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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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例えばそんなクリスマス!?

その年の冬は、大寒波の到来で、いつもなら降る筈の無い地方にも雪が降っていた。
ソウルの市内も例外ではなく、降雪も少ない筈が、白く輝く道は、ホワイトクリスマスを彩っていた。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「うーん・・・オッパは、大丈夫でしょうかぁ・・・」
庭を眺めていたミニョは、灰色の空を見てから窓を閉め寒そうに交差させた両腕で体を擦りながら階段を降りると主寝室手前の階段を昇って、そぅっとドアを開けた。
ほんのり蒸気の漂う部屋を見渡して、安堵の表情を浮かべ、真ん中に置かれたベッドに近づき、その淵に腰を下ろすと身じろぎをしたリンが、真っ赤な顔をあげている。
「ぅん・・・オ、ンマぁ・・・・・・」
「ええ、ここにいます、ゆっくりお休みしましょうね」
「・・・ぅぅう・・・ん」
ゴホッゴホと咳こんだリンの額に手を乗せたミニョは、傍らに置いた桶の中からタオルを取り出して、リンの顔に充て、寒そうに布団に包まるリンをあやしていた。
「クリスマスですけど・・・サンタさんも意地が悪いですね」
ポーンポーンと背中を優しく慰める手にいつの間にか眠ってしまったリンの頬に手を充てて、もう一度タオルを変えたミニョは、小さく溜息を吐くとリンの額にキスをして部屋を出た。
「熱は、下がりましたけど・・・もう少し・・・かかりそうですね・・・」
寒そうに体を縮こまらせたミニョも廊下で一つくしゃみをしている。
発熱をしたのは、一昨日の夜だったが、生憎テギョンは、クリスマスコンサートの為に遠出をしていて、連絡をしようかどうか迷ったミニョは、クリスマスの夜には、帰ってくることを思い、リンとクリスマスランチの約束をしていたジュンシンにだけ連絡を入れると心配をしたユンギが、病院に連れて行ってくれた。
ただの風邪だと診断をされた為、結局テギョンには全く連絡をしなかったが、先程、電話がかかってきて、ミニョの気がかりは、テギョンに移っている。
「この雪じゃ・・・オッパの方が心配ですよぉ・・・」
天候の悪い中、帰ってきたところで何も出来ないと言ったミニョにそういう問題じゃないと返したテギョンは、電話口でも不満な顔をしているのが解る程、ミニョを頭ごなしに怒鳴っていた。
「こっちの言うことは全然聞いてくれないのですからぁ」
深々と降り積もる庭の雪を眺めたミニョは、大きな溜息を吐き出してダイニングに向い、ポットに水を入れてお湯を沸かし始めた。
「ケーキもご馳走も用意はしてましたけど・・・クリスマスは、おあずけですね」
ダイニングテーブルに置かれたサンタクロースのぬいぐるみにチョコンと触れて、リビングに飾られたもみの木を眺めたミニョは、時計を見つめていた。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「チッ!結構降ってるな・・・」
空港で車に乗り込んだテギョンは、灰色の厚い雲が浮かぶ空を眺めて時計に目を移し、出発前に買い込んだプレゼントの袋を助手席の足元から持ち上げ、中から小さな箱を抜き取るとエンジンを回してハンドルを切った。
「ふ・・・ん・・・俺に連絡をしてこないのは心配をさせない為か・・・」
手にした箱をハンドルの上で開封したテギョンは、星のオーナメントを取り出し、ルームミラーに提げている。
「飾る暇も無くなったな」
今年のクリスマスは、コンサートの為に地方に出かけるテギョンが、あちこちで、個性的なオーナメントを一つずつ買い込んでは飾りを増やし、何の味気も無い緑の木を一つ、また一つと煌きを増やし、クリスマスには、イルミネーションも飾って、仕上げたもみの木を囲み家族で過ごそうと決めていた。
「我が家のサンタクロースは、強い北風を運んできたんだな」
小さな笑みを浮かべたテギョンは、氷点下で凍り始めたタイヤと道路の擦れる音を聞きながら慎重にアクセルを踏んでいた。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「もう少し・・・寝ましょうね・・・」
リンのベッドに尽きっきりのミニョは、体温計の数字を見つめて笑顔を零し、額に充てられた手に頷いたリンの顔に頬を寄せていた。
「・・・アッパはぁ!?」
「ええ、もうすぐ帰ってきます」
すっかり熱の下がったリンは、おかゆを平らげて、ミニョに渡された水と薬を含み、苦い顔をしながら、テギョンの帰りを待っていた。
「クリスマス終わっちゃうねー」
「ふふ、でも、プレゼントは、一杯貰ったでしょう」
リビングに置かれたもみの木の周りには、ギョンセやファラン、シヌやジェルミ、ミナムやヘイと今年もリンの為に沢山の箱や包みが並べられて、開けるのを楽しみにしていたリンは、クリスマスの朝に開けられない事を悔やんでいた。
「ちゃんと眠って風邪さんに出て行って貰ったら、サンタさんがまた来てくれます」
「アッパのサンタさんが良いよー」
「アッパのサンタさんですか!?」
「うん!真っ赤なお洋服を着て来るのー」
「真っ赤・・・ん、確かコンサートの衣装はそんなのでしたね」
「ふふ、真っ赤なアッパのサンタさん早く来ないかなぁ・・・・・・」
ふわぁと欠伸をかみ殺したリンに布団を被せたミニョは、早速、寝息を立て始めた胸を優しく叩き、部屋を後にした。
「ふふ、お休みなさい・・・」
「チッ!寒くてたまらない」
ガタンと開いた玄関の音と吹き込んできた冷たい風に肩を竦ませたミニョは、階段を降りながら廊下を見遣り、電気の消えている玄関を見つめると口を隠した。
「ふふ・・・赤いスーツのサンタさんね」
笑っているミニョを見つけたテギョンは、両脇に抱えた大きな荷物を床に降ろし、細めた瞳で指を動かし、それを見つけたミニョも不思議な顔をしながら近づいて、腕の長さ分だけこれっぽっちも動かないテギョンに抱き寄せられていた。
「寒いな・・・まずは俺を暖めてくれ」
「オッパ・・・」
「リンは!?・・・大丈夫なのか!?」
ミニョを抱きしめながらリンの心配を口にしたテギョンに頷いたミニョは、たった今眠ったことを告げた。
「そ、うか・・・残念なクリスマスだな・・・」
「ええ、楽しみにしてましたから」
「これも無駄になったな」
手袋の上に乗せられた星のオーナメントが、暗闇に輝いている。
「そう・・・ぅん・・・でも、そうでもないです!ね、オッパ!これ、持ってください」
テギョンから受け取ったオーナメントを顔の横に翳したミニョは、悪戯っぽい笑顔でリビングに向かって駆け出し、赤い布を持って戻ってきた。
「ふふ、赤いスーツのサンタさんですから!」
ぶつかる様にテギョンの胸に飛び込み、ごそごそとコートのポケットを探ったミニョは、携帯を取り出すと赤い布をテギョンに渡している。
「ね、オッパ!それ!被ってください!」
「あ!?ん・・・こうか!?」
「はい!」
ポーズを取ったテギョンに携帯を向けて写真を数枚撮ったミニョは、画面を覗き込んだ。
「ふふ、リンがお待ちかねのサンタクロースです!」
「あ!?ああ、そういうことか」
「はい!」

★★★★★☆☆☆★★★★★

翌日、すっかり熱の下がったリンは、リビングのソファで、テギョンとミニョに囲まれてプレゼントの箱を開けていた。
「わー、プラレールだよー」
「ふふ、ミナムオッパですね」
次々とプレゼントの箱を開けては、笑顔のリンにテギョンとミニョも嬉しそうに微笑み、暖かいリビングに明るい声が響いている。
「今年も沢山貰いましたね」
「風邪が治ったら皆に礼を言えよ」
「わかってるもん!ハラボジにハルモニにミナム、シヌヒョンでしょ、ジェルミとぉ・・・」
プレゼントを贈ってくれた人々の名前を次々あげて両手の指を折っていくリンにテギョンとミニョは顔を見合わせて笑った。
「あ!そうだ!あのねープレゼントじゃないけど!ありがとうを言いたいのー」
ピョンとソファを飛び下りたリンは、ピアノに駆け寄り、椅子によじ登って、上に飾られたフォトフレームを手にふたりの前に戻り、小さな頭を下げている。
「サンタさんを見せてくれてありがとうございました!」
フレームに飾られたテギョンの赤いスーツにサンタ帽の写真を見つめながら、にこにこしているリンにテギョンとミニョは互いの顔を見合わせ、やがて、大きな声を出してテギョンが笑うとふたりともリンに腕を伸ばし、その手を取ったリンは、二人の間に座り直して、行けなかったクリスマスコンサートの話をテギョンに強請ったとあるクリスマス後の出来事だった。
手直ししている時間がないので、そのままUPします。
誤字脱字、内容意味不明(?)は、許してねー、なんとなーく
ヘンボケー(幸せ)な雰囲気を感じてもらえれば上々(^_-)-☆
って、今日もぐだぐだじゃーんwwwwwwwwwww
貢物ありがとう!




では、また(^_-)-☆あんにょん(^^♪