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テギョンとソンジュンが、視線をぶつけ合っている横で、掴んだ袖をグイグイ引っ張ったミニョは、オッパと少し怒った様にテギョンの事を呼び、ミニョの声音に不思議な顔をしたテギョンは、何だよとミニョを見た。
「ユンギssiがここに居るって!どういうことですか!!」
「んっ!?ああ、こいつが、この仕事を紹介したらしい」
ミニョを見つめたまま答えたテギョンに良く見えないと言っていた目を細め片目を閉じたミニョは、徐々に頬を膨らませ、その表情に首を傾げたテギョンは、どうかしたかと聞いている。
「ユンギssi!!リンは!どこですか!!」
「えっ、あっ、ああ、リンも一緒ですよ」
突然、怒った様に腰に手を当て、ユンギを睨んだミニョに戸惑ったユンギも肩越しに後ろを指さして、目を白黒させた。
「やっぱり~・・・オッパ!どこにいるのですか!!」
見えない目を細めてリンを捜すミニョは、きょろきょろ周りを見回すが、コンタクトのおかげで見えていない為、テギョンに居場所を特定しろとばかりに袖を引っ張っている。
「リンなら、ジュノ達と一緒に遊ばせてます!ご心配なく」
「それが一番心配なのですよぉ」
怒った声音で困ったような顔をするミニョにテギョンもユンギも怪訝な顔をしていて、何でとふたり同時に聞き返した。
「あの子、放って置くと何をするかわからないので!今日は、ユンギssiの教室で預かってくれるって言ったから安心してたのに~」
子供っぽく袖を引っ張るミニョにその手を握ったテギョンは戸惑っていて、ユンギが不思議な顔で、首を傾けた。
「えっと、でも、いつも撮影について来てますよね!」
「あの子はぁ、オッパの子です!!それに今大事な時期です!撮られるのは困るのです!!」
「あっ、ああ、それなら・・・」
クスクス笑うユンギは、ミニョの心配に考えが追いついて少し困った顔をしながら口元に手を当てた。
「すみません・・・俺も!困るので、メディア関係は全て追い出させて頂きました」
それにジュンシンもいるのでと続けたユンギにミニョが大きな口を開けている。
「えっ・・・・あっ・・・そっか・・・ユンギssi・・・スペード・・・」
それにソンベもとリンの心配しかしていないミニョが、途端に真っ赤になった。
「ええ、俺もあの話を聞かれるの嫌なので・・・」
真っ赤な顔でテギョンの影に隠れる様に頭を下げたミニョにクスクス笑い続けるユンギは、笑いが止らない様でテギョンに睨まれている。
「お前、変な事を気にしてるんだな・・・」
ユンギを酷く冷たく睨んだテギョンだったが、直にミニョに向き直り、その両肩を掴むと、顔を覗き込んだ。
「だって・・・リンも嫌がるし・・・」
上目遣いでテギョンの顔をちらちら見上げるミニョは、不満そうに唇を突き出して何度か頷いている。
「そうなのか・・・」
「オッパと比べられるのばかりを嫌がってる訳じゃないのです・・・」
静かなテギョンの質問に興奮したようなミニョが、その一生懸命さが伝わる様な声音と態度で、拳を握って説明を始めるとテギョンのきょとんとした顔に小さくすみませんと言って俯いた。
「オッパに迷惑が、かかるのが嫌なのです・・・同じです・・・」
自分とという言葉は、口の中で転がされただけで、声にはならなかったが、ふっと笑ったテギョンはその肩を抱き締め直している。
「はっ、ふざけるな!迷惑だろうがなんだろうが俺は、お前達を全力で守るから安心しろ!!」
「オッパ・・・」
「ふ、そんな事を心配してたのか・・・」
「・・・はい」
ミニョのシュンとした声音にその額にかかる髪を掻き揚げたテギョンは、可笑しな奴だなと頭を軽く撫で、そんなテギョンに照れた様な顔を向けるミニョは、へらへら笑っていて、完全に蚊帳の外に追い出されていたソンジュンが、面白くなさそうに舌打をした。
「俺の話っは、いつ!!聞いてもらえるんですかね!!」
テギョンを激しく睨みつけ、まるで無視をされている様な時間を過していたソンジュンが、大きな声を出したが、同時にテギョンとミニョがスタッフに呼ばれ、そちらを確認したテギョンは、口角をあげると時間切れだなと言って、ミニョの肩を掴んだまま、クスっと笑うと手を上げてユンギに合図を送り、溜息ながらに頷いたユンギが、ソンジュンの肩に手を置いて、終るまで待てと一言漏らしているのだった。
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('-^*)/またまた頂いてました~いつもありがとうございます。
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byアメーバピグ |
暑い夏にはまだだけど!ビタミン大事だねo(^▽^)oごちそうさまでしたー(^v^)
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