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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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カラー・オブ・フェアウェル (3)

相変わらじゅなじょ発進(笑) 再びファン家から~
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「オンマー、これ、ソンセニム(先生)が作ったのー!?」
ミニョの口ずさむ歌を聞きながら、何度も何度もピアノでその音を起こし、譜面と格闘をしていたリンは、椅子を降りて、廊下を走っていた。
「んん!?解ったのですかぁ!?」
リンの大きな声に寝室から顔を覗かせたミニョは、ノートパソコンを片手に後ろ手にドアを閉め、廊下で俯いて譜面とにらめっこしているリンの髪を撫で、手を繋いでリビングに向かっている。
「んー、ちょっと、違う気もするけど・・・えーっと、この辺は、ユンギヒョンのだと思うのー」
らららとワンフレーズを歌ってみせるリンに笑顔を返したミニョは、リビングのソファに腰を降ろした。
「ふふ、正解です!」
「ほんとー!」
「ええ、ユンギssiが、書いたものですよ」
「わーい!せいかーい!」
ポスンとミニョの隣に両足でジャンプし、お尻を跳ねさせて座ったリンは、喜びの顔を難しい表情に変えている。
「どうしました!?」
「んー、でも、これ、スペードとは、違うねー」
「はは、それは、オンマが歌う歌ですからねー、アッパも他の方に作る時は違うでしょう」
「そんな事無いもーん」
「・・・そ、そうですか!?」
尖った唇で、鉛筆片手にさらりと口をついた感想に瞳を揺らしたミニョは、鼻の頭を掻いた。
「そうだよー、オンマに離れたら嫌だよって言ってる歌が多いんだもん!」
「そっ、それは・・・オッパが聞かせる歌がそういうのが多・・・」
ムーと唇を突き出してミニョを見上げたリンにドギマギした表情のミニョが、ゆっくり首を傾げ、リンは、ミニョの腿に音をたてて両手を乗せている。
「僕に全部聞かせてくれるって言ったのに!アッパは、嘘つきだもーん!」
「・・・リ、リン!?ア、アッパと何・・・かありました!?」
強めに叩かれ乗せられた手に僅かに驚いた表情のミニョは、何度も瞳を瞬かせ、リンの顔をまじまじ見つめた。
「今朝ねー、オンマのアルバムの曲を選んでたのー」
「誰がですかぁ!?」
「アッパっ!!!でもねー、僕に聞かせてくれなかった・・・」
リンのジリジリにじり寄る不満顔に、閑閑(かんかん=のんびり)と立ち向かうミニョは、PCに視線を移している。
「お仕事ですからねー」
「だって、オンマは、歌ってたもーん!」
ミニョの興味が他所に移った事に両手を上げて、更に面白くない表情をしたリンは、益々唇を尖らせて小さな腕を組み、ギロリと瞳を動かした。
「リンの曲もアレンジしていると言ってましたね」
「そうだよー!僕のも使ってくれるって言ったんだもん!それなのに聞かせてくれないで、お仕事に行っちゃったんだもん!」
バンバンとソファを両脇で叩いたリンに視線を移してPCをテーブルに置いたミニョは、腕を伸ばし、向き合って膝に座ったリンは、ポスンと胸に顔を埋めている。
「ふふ、だから、拗ねていたのですねー」
「拗ねてないもーん!」
ぷっくりふくれっ面のリンの頬をツンと突いたミニョに顔を左右に振るリンは、益々胸に顔を埋めた。
「拗ねてます!アッパと同じお顔をしていますよ」
「うー、オンマ、きらーい・・・」
ミニョの谷間からちょこんと顔を出して上目遣いで視線を併せたリンにコツンと額をぶつけたミニョは、ギュッとその腰を抱き寄せている。
「オンマは、大好きですよー」
三度(みたび)顔を隠してしがみつくリンを宥めながらクスクス笑ったミニョは、少し前屈みになるとPCに腕を伸ばした。
「では、これで、ご機嫌を直してくださいね、ハラボジからメールが届いてます」
「えっ、ほんとう、なーにー」
リンの背中でPCを操作したミニョにくるりと向きを変えて、にっこり笑って覗き込んだリンであった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「ヒョーン!お疲れー!」
「ああ、お疲れ、どこに行くんだ!?」
ロビーから階段を昇っていたシヌに対角線の階上の回廊から声をかけたミナムは、ペットボトルを二つ持って手を振っていた。
「テギョンヒョンのとこー!今、ジェルミが、歌ってるんだ」
「ジェルミが!?珍しいな」
「それがさー、ソンベが、曲を持ってきたの」
大きな声で叫びながら話すミナムに苦笑を漏らしたシヌは、手で合図を送って、足早に階段を数段飛ばしで昇っている。
「ジェルミにか!?」
「えっ!?わっ、びっくりした」
シヌの急いで近づいてくる様子にくるりと柱に身を寄せて、暫し、待ちわびたミナムは、颯爽と現れたシヌに飛び上がり、持っていたペットボトルを宙に浮かせた。
「はは、ごめん・・・・・・そうか、それは、退屈し無さそうだな」
転びそうなミナムの腕を掴んで、ペットボトルもキャッチしたシヌにミナムが、ふくれっ面をしている。
「ん、ありがと、何、ヒョン、退屈なの!?」
「ふふ、駐車場で、ソンベに会ったんだ・・・暫く退屈はさせないぞと自信満々に言われた」
「へー、でも、それ、違う意味だと思うよ」
ミナムを力任せに立たせ、ニヤリと悪戯に微笑んだ顔に目を細めて並んで歩き始めたシヌであった。





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