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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Marry me. Please(マリー・ミ・プリーズ)!?

シヌXユナ

陳腐な台詞を吐き出して、添えた手が頬を滑る。
近くなる顔に閉じられていく瞳。
ああ、意外と睫が長い、肌のキメも細かい、触り心地も悪くない。
腺も細いな、なんて、そんな事を考えながら撮影を終えたんだ。
だから、誘われた時は、本当に軽い気持ちだったよ。
「ふふ、私の方が、年上だしね」
「そういう事じゃぁなかったけど・・・」
向こうを見つめて答えた君の背中にさらりと落ちた髪が、俺の中の何かを揺さぶっていた。
「で、今日は、どこへ行くの!?」
「ど、こが良いかなぁ」
こちらを見る事も無く、外の景色を見つめたままで、全開の窓で涼んでいる君の横顔にゆるりと上がった左の頬にあの撮影の時のキスシーンを思い出していた。
「ふーん・・・聞いてた通り・・・」
「聞いてた!?」
「ふふ、貴方は、きっとリードが上手だって」
「そ、れは、光栄で・・・す」
誰に聞いたんだと初めて共演をしたその日にあまり良い印象は持てなかった。
出会って数時間。
打ち解けるのも冒しなものかとミニョや共演した他の俳優の事を思い出していた。
「ね、もしかして警戒してる!?」
だから、次に掛けられたそんな言葉に驚いたけど、残念ながら俺はポーカーフェイスが上手いらしく、あまり、本音を問われた経験も無かった。
「警戒じゃぁないのかしら、驚いてる!?って感じかな!?」
「いえ、光栄です!貴方の様な美しい人にそう言っていただけるのは・・・」
「ふふ、本音を言わないのも聞いてた通り」
誰が彼女にそんな話をとその時も俺の表情は崩れていなかった筈なのに、けれど、彼女は俺の僅かな変化を読み取っていた。
「ユ・ヘイよ!私、彼女の友人だもの」
「ユ・ヘイ!?」
「知らなかった!?ふふ、そうね、ミナムssiも良く知ってるわ!双子ちゃんもね」
「ヘイの友人!?」
「同じ事務所よ!もっとも私は、最近、移籍したんだけど」
撮影の合間の休憩時間。
彼女は、俺の隣で、他愛無い話の振りで、マネージャーから渡された紙コップを手に話をしていた。
「知らなかった」
「あら、素直」
「ふーん・・・」
年上という点を差し引いても、気さくに話すのは、俺の噂話をヘイがしているからかとどこかで納得をして、彼女の話に付き合っていた。
ジッとこちらを見ている彼女に気付いたのは、次の撮影準備に追われているスタッフを見つめながら、今夜は、どうしようかと考えていた時だった。
「なんですか!?」
「うん、皆が噂する通り綺麗ね、貴方・・・ファン・テギョンも綺麗だったけど、実は、貴方の方が良い男の香がするのよね」
「見た目ですか!?」
「いえ、違うわ!そんな意味じゃないわ」
テギョンには、会ったことがあるのかと思いながら、でも、あいつは、スタイリッシュに気取った映りかたを気に入っているから会ったとも限らないかと思ったら、笑いが込み上げてきた。
が、しかし、次の言葉にその笑いもあっさり消えた。
「ファン・テギョンの奥様も可愛い子よね」
「・・・そっうですね、ミナムの妹ですし」
知っているのかと問いそうになって、慌てた。
ヘイの友人なら知っていて当然だ。
「そうそうミナムssiの事をヘイが良く怒ってるわ!シスコンだって」
「あれは、死ぬまで治らないでしょう」
「でも、ヘイをとても愛しているわ」
「そうですね・・・あのふたりも可笑しな夫婦でしょう」
ミニョの話題からミナムに逸れた事で、呼吸を整えながら、内心の自分の動揺と闘っていた。
「ふふ、それをヘイに言ったら怒りそうね」
「ええ、間違いなく、青筋がたつでしょう」
「面白い子ね」
「そうですか!?」
「ええ、とても・・・恋を捨ててる様には見えないわ」
その一言に彼女の方を見ることは出来なくなった。
前を見据えたまま、自分の表情がスゥッと消えて無くなるのを感じていた。
「・・・・・・・・・」
「あら、黙っちゃうの!?」
「どこで、聞いたんです!?」
明るい声の彼女と裏腹にまるで脅しでもしている様な低い声を出した自分に驚いていた。
「そうね、ライバルも多いから、あまり教えてくれる子もいないけど・・・」
正面を見たままの俺に彼女の顔がこちらを見たのが解ったが、どうしてもこの時、彼女の顔は見れなかった。
悪い事をしている訳でも何でも無いことだけど何故か見透かされた様なそんな気分だった。
「でも、泣いてる子もいたわよ」
「そうだとしても、合意の上です」
「ええ、知ってる・・・だから、私とは、どうかしら!?」
そう、君は、明るく笑って俺にそう言ったんだ。
軽い口調で、だから、最初は、戸惑ったけど、その瞳を見て決めた。
君は、年上で、俺よりは少しだけ、ほんの少しだけ恋の経験も多いと聞いていたから。
「何を考えてるの!?」
「ふふ、どこへ、行ったら君は喜んでくれるかなって」
「どこ!?どこでも良いわよ!貴方となら」
「ああ、俺も同じ事を思ってた」
そうさ、同じ事を思ってる。
そう思える事が多くなってきた。
俺の事を考え、俺も君の事を考えてる。
そんな時間が、それがとても心地よい。
今は、まだ、俺達の関係は、始まったばかりの淡い恋。
告白をするでも無く、しないでも無く、まだ、始めたばかり。
今は、まだ、これで良い。
ミニョが近くに居る淋しさを埋めようと始めた遊び。
それは、そう、それは、いつしかか本当の恋を呼んだだけの事。
ただ、それだけ。
「マリー・ミー・プリーズ・・・ね」
「えっ!?」
「この歌よ」
ラジオから流れる歌に耳を澄まして、相変わらずこちらは見てくれなくて、風に髪を流して、ウィンドウの向こうを見てる。
「結婚して!?」
「ええ、女性が告白をする歌よ・・・この国じゃ、まだ、有り得ないわね」
掻き揚げる髪の隙間に君の笑顔が見える。
「そうかな・・・そんなのも有りだと思うけど」
「そう!?じゃぁ、私が告白でもしようかしら」
冗談なのか、本気なのか、そんな曖昧さが、今の俺達には、お似合いで、ようやくこちらを見てくれた君に車を止めた。
「なぁに!?」
「マリー・ミーの前にキス・ミー・プリーズ!?」
「・・・・・・・・・嫌な子ね」
夕闇の中、まだ、俺達の時間は、これから始まっていく。


 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

うーん・・・何故、この人は、底なしに明るく活けないんだろう・・・( ̄ー ̄;
ま、こんなものだよ・・・私の中のこの人は・・・ヲヲヲヲ
という訳で、また、次回ー・・・あるかなぁwwwwあると良いなぁw

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