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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (27)

テギョンXミニョ   リンXギョンセ  どっちが楽しい?
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「素敵な告知でした」
「ああ、良い告知だった、もっと頑張る気になったか!?」
「う・・・今だって頑張ってます!けど、皆さんの為にもっと頑張ります」
への字に曲げた口をテギョンの背中から回された腕に埋めたミニョは、意地の悪い言葉と声にもごもご返事をした。
「俺の為だろ!?」
ミニョの半分隠した顔を後ろから覗き見るテギョンは、クスリと笑っている。
「オッパの為にもですが、リンの為にも頑張らないと・・・一応・・・先輩だし・・・」
「はは、良い心がけだな!リンの為にも恥ずかしいステージは、出来ないな」
「うー、オッパも助けてくださいねー」
二人羽織よろしく背中にくっついているテギョンの足と同時に足を出したミニョは、毛足の長い絨毯にミュールの先を引っかけた。
「俺は、いつでもお前の傍に居る、お前が望めばいつでも手足になってやる」
「え、あ、わっ、きゃー」
転びそうな体をふわりと持ち上げるテギョンに、僅かな間に抱き上げられるミニョは、慌てて掴まる物を探し、テギョンの首筋のシャツを掴んで息を吐き出している。
「さすが・・・少しは、軽くなったみたい、だ、な」
「むぅむぅ、失礼ですっ」
「仕方がないだろう!俺だってお前をステージで落としたくはないぞ」
上目遣いのミニョの膨らんだ頬に素早くキスしたテギョンは、腕を上下させ、また浮いた体にぎょっとしたミニョがテギョンのシャツをぎゅっうぅと掴んだ。
「う、なんでそんな演出・・・・・・」
「リンと三人で舞台に立つ為だな・・・最初からお前のパートには、ダンスを付けるつもりだったけど、まぁ、ユンギの歌もバラードだから、スローテンポなジャズダンスでも踊らせたいと案は出したんだ・・・」
「わっ、わたしが踊るのですか!?」
抱き上げられたまま、窓辺に寄ったテギョンの腕の中から、ソウルタワーのネオンを見たミニョは、薄っすら口角をあげている。
「ああ、昔はもっとロックなダンスも踊っただろう」
「そ、それは・・・そ、うですが・・・ダンサーさんを付けてくれるんじゃ・・・」
「ソンベも出演するんだぞ!練習生達はともかくダンサーを雇う余裕なんかない!だから、軽くしろと言ってるだろ」
「む、今、軽くなったと言ったじゃないですか」
ころろんとふたつ並んだクィーンサイズのベッドの一つに放り出されたミニョは、着衣の乱れに慌てて起き上がり、膝を抱えて向かいのベッドに座ったテギョンを見た。
「約束を果たさないと・・・あいつは、ミナム以上にしつこいからなぁ」
「そういえばぁ、約束って何ですかぁ!?教えてくれて、も・・・」
「お前の居場所を聞き出す代わりにダンスの練習を見に来いと約束させられた」
ジャケットを脱ぐ間に即座に返事をしたテギョンは、俊敏に立ち上がり、シャツのボタンを外して、ミニョの両脇に手を付いている。
「え!?リ、ンの・・・ですか!?」
「ああ、練習生達と遊んでいるのは知っているだろう・・・」
抱えた膝のずっと下、つま先に視線を落としたミニョは、ゆっくりあげた顔を、覗き込むテギョンを上目遣いに見上げた。
「知って・・・ます・・・けど・・・」
ツと動いたテギョンにジッリッとお尻を動かしたミニョは、外したボタンに指をかけたテギョンの手を見つめ、視線を離さず、左右に小さく揺れている。
「今朝、お前が出て行った後なぁ・・・」
「ォオッパは、眠ってましたっ!」
肌蹴たシャツの中に手を入れたテギョンにミニョの喉がごくりと鳴った。
「ああ、昨日遅かったからなぁ・・・お前がいると思ってベッドを捜して・・・」
「い、いいいってきますと言いましたっ」
ジリジリ引いてた腰を大きく引いたミニョは、視線をさ迷わせて、俯いていたテギョンは、胸に手を当てながらゆっくり顔をあげている。
「リンを踊らせないかと社長に頼まれて・・・勿論、断ったけど・・・お前が居ない理由を飯を食ってるリンに聞いたら、今日のオンマはいつも以上に綺麗にして出かけたから、お仕事だよって言うんだ」
ベッドに残っていた手を外したテギョンは、代わりに片膝を乗せた。
「そっそ、そうですっ!し、仕事でした!ラ、ラジオっ!」
「俺の知らない仕事だったよなぁ」
乗せた膝を進ませるテギョンに後ずさっっているミニョは、引き攣った顔で、縁に触れた手を表裏に返している。
「そ、その話は、パーティの前に終わった筈・・・」
「ん、ああ、そうか・・・リンとした約束の話だったな・・・」
縁に掛けた手で間合いを詰めるテギョンに背中を反らしているミニョは、首を上向かせきょろきょろ辺りを見回した。
「夜景の見える部屋に泊まりたいと言ったから、ダンスと・・・約束は、ふたつ」
ニヤリと片頬をあげたテギョンに腕を掴まれ、勢いよく前に倒れたミニョは、シャツの肌蹴た胸にぶつかっている。
「あ・・・・・・・・・」
「アボジの帰国には、驚かされたけど、これであいつは確実に居ない」
ぶつけた顔をきょときょと動かすミニョに目を細めたテギョンは、首に腕を回した。
「約束は約束・・・俺の邪魔をする奴もいない」
ミニョの顔にかかる髪を長い指で掬ったテギョンは、耳の後ろへ流している。
「やっぱり!?酔ってますよねっ!?」
「ユンギのパーティと告知の日が重なったし、どうせ俺は出ないし・・・」
「オオオオオオッパ!ちょ、ちょっと、スタッープ!」
ミニョの声をまるで聞いていないテギョンに信号の様に顔色を変えたミニョは、テギョンの口に両手を充てたが、ずるんと押し倒された。
「五月蠅いな!お前の聞きたい事に答えてやるから、少し黙れよ」
ミニョの胸に顔を埋め返したテギョンの舌が、鎖骨に触れ、肩を竦ませたミニョは言葉を失っている。
「リンとした約束の話だろう・・・簡単だ・・・お前とこういう事をする為」
「ひ、ぇ・・・やぁ・・・ん」
ミニョの体の線に沿って手を這わせたテギョンは、肋骨から膨らみを押し上げ、ぎゅっと閉じられた瞼の上に唇を落としていた。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「さて、コンサートが、益々楽しみになってきたね」
カードキーを差し込んだ扉を開けてリンを促したギョンセは、駆けだした小さな背中を見つめながら、ゆったり部屋に入った。
「ハラボジも出るー!?」
一目散に奥の部屋に向かったリンは、真ん中に置かれたグランドピアノの蓋を開けている。
「さぁ、テギョンが何て言うかねぇ」
緩めに巻いたネクタイ代わりのストールを首から外すギョンセに椅子に手をかけて登っているリンは、座面に正座をして向きを変えた。
「アッパは、良いって言うよー」
小さな手を鍵盤に乗せたリンにジャケットを脱ぎ捨て、微笑んだギョンセが、近づいている。
「そうだね、アッパのお願いは聞いて欲しいものだね」
リンの手から紡がれるメロディに口に拳を充てたギョンセはクスクス笑った。
「良く弾けてるね」
「うん!ハラボジが来たら聞いて貰おうと思って毎日練習したー」
「ふふ、テギョンに渡した楽譜はもう少し難しかったけどね・・・暗譜は完璧だ」
クスクス笑っているギョンセに首を傾げたリンは、暫く弾いて指を止めている。
「違うのー!?ハラボジがくれたってアッパが言ってたよー」
「ああ、少しだけ音が削ってある、テギョンの仕業かな」
ギョンセの膝に手を乗せたリンの頭を撫でたギョンセは、鍵盤に向かった。
「渡した楽譜はこうだよ」
リンの弾いた曲よりも手数の多い曲を弾き始めたギョンセは、数小節を弾いて指を止め、きょとんとしているリンの頭をまた撫でている。
「リンのアッパは、まだ、難しいと思ったのかもしれないね」
「アッパが直したの!?」
「ああ、多分ね、でも、それで良いよ、テギョンも苦労をしていたから、リンに同じ思いをさせたくなかったんだろう」
懐かしむ表情で、クスッと笑ったギョンセは、リンに手を伸ばした。
「話は、お風呂に入りながら聞かせてあげよう!」
手を握ったリンの手を引いたギョンセは、バスルームに向かっている。
「わーい!ハラボジとお風呂ー!」
はしゃいでいるリンは、すっかりハラボジに夢中で、テギョンとミニョの事等頭に無い夜が更けていくのだった。







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