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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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レインボー・アクロス・ザ・スカイ(8)

「ミナムみたいな事を言うね、リン」
「うん!ミナムがね、見てて飽きないから、トッキみたいに観察しろって言ってたー」
ミニョから離れたリンが、シヌへ向き直って、屈み込んだシヌもリンと笑顔を交わしている。
「トッキ!?」
「うん!家じゃ飼えないからジュノヒョンのお家にいるトッキを観察してるのー」
「へー、楽しそうだな」
「楽しいよー!今度ヒョンも行こう!」
「ああ、案内してくれ」
「チッ!こっちの話も聞けよ」
大仰に溜息をついたのに軽い調子でリンと会話を始めたシヌに眉根を寄せていたテギョンは、ギロリとシヌを睨み付け不満そうに見下ろした。
「話す気は、ないんじゃなかったのか」
「ああ、いや、だから・・・な」
ミニョの首から腕を外し、溜息を吐いたテギョンは、横に立つとミニョの肩を抱いている。
「お前・・・ユンギの家に行ったのか!?」
「ああ、ここの所、ちょいちょいお邪魔してるけど・・・」
「ユンギが、ミニョの歌を作っているのを知っているか!?」
「ああ、・・・知ってる・・・」
不思議な顔をして、テギョンを見たシヌの前で、今度はミニョが溜息を吐いていて、振り返ったリンが不思議な顔をした。
「それと何か関係があるのか」
「いや、それは、関係ない・・・」
ミニョと顔を見合わせたテギョンは、頷いてシヌに手を上げ背中を向けて部屋の中央へ歩き始め、シヌもお茶を持ったままテギョンについて行った。
「リン!ジュノ!ごはんにしましょう!」
テギョンとシヌが、離れていくとミニョが、子供たちに近づいて、籠バッグを持ち上げ、部屋の隅を指差している。
「やった!ごはん!」
「ねぇ、ヌナ!今日は、タットリタン入ってる!?」
「ええ、入ってるわよ、よく解ったわね」
両手を上げたリンと中身を当てて満足そうな顔をしたジュンシンを連れたミニョは、お昼を食べる為にレジャーシートを取り出したのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

「ふふ、レジャーシートか、この前のお叱りは、よっぽど堪えたんだな」
「当たり前だっ!あんな汚れた状態で、どうして練習なんか出来るっ!」
ミニョと一緒にレジャーシートを拡げて、真ん中に籠を置き、手を洗いに行きましょうと促したミニョと一緒に練習室を出て行く三人の背中を見ながら、クスクス笑ったシヌにテギョンは、舌打ちをした。
「ふ、汚れたまま触られるのは、俺も遠慮したいけどな」
「ったく、飯に向ける愛を楽器にも向けろよ」
「それは、持ってるだろう、手は、拭いていたからな」
「ああ、まぁ、良い・・・それより、ユンギの家で、あいつに会わなかったか!?」
手に持っていた水のボトルを開け始めたテギョンにシヌもお茶を飲んでいる。
「あいつ!?」
「キム・ソンジュンだ」
ボトルを口に入れ、目だけを動かすテギョンは、低い声で、嫌そうに名前を口にした。
「いや、ああ・・・一度、会った、な・・・でも、すれ違った程度だし・・・それが、どうかしたのか」
「ミニョとお前とセットで、オファーを寄越してたんだ」
「広告か!?」
「ああ、ミニョの契約は、俺を通せというのは、前の仕事で散々言ったからな、それで、今回も俺が、断ったんだけど、今度は、ミニョに直に会いに来た・・・・・・」
「お前が、見透かされてるって事ね」
面白くなさそうに口に出したテギョンに知れっと返したシヌは、真顔で、テギョンの瞳がギロリと音が聞こえそうなほど、鋭く横に動いている。
「そういうことだろう」
涼しい顔のシヌに舌打をしたテギョンが、唇を左右に動かしていると丁度、ミニョ達が戻って来た。
「チッ、まぁ、そうだ・・・お前は、事務所を通せばすぐに起用できるけど、ミニョは、事務所を通っても、俺の了解が無ければ、契約は出来ないからな」
「それで、ミニョに直談判に現れてる訳か」
「ああ、何度も断っているのにしつこいっ!!」
「俺は、別に構わないけど、お前が、出したくないんじゃミニョも引き受けないだろう、考えは一致してるじゃないか・・・」
頷いたテギョンを見つめたシヌは、不思議な顔をしている。
「それで、何で、喧嘩になったんだ!?」
「いや、まあ、だから・・・」
また、口を濁したテギョンにミニョが、膨れて近づいてきた。
「オッパが、ユナssiを紹介したらって言うから!!」
「ユナ!?」
「ええ、化粧品ならユナssiを紹介したら良いと無責任な事を言うので」
「それで、俺を見て驚いてたのか」
テギョンとシヌの間に立ったミニョを見たシヌが、頬をあげている。
「・・・はい・・・すみません・・・それと・・・」
「お前とミニョの写真を見たんだよっ」
ミニョが、口を開く前に呻る様に口にしたテギョンに見上げたミニョが、膨れながらテギョンを見つめ、テギョンもミニョを睨み返し、シヌが、ミニョに微笑んで、嗜める様に頭を撫でた。
「写真って!?」
「はい、キム記者が、撮られた写真です・・・」
「・・・って、お姫様・・・何で、そんな物・・・」
「えっと、それは・・・」
ミニョの戸惑いにピンときたシヌが、テギョンを見ると苦い顔をしたテギョンは、床を蹴る様な仕種をしている。
「あの写真・・・ヘイが、取り返しただろう!それを・・・」
「お前が、持ってたのか!メモリーカード・・・」
テギョンの動揺の表れか宙を舞った手が、ニ三度、振り降ろされ、頭に乗ったと同時にテギョンが、伐が悪そうに目を閉じ、ミニョは、はにかんで俯き、シヌは驚いた表情で、眼をむいている。
「ああ、ミニョの写真だけ抜いて、持ってる・・・」
「へぇぇー、お前が、ね・・・」
ミニョとテギョンの間を覚り、ニヤつくシヌに背中を向けたテギョンは、益々格好がつかず、舌打をして尖らせた唇を動かしていた。
「あの格好、嫌いじゃぁなかったのか」
「そっ!そんな訳ないだろう!!!!」
慌てて振り返るテギョンにミニョが困り顔で近づき、まだニヤけているシヌは、スッと表情を戻した。
「ふ、あの日、ふたりの間にも何かあったんだろう・・・思い出の一枚って、とこか・・・」
「ああ、けどな!お前のそういう所が、俺は嫌いだ!」
ギリリと奥歯を噛締め、頬を揺らし、噛み付かんばかりにシヌを見ているテギョンに溜息を吐いたミニョが、抱きつき、事なきを得ているのだった。



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