯っぽい表情で笑ったユンギにミンジは、顔を引き締めてテーブルの譜面を滑らせている。
「大したものじゃないわ・・・並べたから読んでみなさい」
譜面を受け止めたユンギは、手を返したミンジに促され、譜面を裏返した。
「・・・この楽譜達を・・・一つ・・・にするのは、僕ではないのです・・・音符の一つが僕であって、君であって・・・・・・・・・何です・・・これ!?」
読み上げている文面に赤ら顔のユンギは、パラパラ捲り、文字の書かれた面を捜している。
「続けなさい」
「音を一つ増やす度にどう繋げるかを考えます。どう拡がるかを考えます。繋げて繋いで君に贈ってきました。沢山、沢山贈って来ました。一度のさよならが、僕を闇に落とし、僕に必要なものを教えてくれた。君と繋がっていたいのです。君との繋がりを無くしたくないのです。曲を増やす様に家族を増やしていきたいのです。この楽譜は、僕一人では、完成出来ないものです。この曲を完成させるのは、僕の子供です。孫かもしれません。曲を書いて弾いて貰って、歌って貰って・・・音楽を辞める事を君は、悲しむかもしれません。それでも、僕は、君と一緒にいたいです。一人で完成させる曲よりも君と完成させる曲を聞きたいのです。だから、どうか、僕と・・・くださ・・・い・・・」
首を傾げたユンギの前でソファに凭れたミンジは、天井を見上げて溜息を吐いた。
「ストレートでロマンチック、到底あの人のイメージじゃないでしょう!?表の数字は、わたしに聞かせた日付と順番、組み合わせた番号よ・・・婚約破棄をした日にそれを全部持ってやってきて、私に持っていて欲しいと言った・・・でも、受け取らなかった・・・完成された楽譜なら弾く事も出来る・・・数字があるからわたしにも出来るけど、忘れようとした・・・忘れなくちゃいけないと思った・・・・・・離れる訳じゃない、学校でもどこでも・・・苦しいのは一時・・・生きているんだから、ただ、家族になれないだけ・・・そう思って受け取らなかったのに、まさか、いなくなるとは思ってもいなかった・・・」
「光州です・・・か・・・」
「そうよ、会社勤めなんて、出来る人だと思っていなかったから驚いたわ」
「それで、オモニがコンクールに!?」
「え、あ・・・・・・・・・・・・ヒジュね・・・誰にも話していないのに・・・」
「アボジが協会から締め出された噂を聞いたと仰っていましたよ」
黙り込んだミンジの空になったグラスに酒を注いだユンギは、飲み干すのを見つめている。
「あながち間違っていないわ・・・シアボジ(舅)が、スポンサーだったから、審査で止められた・・・いない筈の人間が応募を出来ても当人が出て来られないのを誰より知っていらしたの」
「つまり、アボジの起業は、ハラボジが後押しを!?」
「光州までの旅費を出したのもシアボジよ、休学もシアボジが手配して、ソンジンはね、結っ構なお坊ちゃまだったのよ、だから、一年で会社を大きくしたなんて夢を見ていると思ったわ」
「オモニ、アボジのどこを好きだったんですか!?」
「え、それは、色々あるわ」
「い、いえ、良いです、話さないでください」
にっこり笑って指を折り始めたミンジに慌てて手を振ったユンギは、紙を振って先を促し、むっとした顔に苦笑した。
「これで、プロポーズでもされたんですか!?」
「そうよ、プロポーズの言葉よ・・・音楽を辞めたのは、シアボジとの約束・・・譜面も本も楽器まで、全部処分させられて・・・けど、それは、ソンジンが書いてた中でも特別だったから、私が使える分だけ残して、ギョンセssiに渡したのよ」
俯き加減のユンギは、手の中の紙を見つめている。
「そこに書いてあるでしょう、この曲を完成させるのは、お前だって」
「俺というか・・・イ・ソンジンの子供か孫です」
「どっちでも良いわ・・・お前は、音楽を逃げ場にしていたけど辞めなかったから・・・彼女の夢をちゃんと引き継げたでしょう・・・ミナssiは、最後まで、お前のギターで歌う事を夢見てたと言いに来た・・・一曲だけだから邪魔をしないでと・・・お前の立場を誰より気にした彼女とソンジンは、どちらもお前と演奏することを夢に見た・・・事業を拡げて、ミナssiの面倒もみているそうね・・・このまま続けなさい、お前は、ソンジンと違って、止める人はいない、今まで通り好きにやりなさい」
腕時計を見たミンジは、拳を握ると立ち上がった。
「さぁ、遅いし、寝るわ」
「オモニっ、もう一つだけ、教えてください」
ソファに手を掛けて振り返ったミンジは、首を傾げている。
「ソンベに何をしたんですか!?」
「何!?」
「俺にミニョssiの曲を書けと言ってきたのは、ソンベです・・・オモニが何かしたんでしょう」
「え、ああ、スペードを再開したぞって遊びに来たから、伝説はどうなのよって聞いたのよ、そうしたら、年寄り一人じゃつまらないというから、その内、お前が、子供バンドを始めて、リン君とユソン君とあの頃の三人ねって話をして・・・」
考えながら話をしているミンジにユンギは、眉間に皺を寄せ始め、よたよた歩いて振り返ったミンジにきょとんとした。
「ああ、買収するって言ったわ」
「は!?」
「ヒジュンの会社を買い取る約束をしたのよ」
「はぃ!?」
「派手に経済誌に載った息子が、書いてみたい人もいるってインタビューを受けていたから、事務所を丸ごと買い取る約束をしたのよ」
「なんで!?」
幾分呂律の回らない口調のミンジに腰をあげたユンギは、増々険しい顔をしている。
「気持ちの整理がついたと思ったのよ、三日であんなに痩せた人が、楽しそうに笑ってる顔を見たの・・・ソンジンにもお前にも償うなら今だと思った」
片手で顔を覆って溜息を吐いたミンジは、ユンギを真顔で真っ直ぐ見た。
「ソンジンの曲を出して頂戴・・・お前は、SPglobeの社長を継いだんだから・・・スペードの様に片手間で出来る事業じゃないから、ヒジュの力も借りるわ」
「オ・・・モニ・・・」
「お前には、お前の想いがあるでしょうけど、イ・ソンジンの夢を実現させて頂戴・・・子供と孫と夢見ていたのは、きっと、こんなリビングで演奏するくらいでしょうけど、A.N.Jellのコンサートじゃお前にも荷が重すぎかしらね」
「いえ・・・解りました・・・精一杯頑張ります・・・会長」
見つめるユンギに晴れやかに笑ったミンジは、背を向け、手を振ってリビングを出て行き、脱力して腰を下ろしたユンギは、テーブルの倒れている瓶を一本持ち上げて、残った酒を直接口に入れていたのだった。

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

あんにょん(≧▽≦)
あけましておめでとうございます(^-^)羊今年も宜しくね(*´▽`*)
シリアスにならない様に書くのはむつかしい・・・おちたかなぁ(笑)
で、見直ししてたら、ソンジュンとソンジンがいつからかごっちゃになってたー(;'∀')
気が付いてた?←へぇ、すみません今頃気付きました(;'∀')
読んでいてわからなかった皆さん申し訳ないっす(ノД`)・゜・。
やばーい(;´Д`)けど、どうするどうするー(-_-;)
結論!遡るの大変(^▽^;)通知受けてる皆にバンバンお知らせ送る事になるのは嫌っ(T_T)
で、読者様の暖かいお心と脳内変換におおいに頼らせていただきまっす('◇')ゞ

ちなみに
ユンギのアボジ    → 故イ・ソンジンです。
ユアン=ジョンアの弟 → キム・ソンジュンです。

大変失礼を・・・読みにくくて申し訳ありませんm(__)m
引き続き2015年お楽しみいただければ幸いです。
夏の話だけど・・・まだ続くー|д゚)


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