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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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レインボー・アクロス・ザ・スカイ(5)

卵焼きの色って?
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「チッ!ガキの癖に!!ったく、本当に俺の子かっ!!はっ、まさか・・・いや、有り得ない、ずーぅえったい・・・いや、でも・・・・取り違え・・・いや、ある訳無い・・・はっ、ミニョみたいにどこからか落ちて、頭・・・・・・打つ分けないな・・・あいつは俺に似てる・・・慎重だ・・・俺の子だ・・・あれだけ似てて俺の子でない訳がない・・・大体、やる事が、いちいち俺に似てる・・・・・・ミニョにも似てるが、事故は、起さない・・・冷静だ・・・やっぱり、俺の子!!だからだなっ!!!」
リンの出て行った会議室の机の上で、意味不明な独り言を呟いて、手にした鉛筆で、〇を書いたり✕を書いたり、白いノートのその一面をいつの間にか黒く塗り潰すほど、リンについて考えているテギョンは、けれど、ようやく、納得したのか、ニヤリと笑って階段椅子の背凭れにふんぞりかえり腕を組むと声を殺して、笑っていた。
「あのー・・・オッパ!?」
笑っているテギョンを開いたドアの隙間から、怖い物でも見る様に脅えた様子で窺っていたミニョは、開いた口のまま瞳だけギロりと動かしたテギョンに扉をバタンと勢いよく閉めている。
「なっ、なんだっ・・・どっ、どこから現れた・・・」
再び、そっーと開いたドアに慌てた様子のテギョンは、机の上のノートを閉じ、鉛筆を置いて、まるで何事も無かった様に斜に構えて、足を組み、かくかくと首を動かしながら、ミニョを見た。
「どこって・・・ドアです・・・」
テギョンに歩み寄りながら、後ろを振り返ったミニョは、あさっての方を見て、髪に触れているテギョンに不思議な顔を向けて首を傾げている。
「そっ、そんな事は、判ってる!!そうじゃなくて、何だ」
「何って・・・お昼ですよー!?」
「ぁん・・・昼・・・ああ、昼か・・・そういえば、腹が、減ったとか言ってたな・・・」
組んでいた足を下ろして机の上で腕を交差させ見上げたテギョンに机の前に立ったミニョは、両手を机に乗せるとジーとテギョンを見下ろしている。
「それで・・・リンに何をしたのですか!?」
「ぅん!?何って・・・何だ!?」
顔を近づけ、右、左、と頭が傾く様は、過去が、リフレイしていて、それは、まるで、テギョンとミナムが初めて出会って、契約書を取上げられた光景で、ふたりの位置が変わっているだけの不思議な空間に視線を併せているふたりの顔が、ゆっくり傾くと共におかしな表情をして、考えこんだテギョンと一瞬で考えるのを止めたミニョがいた。
「だって、アッパにごはんをあげないって、歌ってました」
「ああん!?何だそれ!?」
テギョンも考えるのを止めてミニョを見ると眉間に皺を寄せて立ち上がり、ノートを机の上で揃えて厚めのファイルの間に挟み、鉛筆にも蓋をしている。
「わたしとだけ卵焼きを食べるって歌ってましたけど・・・」
「たまご焼きぃ!?・・・・・・ああ、それか・・・」
「なーにーをーしたのですかぁ!!」
机と椅子の間から颯爽と抜けて、ミニョの前を通り抜け上に上げられていたスクリーンに手を掛けたテギョンがザッと音をさせて、それを下げてミニョの隣に戻って来た。
「・・・怖い顔だな・・・」
「返答によっては、オッパを許せないかもしれません」
「許・・・お前、随分大事(おおごと)だな!?あいつは、泣いてた訳じゃないだろう、歌っていたんだろう」
「そうですけど、何かしたのでしょう!」
「・・・・・・おい・・・コ・ミニョ・・・俺が・・・されたとは思わないのか」
ミニョの隣、半円状の机の前に腰を軽く乗せて、そこに立っているテギョンは、ミニョの腰の後ろから映像装置に触れ、そのスイッチを入れると、ミニョの腕を引いている。
「へっ!?」
「俺が!何か、されたとは、思わないのか!?」
ミニョを背中から抱き締め、足の間に立たせて、その首に腕を回したテギョンは、肩越しにミニョの顔を覗き込み、頬と頬が触れ合うそんな距離でミニョに話しかけ、テギョンの腕に両手を添えたミニョは、ぷっくり膨れた頬で、上を見上げた。
「思いません!オッパの方が、大人です」
「ほぉー、感心だな・・・俺の方がってのは、引っかかるが・・・」
「そっ、それは・・・オッパですから・・・」
ミニョの頭に触れ、くしゃっと整えられた髪を崩すテギョンは、腕をあげたミニョの手を掴んでその手を軽く握り前に回している。
「俺だから・・・なんだ!?」
「オッパですから!子供相手に本気にならないでしょう」
ミニョの手を掴んだまま、前を指差すテギョンに流れていく映像を見ているミニョは、そこに映るA.N.Jellと自分にほんのり頬を染め、懐かしそうに見つめた。
「誰ならなるんだ!?」
「えっ、えっと、オッパとかジェルミとか・・・」
スクリーンの中で、馬乗りになってはしゃいでいるジェルミとミナムに今度はミニョが掴まれたままの腕をあげている。
「オッパってのは、誰の事だ!?」
「誰って・・・」
「お前の言うオッパの中には、ミナム以外も入っているんじゃないか」
「そっ、そんな事は・・・・・・ある、かもしれません」
丁度、テギョンが、画面に映り、撮影前の衣装合わせなのか、ワン・コーディーに襟を直され、顎をあげているテギョンにミニョが、首を傾げ、髪を降ろして片目でカメラを睨んでいるテギョンにクフと笑った。
「何だとー!!!!」
「だって、オッパってば、リンにやきもち焼くし、リンと同じ事しようとするし・・・・・・わたしの事・・・子供扱いするし・・・」
低い声で、ミニョに回している腕を少し締め上げ、キュエと篭った声を出したミニョは、小さく舌をだし、不満そうにミニョを見下ろしたテギョンは、唇を突き出している。
「子ども扱いは、大人がするものだろう」
「えっ、あっ、間違えました!わたしの子供みたいだし」
「はぁぁぁ!!!!!!!!!!おい!!コ・ミニョ!!誰が!!!誰の子供だって!!!!!」
ぐるんと物凄い勢いでミニョの体をひっくり返したテギョンは、ギリリと歯軋りが聞こえそうな引き攣った笑顔でガシっと両肩を掴んでミニョを見下ろし、ひっくり返された事にきょとんとなったミニョは、目を瞬かせると、真顔でゆっくりテギョンを見上げた。
「あっ、えっ、これも違った・・・えっと・・・」
「はぁぁ、もう良い・・・お前に聞いた俺が、パボだ・・・」
「オッパは、パボじゃないです!!」
にっこり笑顔でお得意の親指を立てたポーズを作るミニョにグッタリ前に屈み込んだテギョンは、ミニョの肩に顔を埋め、しかし、映像から聞こえた声に顔をあげている。
「ああ・・・これだ」
「えっ、あっ、わぁ・・・これ・・・」
テギョンにまたひっくり返されて、スクリーンを見たミニョは、そこに映っている教室と制服姿の自分とテギョンを見つめた。
「覚えてるか・・・最初のPV」
「・・・は、い・・・」
「メイキング様にな、別な所から、撮ってたやつなんだが・・・」
「あっ!お昼のシーン!」
「ああ、卵焼きがあっただろう・・・」
「わぁ、覚えてます!ドンジュンも」
「あの時、お前の好きな物が卵焼きだって、初めて知ったんだ」
「そうですね・・・ごはんのお話とか、しなかったですし・・・」
「ああ、俺達は、殆ど外食だったしな」
短い映像を見終わったミニョは、また首を傾げた。
「で、これと、リンと何の関係が・・・」
「だーかーらー!これを見て、お前が弁当を持ってくるって話をな」
「はぁ・・・」
不思議な顔をしているミニョは、テギョンの困った様な顔を見つめている。
「卵焼き・・・入ってるだろう」
「入ってますよ」
「リン使用の甘いやつだろう・・・」
「そうですけど・・・オッパの分は、別にありますよ」
「ほうれん草で作った緑のたまご焼だろう・・・」
「えっ!よく判りましたね」
「ったく、だから、あいつは、緑と黄色の卵焼きとどっちが本物の卵焼きかって聞くから」
「ふぇ!?」
「お前は、どっちだと思う!?」
「どっちって・・・卵焼きだから、どっちもたまごやき!?」
「どっちか、決めろ!!」
「はぁ!?」
「お前は、緑と黄色とどっちの卵焼きが本物だと思う!」
「・・・・・・・・・子供」
ボソッと呟かれた声にギロリと瞳が動いている。
「何か言ったか!?」
「なっ、何でもないですっ!どっちも本物です!」
「それじゃ、話が終らないだろう!」
「終りますよー、だって、卵焼きだもん!どっちも美味しいです!それに、オッパは、甘いのが、嫌だって言うから・・・」
「当たり前だ!食事くらい甘いものを控えろ!」
映像装置のスイッチを切っているテギョンは、ツカツカとスクリーンへ向かいまた上に上げた。
「そんな事を言っても・・・美味しいです」
「食い物と俺と・・・・・・っチ、答えるな!ったく・・・俺も何を聞いているんだ・・・」
「それより、オッパ・・・・お昼・・・ジュノssiも一緒なのです」
「ぁん・・・まだ、時間じゃないだろう」
時計を見たテギョンは、ミニョに腕を伸ばしてドアに促している。
「ええ、ユンギssiにここまで送ってもらったので・・・」
「ユンギぃー・・・何で・・・」
溜息をついたミニョは、テギョンに肩を抱かれながら、会議室を後にし、今朝の出来事をテギョンに話して聞かせたのだった。

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

ファン家の卵焼きは、緑が本物っぽいんだけどなぁ( *´艸`)テギョンカラーだし( *Ⅲ`)
野菜の灰汁が残ってほんのり緑のたまご焼きなんぞを作った事もあるが(笑)失敗作(;'∀')

豆知識 ; 茹でたほうれん草を冷凍して、お湯を少し加えてミキサーで細かく砕いてね、
延ばしてペースト作って、それを卵に溶いて焼けば、緑のたまご焼きは出来るのだよー(^^)
機会があったら、お試しあれー(^^)/
ペーストの量を間違えると固まらないのが難点だけどねー(^Ⅲ^)


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