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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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サークルオブエンジェルズ──そしてクリスマスの奇跡──

MerryChristmas

こちらのお話、リンの最初の奇跡―お楽しみ頂けると嬉しいです
─────読者様へ感謝を込めて─────

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「良かったのですか!?」
「何!?」
「打ち上げ・・・です・・・皆さん、喜んでいらしたのに・・・」
「お前は・・・」
パーティー様に貸切られた店の屋上で、遠く階下に聞こえる賑やかな声と音楽を聞きながら、吹き抜けた風に寒いと震えたミニョの肩を抱いて、大丈夫かとその顔を覗き込み、自身のコートを開いて閉じ込めたテギョンは、暫くそうして抱き合っていたが、座ろうと近くのベンチにミニョを促して、けれど、腰を下ろそうとしたミニョを止め、自分が先に座って腕を取っている。
「!?」
「冷えると困るだろう」
腿を叩いて、ここに座れと誘うテギョンにそこを見下ろして、首を傾げて見せたミニョにもう一度、膝を叩いたテギョンは、クッと優しくミニョの腕を引き寄せ、膝に乗せた。
「冷えるのも転ぶのも当分禁止だぞ」
「オッパ・・・」
「まだ、俺達だけの秘密だ・・・発表は、もっと後でも良いだろう」
ミニョを横抱きに抱いて、その腰に円を描く様に腕を回して、テギョンの膝の上で自分の膝に両手を重ねて乗せているミニョの左手をそっと持ち上げたテギョンは、それを自分の頬に当て、反対の手も取って、その手のひらに口付けを落としている。
「クリスマスだな・・・」
「ええ、神様の生まれた日です」
「俺の祈りも届いたかな」
寒空に降る様に浮かぶ星を眺めていたミニョの顔が、ゆっくりテギョンに向けられ何ですかと首が傾いた。
「俺の祈り、か・・・」
「ええ、何か祈っていらっしゃったんですか」
「ああ、降る様に降り注ぐ様に星が落ちて来ないかと祈ってた」
「星!?ですか!?」
「そうだ・・・降り注ぐ星の様に俺の元にも落ちて来い・・・と願ってた・・・お前が、落ちてきた様にな」
俯いてクスッと笑ったテギョンは、横を向くとここだったなと腕の中のミニョを見上げ、もう一度横を見てからミニョを見て、テギョンの視線を追いかけたミニョは、そこに置かれた鉢植えと柵の手前に置かれたベンチを振り返ってほんのり頬を染めている。
「あ・・・れは・・・」
「お前の酒癖が悪いと知れた瞬間だよな」
「さっ、わっ、悪い訳じゃありません!飲めないと知った日です!」
「ふん!あれで、俺は、お前の事が凄く・・・いや、違うな・・・あれで、気になり始めたかも・・・な・・・」
テギョンが、途中で止めた言葉に不思議な顔をしたミニョは、少し不安そうな表情も見せていて、それに気付いたテギョンが、ミニョの眦に指先を滑らせながら笑った。
「そんな顔をするな、お前が落ちてきたから、俺とお前の今が、あるんだろう」
「オッパ・・・」
ミニョの指先を捉え、冷たいなと言ったテギョンは、ポケットから白い箱を取り出すとリボンの掛けられたそれをミニョに見せ、リボンを引くよう促して、赤いリボンに手を掛けるミニョは、悴(かじか)む手に息を吹きかけながら箱を開けている。
「クリスマスか・・・何度目かな・・・お前とこうして過ごすのは、いつも、いつも、仕事の延長だな・・・」
「そう、ですね・・・」
箱を開けたミニョは、中に入っているマリンブルーの手袋を見つめ、それを手に取って顔の前に翳したテギョンに自分にかと聞いた。
「はぁ!?おっ前、お前以外に俺がわざわざ、プレゼントをくれてやる相手がいる訳無いだろう!」
不機嫌な声を出して、ミニョを見ているテギョンの顔は、唇が尖って恨めしそうにミニョを見ている。
「えっ、でも、ペンの皆さんとか・・・」
「あのなー!ペンはペンで、俺が感謝してる事を知らせてる!クリスマスカードを送るとか!アルバムを出すとか、お前のペンだって、事務所が、送ってるだろう!けどな!お前!俺のペンが、どれだけ居るか知ってるか!!こんなプレゼントをいちいち送ってたら、いくら俺が天才で、どれだけ曲を書いても足りないんだぞ!!!」
「オッパって天才なんですかぁ」
テギョンに手を取られてその手袋に指を通しながら、裏と表を返して暖かいですと頬に当てたミニョは、テギョンの首に腕を回して、頬にそっとキスを落とした。
「例えば!例えばだ!!・・・はぁ、ったく・・・お前、こんな日でも変わらないな」
「だって、沢山、泣きましたもの!オッパも許可してくれましたし!もう、怖いものは、無いです!!」
蒼い手袋のその手を拳に握って、ポーズを作ったミニョにはぁぁと、また大仰に深い溜息を吐いたテギョンは、コテンとミニョの肩に額を擦りつけ、その仕種にミニョが、肩を振り返っている。
「アン社長に・・・どう、説明するつもりだ・・・お前・・・来年の春まで仕事が、入っているんだぞ・・・」
「えっ、あっ、えっ、わっ、どっ、どっ、ど、ど、どうしましょうー・・・おおおおおおおオッパー」
慌ててテギョンの顔を見たミニョに頭を持ち上げたテギョンは、暴れそうな勢いで動揺しているミニョを見ると落ち着けとその手に手を重ねて体を抱き締めた。
「ったく、お前が何も考えていなくても、俺はちゃんと考えているから安心しろ」
ニヤッと片頬だけで笑って見せるテギョンに首を傾げたミニョは、徐々に頬が膨らんでいる。
「オオオオオッパが、脅かしたんじゃないですかぁ!」
「ふん・・・お前の仕事の管理をしているのは俺だからな、取り合えず、来年の春までの仕事は、してもらうぞ・・・発表はその頃しよう・・・そうすれば、お前も安定期に入るだろう」
けど、無理はするなと続けたテギョンにまた腕を回したミニョは、はいと返事をすると、テギョンの腕がミニョの背中を抱き締めた。
「クリスマスの奇跡は、本当にあるのかもな・・・」
「ホワイトクリスマスですね・・・」
ちらちらと舞い降り始めた白い粒に空を見上げていたミニョが、戻りますかと訊ねると、ああと頷いたテギョンが、ミニョを抱いたままゆっくり立ち上がっている。
「きゃ・・・」
テギョンの首に腕を回して慌てたミニョは、空を見上げたテギョンの視線につられる様に一緒に空を見上げた。
「whiteChristmasか、クリスマスプレゼントは、お前の愛だな」
「・・・オッパ・・・」
「来年のクリスマスも、ふたりじゃ、祝えないな」
「・・・は・・・い」
「ふふ、クリスマスは、家族の日か・・・俺に家族をくれるんだな」
「はい」
「メリークリスマス!コ・ミニョssi!俺に愛をありがとう」
ミニョを抱きあげたまま、その顔を見つめ、徐々に首を傾けたテギョンに頷いて笑ったミニョの腕が、首をぎゅっと絞めつけ、暗い夜空に鳴り響くクリスマスメドレーと白く舞い落ちる雪の中で子供の出来た事を知ったテギョンとミニョの最初の口付けが、交わされたとある年のクリスマスだった。


★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

いきなりですが!この場を借りて失礼しまーす(^_^)『感無量』とのお言葉、ありがとうございましたー!そう!間違いない!!(^^♪で、こんな感じで締めますね~クリスマス!残り少ない2012年。
まだ、今年を締め括る予定も決めていませんが、クリスマスはここでお開きとしまーす!
ご訪問頂き、最後まで読んで頂いてありがとうございます(^_^)

ケーキもキャンドルも貰ったよーこちらもごちそうさま&ありがとうございまーす(*^▽^*)感謝!