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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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レインボー・アクロス・ザ・スカイ(4)

「いましたか!?」
「ううん、いなーい」
「そう、ですかぁ・・・えっと、あとは、オッパはぁ・・・」
ユンギと別れて、事務所へ向かったミニョは、迷う事無く、子供バンドの為に用意された練習室に向かい、そこで、練習している筈のリンを呼びながら、半分だけ開けたドアにおどけた表情を作って顔を出し、しかし、背中を向けたジュンシンが、つまらなそうに立っているだけで、首を傾げたミニョは、ドアから身体を引込めて廊下を見回して、残念そうに部屋に入り、顔を見合わせたジュンシンと事務所の中で、リンを捜していた。
「どーこに行ったのですかねー」
お昼ごはんを一緒に食べようと用意されたお弁当を、練習室に置いて、2階、3階、4階と階下に戻って、渡り廊下を抜け、隣の棟へと足を運び、きょろきょろしていたミニョとジュンシンは、上から聞こえた大きく弾むような歌声に顔を見合わせている。
「♪お、な、か、が、す、い、たーお・っ・な・っ・かー、オ・ン・マ・のごっはんー♪黄色い、たっまごやきー!ふったりっで、食っべるもーん!!アッパにあーげなーい!」
「リーン!!どこー!?」
上の階から聞こえた楽しそうに弾んでいる声にジュンシンが、吹き抜けに向かって手摺を掴んで大きな声と顔を出し、リンの歌なのか、テギョンへの批判なのか、ユーモラスな歌詞と相反する不満満々の声にきょとんと呆けているミニョは、眉間を寄せて上を見つめ、やがて、頬に手を当てた。
「ジューノーヒョーン!?」
「おう!あんにょん!」
上を見上げて、首を回し、リンを見つけたらしいジュンシンが、片手を離して手を振ったが、上階も同じ構造なので、リンの姿は、見えないらしく、ミニョを振り返って首を振っている。
「なーんでいるのー、まだ、時間じゃないよー」
「ミニョssiのごはんの時間だろ!俺も一緒に食うんだー」
「そうなのー!?あっ!じゃぁ、アッパの分、いらなくなったから、それもあげるー」
大きな声で、楽しそうに笑いながら、ジュンシンと会話をしているリンは、くふふと可笑しそうに笑って、ミニョの目の前で不思議な顔をしたジュンシンは、首を傾げてミニョを見上げ、はっとしたミニョが、手摺から顔を覗かせた。
「やっ、あの、アッパの分じゃなくても数は、あります!それより、リン、何で、アッパの分、いらないなのですか!?」
ミニョが上に向かって声を出すと、その声に少し駆ける音がして、リンが返事をしている。
「あー、オンマーもいたのー!!だってねーアッパが、僕に意地悪するからだもーん!」
「意地・・・アッパが、意地悪なのは・・・いつも!です!」
「ちっがうのー!今日のアッパはねー・・・」
ミニョに返事をしたリンだが、うーんと呻る声が聞こえ、笑い声が聞こえると、更に大きな声がした。
「そこに行くー、待っててー」
叫ぶ様に大きな声を出したリンは、ミニョが、返事を待ってる間に上の回廊をぐるっと回って、上を見上げた頭で左右を見ているミニョ達のいる反対側の階段を手摺に掴まりながら慎重に降りていて、見上げていた廊下の手摺から身を起したミニョは、首を傾げている。
「アッパが、意地悪!?」
「テギョンssiって、意地悪っていうより・・・鬼・・・みたい・・・だけど」
腕を組んだジュンシンの一言にギョッとしたミニョは、素っ頓狂な声を出した。
「おっ、鬼!?ですか」
「ユンギより、恐い・・・」
「そっ、そう・・・です、か!?」
ジュンシンのテギョンへの評価に困った様な戸惑った表情をしたミニョは、苦笑いを浮かべて、ヒクッと片頬を歪め、そんなミニョを見上げたジュンシンは、指を前に突き出した。
「そうです!」
「そうだよー!仕事には、手を抜かないんだってー」
ふたりの前に到着したリンが、ミニョに迷う事無く抱きつくとリンの腰に回された腕に手を添えたミニョが、唇を少しだけ突き出し、瞳をくるんと回している。
「・・・ん・・・まぁ・・・そう・・・ですけどね・・・」
「ね、オンマー!ごはん!?どこ!?」
ミニョに抱きついたまま左右の足元を見て、触れているミニョの両手も見たリンが、首を傾げて荷物が無い事を訊ねた。
「ああ、それなら、練習室に・・・」
「練習室ー!じゃぁ、ジュノヒョン行こう!」
返事を聞くか聞かないかで、ミニョから離れたリンは、ジュンシンに手を伸ばして、手を繋いだジュンシンと一緒に走り出し、ミニョから数メートル離れると慌てたミニョが、リンを呼び止めている。
「えっ、ちょ、リン!!オッパは、どこにいるのです」
「上の会議室だよー!お仕事してたのー」
ミニョにテギョンの居場所を教え、また、走り出したふたりは、既に渡り廊下の向こう側にいて、ミニョが、大声を出した。
「ジュノ!リン!オッパを呼んで、すぐ行きますから、少し、待っててください!良いですか!勝手に食べないのー」
どちらへとも無く、両手を上に突き出したミニョは、諫めるように厄介なものでも抱えた様な声を張り上げている。
「アラッソー」
「ジュースは、飲んでも良いよねー」
廊下の向こう側とこちら側で、大きな声で、会話をしている三人に偶々そこを通りかかる人達が、苦笑を漏らしながら、ミニョに頭を下げていて、恥かしそうに頭を下げたミニョの声のトーンが少し落ち、口の両端に手を当てた。
「ええ、でも、お願いだから前みたいに汚さないで・・・オッパは、そっちの方が、怖いのですからねー」
ミニョの小さくなった声にリンの手が大きく振られ、丸を作って笑っている。
「待ってるから、早くねー!僕、お腹すいてるのー」
「判りました!ダッシュで、行ってきます」
「転ぶから、歩いて行って良いよー!アッパが、もっと怒るもーん」
「なっ・・・」
リンに背中を向けて、走り出そうと手と足が同時に出て、そのまま固まっていたミニョであった。

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
今日は短めで(^_^)/またね


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