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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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サークルオブエンジェルズ──イルミネーション──


「クリスマス、ですねー」
買い物をした帰り道、近道である公園の遊歩道をテギョンの作ったクリスマス用の新曲を口遊み、リンと手を繋いで歩いているミニョは、薄暗くなった舗道の向こう側に見えたイルミネーションを指差して見るように促していた。
「Xmasでっすねー!!!ホームパーティですかぁ!?それともコンサートですかぁ!?」
促されてそちらを見たリンは、わぁという歓声をあげるとミニョの前に回りこみ、握っていた手を両手で握り直してもっと近くで見ようとミニョの手を引いている。
「うーん、どちらが、良いですかねぇ!?」
「えー!だって、アッパはぁ、お仕事でしょう!?」
公園の舗道を抜けて道路に出たふたりは、その場で立ち止まると目の前の家に飾られた装飾を見上げ、トナカイや、サンタクロース、雪の結晶や、リボン等、色とりどりの電飾の輝きに目を奪われていた。
「そ、う、ですねー・・・まだ、予定を聞いてないですねー」
「うーん、でも、コンサートだよねー!」
道路を渡って、反対側に辿り着いたふたりは、高い塀の上にある大きなもみの木を見つけ、そこに提げられている赤いリンゴを見上げている。
「ええ、この時期は、毎年コンサートです・・・ね」
「忙しいよねー」
「そうですね・・・クリスマス・・・いつも深夜ですものね」
塀を見上げながら歩き始めたリンとミニョは、周りの家々を見て、顔を見合わせるとどちらとも無く急ぎ足で家に向かっていた。
「ねー、オンマ・・・何考えてるー!?」
「えー、多分リンと同じ事ですよ」
「ふふ、クローゼットに入ってたよね」
「ええ、確か、去年、ミナムオッパが、沢山持って来ましたね」
「うん!A.N.Jellのもあったよね」
「そうですね・・・じゃぁ、アッパが帰って来る前に!」
「わぁい!早く帰ろう!!」
家までの数十メートルを走り始めたミニョとリンであった。

★★★★★☆☆☆★★★★★

辺りがすっかり暗くなった頃、テギョンの車が駐車場に滑り込むと疲れた顔をして車を降りたテギョンは、空を見上げ、ぼんやり雲間に浮かぶ月を眺めると明日は雨かなと呟いていた。
「ただいま」
玄関を開けたテギョンは、パタンと閉めた扉にリビングから流れ込む冷たい空気を感じて首を竦ませている。
「な・・・んだ・・・また、空でも眺めてるのか!?」
コートの襟を立て寒そうな仕種をしてリビングに向かったテギョンは、扉を開けてコツンとぶつかった衝撃に下を向いて首を傾げ、そこに転がっている箱を持ち上げた。
「・・・何だ・・・これ!?」
持ち上げた箱を目の高さに上げ、ソファに伸ばした視線の先に同じ様な箱が幾つも転がっているのを見たテギョンは、それを一つ一つ拾い上げ、小脇に抱えて、窓に近づいていくとリンとミニョのはしゃぐ声が庭から聞こえている。
「おいっ!な・・・にを・・・・・・」
「やったー!オンマっ!!!これで良い!?」
「ええ、危ないから、気をつけて降りてね」
「うん!!」
梯子に登って庭の真ん中に置かれた大きな常緑樹の鉢植えに星を乗せたリンが、ミニョの伸ばした両腕の中に落ちる様に梯子を降り、目を見開いたテギョンが慌ててミニョの後ろに駆け寄った。
「きゃ・・・」
「危ないだろうっ!!!何をやってるんだっ!!!!」
大きな怒声が、辺りに響き、テギョンの胸と腕に支えられ、身体を反らしてリンを抱きとめたミニョが、肩を震わせ、ミニョの首に腕を回したリンもきょとんとして首を傾げている。
「あれぇ、アッパ・・・いつ帰ってきたのー!?」
「何時じゃない!!!何をやっているんだ!!!!」
ミニョの肩を掴んで前に押し出し、体制を整えさせて、リンに腕を伸ばしたテギョンは、大きな舌打ちをした。
「ったく!!事故を起こすのは、ミニョの得意技だけどな!!お前が、巻き込むんじゃない!!!」
重そうに抱えたリンのお尻を叩いたテギョンは、唇を尖らせ、ミニョに向き直っている。
「お前もお前だ!こんなに重くなってるのに受け止められる訳が無いだろう!!!俺が、お前を受け止めた時だってなぁ・・・・・・」
「受け止めたって、なぁにぃ!?」
テギョンの怒声を遮ったリンが、その腕の中で首を傾げながらテギョンを見上げ、頭ごなしの叱咤に両手を頭に乗せていたミニョは、舌を出し少しだけ不満そうに膨らんで腕を下ろした。
「んっ、もう!アレは、オッパのせいじゃないですかぁ!!」
「何だとっ!!口答えするのか!!」
「ん、そうじゃありませんっ!それに、何年前の話ですかぁ・・・」
「煩い!!今、唐突に思い出したんだよっ!!」
リンを何度も抱え直し、重そうにしているテギョンは、下を見て、顔を顰めている。
「リンが・・・飛び降りたからですかぁ!?」
「ん・・・あっ、ああ・・・っとに、危ないだろう!ミニョじゃ、もう、お前を支えられないからな!お前も気をつけろっ!!」
「判ったー」
テギョンの視線に併せて返事をしながら何気無く下を見たリンは、靴も履かずに飛び出して来たテギョンの足元を見て、にっこり笑うとミニョを見て、窓を指差し、その仕種に一瞬きょとんとして首を傾けたミニョは、リンが、指差したテギョンの足元を見ると慌ててリビングへ走って行った。
「ったく・・・ここで・・・何をしてたんだ!?」
庭に置かれたベンチにリンを座らせて、隣に腰を降ろし、靴下を脱ぎ始めたテギョンは、ミニョの持ってきたタオルで汚れを拭って靴を履いている。
「ああ、これです・・・」
「クリ、スマス、か・・・」
ミニョが、後ろを振り返ってテギョンの背丈程の常緑樹を見上げている。
「ええ、ご近所で、素敵なイルミネーションを沢山見たんです」
「それでねー、去年、ミナムに一杯電飾貰ったのを思い出したから!」
「二人で飾り付けをね」
リンとミニョと交互にテギョンに話して、靴を履いたテギョンは、立ち上がるとミニョの肩を抱いてその木を見上げた。
「アッパも喜んでくれるかなぁって!」
「ああ、綺麗だな」
天辺には、先程、リンが乗せた星が輝いていて、その下には、A.N.Jellと模られた装飾の下に四人の天使が、文字を掴んで、ぶら下がっている。
「ふふ、今年のクリスマスは、ホームパーティです!」
「ホームパーティ!?」
「はい!リンと二人で決めました!」
ミニョが、肩に乗ったテギョンの手に触れると指が絡んで二人が繋がり、トンとベンチを飛び降りたリンは、足元に転がっているスイッチを入れ、電気を点けてミニョとテギョンの前に廻り込んだ。
「ふふ、綺麗ー!ここにテーブル置いてパーティするんだ」
「ふ、そうか・・・外に行くより良いかもな」
「「アッパは!?」」
横を向いたミニョと振り返ってテギョンを見上げたリンと重なった声に顔を見合わせて笑っている。
「いつもの様に仕事だ・・・・・・けど、な・・・クリスマスは、決めてる事が、一つあるぞ!」
「なぁにぃ!?」
「何です!?」
また重なった声にテギョンが、大きな声で笑うとリンの頭に手を乗せ、その腕に触れながら、ミニョの肩を引き寄せてしゃがみこんでいった。
「クリスマスは、家族の日だろう!?」
三人で同じ目線で顔を付き合わせ、リンとミニョを包む様に腕を回したテギョンは、コツンと触れた額に笑ったリンを更に引き寄せ、耳元で、囁いた言葉にリンが、テギョンの首に腕を回し、ミニョの瞳も輝くとミニョと顔を見合わせたリンから笑顔が溢れている。
「ね!本当!!本当に三人で、パーティ出来る!?」
「ああ、仕事は、夕方までには終る!今年は、お前達とゆっくり過ごせるさ」
「良いのですか!!だって、コンサート・・・」
「ああ、ジェルミがな、今年のクリスマスは、イギリスに帰るそうだ・・・だから、時間も場所も夏にあいつのスケジュールで決めたんだ!断わっておくが、俺が、決めたんじゃないからな!!」
唇を突き出しミニョの顔を見たテギョンは、得意そうにその左頬だけを上げ、その顔に嬉しそうな笑顔を零したミニョは、テギョンの指を解くとリンと同じ様にテギョンの首に腕を廻し、ミニョとリンとふたり分の体重を支えきれなくなったテギョンは、その場に尻餅をついた。
「わっ!パボッ!!危ないだろう!!」
「ふふ、オッパ!大好きです!!」
「僕も好きだよー!!アッパ!!」
「煩い!そんなの知ってる!ったく、これじゃぁ事故を起こされたのと変わらないじゃないか!!」
ミニョとリンによって転ばされ、再び、汚れる破目になったテギョンは、いつか、ミニョを受け止めて、何度も転んだ様にまた今日もミニョを受け止め、けれど楽しそうに嬉しそうに笑いあっているそんなとある日の出来事だった。


★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

こんばんわ!今日は、陽射しもあって、少し暖かい陽気でしたが、夕方、また、大きな地震がありましたね(;'∀')東北地方は震度5だったとか・・・お住まいの方々、ご無事でしたでしょうか・・・
こちらも高い建物の中に居りましたので体感は震度以上(◎_◎;)
気象庁の発表では広範囲で揺れたとの事でしたので震源に近い方は勿論、遠い方々も諸々大丈夫でしたか!?ご無事であることお祈り申し上げますm(__)m
その時間の地震情報気象庁2012/12/07/17:24

さて、冬も本番になってきたのかなぁ・・・(^-^)
寒暖差も激しいですので、皆様風邪にも注意してくださいね!
美味しそうなお鍋をありがとうございました(^_^)ごちそうさまです!