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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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To You My Dear(24)

ユンギ達から離れたテギョミニョは・・・
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ミニョの肩を掴んで、ユンギとソンジュンから離れたテギョンは、隣を歩くミニョをちらっと見て、ぶつぶつと口の中で言葉を転がし、尖らせた唇を左右に動かし、瞳も回して、ミニョの体を更に引き寄せる様に撮影場所に向かっていて、後ろを歩くワンとジョンアが、経緯を話して笑い合っているのが、聞こえているのか後ろをちらちら見ては、ふんと顎を逸らしていた。
「アッパ!何を怒っているのですか!?」
テギョンの胸に手を添える様に腰に腕を廻して隣を歩くミニョは、まるで引きずられている様で、小股で歩く足が縺れそうになりながら歩いている。
「怒ってる様に見えるか!?」
危ないなと言いつつも速度を緩める気が無いのか故意にそうしているのか、テギョンは、抱える様に歩き続け、ミニョの姿をクスッと笑った。
「見えるというか・・・見えないですけど・・・」
「見えないのは、コンタクトのせいだろ」
顔の前に手を翳して、遠近を繰り返すミニョに首を傾げたテギョンが、目を細め、首を振って、撮影監督と目を併せると頷いて、パラソルの下に向っている。
「だって、機嫌悪い・・・・・・いつもだけど・・・」
「いつも!?いつもってどういうことだよ!!」
歩きながら、ミニョの小さくなった語尾にギロっと瞳を向けたテギョンは、ミニョの顔を覗き込む様に体も傾け、その頬を軽く摘んだ。
「やだっ、ちゃんと連れて行ってください!見えないです!」
摘まれた頬よりも、その離れた体に脅えた様なミニョは、肩を僅かに震わせて、砂が敷かれた足元を気にしている。
「解ってるよ!ほら!放すなよ」
ミニョの何度か足踏みをする仕種にクスっと笑ったテギョンは、伸ばした手でミニョの手首を掴んで引っ張り、その衝撃に胸に倒れこむミニョは、小さく悲鳴をあげた。
「放しませんよ」
「一生な」
パラソルの下で椅子に座り、周りのスタッフに軽く頭を下げながら、前に立つミニョの腕を引いて隣に座らせたテギョンの声は、ミニョだけに聞こえる程に小さなもので、きょとんとしたミニョが首を傾げて聞き返している。
「なんでもない」
素っ気無く、ワンにメイクを直されながらテギョンが答え、ジョンアに睫を直されているミニョも目を半分閉じながら返事をした。
「それって、応えてもいいのですか!?」
「答え!?」
「返事をしても良いのですかぁ!?」
「聞くなよ・・・」
「んーーじゃぁ、勝手に喋りますから、聞いても聞かなくてもどちらでも・・・」
良いですと言いながら、紅筆を唇にあてられるミニョは、ジョンアに微笑んで、横を向くとテギョンの耳元に近づいた。
「離れませんよ、許可を頂いた時から、リンを授かった時から!離れる気持ちは、無いですから!同じですね!」
勝手にと言いながら同意を求めた様な言葉にテギョンが目を細め、何を言ってるとミニョを見た。
「大好きです」
恥ずかしそうに小さくテギョンに言ったミニョにワンもジョンアもクスクス笑っていて、その顔にテギョンの頬が、僅かに赤くなっている。
「お前・・・恥ずかしげも無く良くそういう事を言える様になったな」
「オッパは、恥ずかしいのですか!?」
「俺の事はどうでも良い!!」
近づいてきたスタッフに横になるように指示をされながら、カメラの位置や顔の角度を打ち合わせるテギョンとミニョは、話を中断し、指示を受け取って頷くと撮影が再開された。
「お願いしまーす!」
大きく響く声にカメラを見つめたミニョのアップが映し出され、テギョンの唇と顎を擦る様に触れる手のひらが、胸板に向って下ろされていき、妖しい眼差しと美しく上げた口角にルージュを塗る仕種をしたミニョは、テギョンの唇に近づいてキスをする仕種をし顔をあげて微笑む顔に挑む様な眼差しを向けると、カットという声がかかり、胸を撫で下ろした表情のミニョは、溜息をついている。
「次ー角度、変わりまーす」
撮影隊がカメラを動かし、ほっとその場に腰を下ろしたミニョの首に腕を伸ばしたテギョンが、その首筋に触れると、飛び上がる様に驚いたミニョが、後ろを振り返り、頬を膨らませてテギョンを見つめると、テギョンが、ソンジュンについて聞いた。
「ソンジュンssiですか!?」
「ああ、どこかで会った事が、あるのか!?」
「うーん、気になっているのですけど、思い出せないのですよね」
再び顔の角度を調整され、スタッフと会話をしながらミニョとも話をしているテギョンは、体を倒しながら、ミニョの頭に触れ、その姿勢を直してカメラマンと映り込みを確認し合っている。
「お前と星を見たと言ってたぞ」
「星・・・ですか」
「ああ、俺の事もよく知ってる口ぶりだった」
前の打ち合わせでそんな話をしたのかと聞いたテギョンは、ジッとミニョを見つめるが、首を傾げるミニョは、解りませんと答えた。
「星を見たのですか!?」
「それに・・・お前に告白したって」
「告白!?」
「されたのか!?」
「されたのですか!?」
「嬉しそうにするな!」
「告白・・・」
考え込むミニョの後ろ姿を映しながら、カメラマンと監督の指示に従っているテギョンは、ミニョの服を直したりと甲斐甲斐しく世話をしていてどちらがメインの撮影なのかおかしな状況になっている。
「キム・ドンジュンみたいな奴か!?」
「ミナムオッパのお友達では、無いと思いますけど」
「ふん!お前の事だから覚えてないのは仕方が無いとして・・・」
よーく話し合う必要がありそうだなと零したテギョンは、カーットとかかった声と同時にミニョの顔を傾け、素早くその唇にキスをしたのだった。

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最後まで読んで頂いてありがとうございました(*^▽^*)
こちらもありがとうo(^-^)o美味しかったです♪

byアメーバピグ