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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (24)


「そこで降ろせ」
テギョンに言われるまま、駐車場脇の道路に車を止めたマ室長は、ハンドルに覆い被さりながらフロントガラス越しに聳えるタワーを見上げていた。
「お、おい、テギョン・・・ここへ行くのか!?」
「ああ、だったら、何だ!?」
「何だって・・・お前・・・」
見上げた煌びやかな光に包まれるタワーの周りにはまだまだ人が沢山いて、恋人同士の時間を楽しんでいる若いカップル達にマ・室長の懸念を感じたテギョン以外が頷いている。
「オッパ!?自分が何者か知っていますか!?」
「はぁ!?」
二つ隣に座るジョンアに顎を突き出したテギョンは、ミニョの手を握った。
「A.N.Jellのファン・テギョンという自覚!!」
握られた手を持ち上げたミニョは、テギョンの顔を見つめている。
「「ある(ります)かっ!?」」
勢いよく振り向いたマ・室長とジョンアの声が重なり、ミニョの後ろから覆い被さって身を乗り出したジョンアを睨んだテギョンは、狭い車内でミニョを強く引き寄せた。
「あるに決まっているだろう・・・それに俺は計画も無くこんな処に来ない」
「そ・・・こんな処って・・・」
テギョンの胸に顔をぶつけたミニョは、額を抑えている。
「なんだよ、何か言いたそうだな」
「いえ、やっぱりオッパは、酔っぱらいさんです・・・」
「酔ってないと言ってるだろう」
むぅと口を突き出したミニョの額に手を乗せたテギョンの口もまた突き出し、ビクリと体を震わせたミニョは、慌ててバッグを手に取った。
「ヨ、ヨボセヨー(もしもし)」
取り出した携帯を耳に当て、テギョンの突き出している唇に指を乗せたミニョは、キッと目に力を入れている。
(オンマー!?どこー!?)
聞こえたリンの声にふにゃと表情を崩したミニョは、テギョンの唇から手を離し、窓の外を見た。
「ぅん、アッパとソウルタワーにいます・・・」
(ふーん・・・あのねーアッパの携帯返すの忘れたのー僕もソウルタワーいるから取りに来てねー)
「へっ!?」
短く切れてしまった携帯を耳から外したミニョはテギョンの顔をまじまじと見ている。
「あ、あのー、リンもいるみたい・・・ですけど」
「ああ、アボジの行きつけの店がここにあるからな」
首を傾げてテギョンを見つめているミニョは、溜息を吐いて顔を逸らしたテギョンの正面を覗き込んだ。
「知っていらしたのですか!?」
「ああ・・・・・・あの人は、ご丁寧に俺に耳打ちをしていったからな」
「一緒に過ごされないと思っていました」
舌打ちと歪む顔に表情を曇らせるテギョンにミニョも目を細めている。
「誰が一緒に過ごすと言ったっ!俺の目的は別だ」
「・・・うっ、怖い顔をしなくても・・・」
横目で睨むテギョンにミニョの表情は驚きと不満が入り混じった。
「ま、まぁ、良い、行くぞっ」
少し俯いたミニョに慌てたテギョンは、自分の傍のドアに手を掛けミニョの手を引いている。
「あ、オッパ」
外に出た途端、カシャリと聞こえた音に僅かに片側の頬をあげたテギョンは、音の聞こえた方向に背中を向けた。
「オッパ!?」
「手を出せ」
小さな声で、車から降りるミニョをエスコートする為の腕を伸ばしたテギョンは、ミニョの指先を掴み、ルーフに手を添えている。
「ファン・テギョンssi!こんばんわ!今日は宜しくお願いします」
カメラを構えた女性が、シャッターを切りながらテギョンの背中に声をかけ、テギョンに腕を支えられ、身を乗り出したミニョは、咄嗟に笑顔で会釈した。
「いえ、こちらこそ・・・ですが、インタビューは、お断りした筈です」
ミニョが地面に足を下ろすのを待っているテギョンは、マ・室長とジョンアの驚いた表情にニヤリと笑っている。
「あ、は、はいっ、すみません・・・でも、私もこれが仕事・・・」
「ふ、そうでしたね・・・まぁ、あと15分程で始まります・・・そちらを撮って戴けませんか・・・今日はあくまでプライベートですから」
腕をこれ見よがしに記者の前で曲げ、カメラに視線を注いで、ミニョの腕に添えられた手を軽く叩いたテギョンは、記者に笑顔を向けた。
「あ、は、はいっ、そ、そうですね・・・でっ、では・・・良い画を撮らせていただきますっ」
笑顔に隠された暗雲にミニョが首を振り、マ・室長も首を振っている。
「しっ、失礼します」
記者が去る後姿を見つめたテギョンは、何度目かの舌打ちをしながら腕に食い込んでいるミニョの手を見つめ直した。
「なんだよ」
「オッパ・・・笑顔が怖いです・・・」
「ふん・・・撮影の許可はしたが、プライベートまで許可してないっ!」
ぶつぶつ文句を並べ始めたテギョンにきょとんとしたミニョは、車を振り返ったが、ジョンアもマ・室長も首を振っている。
「チッ!確実に記事にされるな・・・まぁ、リンが居なくて良かった」
「ね、オッパ、お仕事ですか!?」
「あ!?」
すっかり尖りきった唇でミニョを見下ろしたテギョンは、目を細め、右手をあげた。
「っ、あ、痛っ!」
左耳を抑えたミニョは、テギョンを見上げている。
「ふん、飾りかと思ったがそうでもないようだな」
「黙って引っ張ることないじゃないですかぁ!」
「俺とあの女記者の話を聞いていただろう・・・なのに仕事か!?だと!?」
グッとミニョの顔に近づいたテギョンの髪が乱れ、額にかかった髪を不思議そうに見たミニョは、首を傾げてテギョンの額に触れた。
「ん、聞いてましたよ・・・でも、今のお話って・・・何か撮影・・・」
「ああ、宣伝になる様に撮影してもらう」
髪を掻き上げたテギョンは高い塔を見上げている。
「ミニョssi!解りましたっ!」
「えっ!?」
「言うなっ!!」
携帯を持って車を降りてきたジョンアに振り返ろうとしたミニョは、くるんと体を返されてテギョンの胸の中に抱きしめられた。
「黙ってろ!まだ、パーティは、終わってないっ」
「え、あ、ああ、そ、うなのですね・・・ミニョssiにもサプライズですか」
腕の中でもがいているミニョの耳にはテギョンの指が入っている。
「ああ、こいつにもユンギにもサプライズプレゼントだからな!コンサートの宣伝だが、必要なものだし、良いアイデアだろう」
ニヤリと笑ったテギョンの腕の中を見たジョンアは、テギョンの指を耳から出そうと格闘しているミニョにクスリと笑った。
「ふふ、相変わらず、小動物みたいで可愛い人ですね」
「オッパー、何をしているのですかぁ、聞こえないですっ!暗いですぅ」
「ふ・・・ん、俺のだからな!お前には絶対やらない」
ミニョの耳から指を抜いたテギョンは、ジョンアを見据えて笑っている。
「え!?」
「もー、オッパ!何も聞こえないです!何をするのですかぁ」
テギョンの胸から顔を離したミニョは、頭に手を当てて数度掌で叩いた。
「ユンギにプレゼントを渡すんだ!少しだけ付き合え」
「え、オッパ渡したんじゃ・・・」
テギョンに手を握られ、歩き出した背中の後をついて行くミニョは、きょろきょろ周りを見回し、ジョンアを見止めると慌てて頭を下げ、テギョンにふくれっ面を向けながらソウルタワーに消えて行ったのだった。

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
あんにょん(^^)/
悪い癖が出た一本になってしまった(^▽^;)立て直し立て直し(*'▽')

さて、”ごーるでんうぃーく”ですね
長々お休みの方もカレンダー通りの方もいらっしゃるでしょうが、
ゆっくり休んで、遊んで、英気を養ってね(^^♪






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