Translate

Favorite music excerpt 再生リストからchoiceコントロールから音量変更可 不可はページ再読込❦一部字幕ON&設定で日本語約可

loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

To You My Dear(17)

さて、キム・ソンジュン・・・誰?だ
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

張り詰めた空気に静まりかえる室内で、器材から漏れる無機質な音だけがやけに大きく聞こえ、その空気を作り出している人物を見つめて、誰もが、黙ったまま、息をする事さえも憚られる様に動く事さえも辞めて瞳だけをきょろきょろ動かし前を見据えている。
1秒が1分にも感じられる程に、溜息をつく時さえも止め、唾を飲み込む音もやけに耳障りに聞こえるのか、口元に手を当てたジェルミは、目を見開いて隣に居るシヌを見たが、瞳を閉じたままジッとソファに寄り掛かり腕を組んでいるその姿は、何かを待っている様で、瞳だけを先に動かして反対側を向いたジェルミは、リンの口元を抑えて、やはり止まったままのミナムの袖をツンと突き、レコーディングブースの内側に居るミニョは、外したヘッドホンを譜面台に置くか置くまいか躊躇っていて、不安そうな表情でこちら側の椅子に座る人物を見つめていた。
「良いだろう!!」「アッパ!!」
カッと見開いた目で、やがて口角をあげたテギョンが、リンの大きな声に僅かに後ろを見やり、片頬だけを歪めて立ち上がると軽く手を併せて拍手をしている。
「オンマ~!」
ジッと座っていたシヌも目を閉じたまま薄く笑みを零すと、パシッと両膝に軽く手をついて立ち上がり、それを合図の様にジェルミとミナムが、顔を見合わせてお互いに手を伸ばして抱き合った。
「やったー!終ったー」
「お前達の仕事はまだだろっ!!」
ミニョのレコーディングをまるで自分達の一仕事の後の様に喜び合うジェルミとミナムに鋭い視線が飛ぶと後ろを振り返ったテギョンが、目を据わらせて厳しく睨んでいる。
それにビクッと体を震わせたのはジェルミで、ミナムはニヤニヤ笑うと悪戯な笑みを浮かべてジェルミを横に避け、リンの後ろに立った。
「アッパ開けてよ~」
手を叩くテギョンを見てほっとした表情を浮かべたミニョは、一瞬その場に崩れ落ちる様に膝を曲げかけたが、瞳を閉じて上を向くと口角をあげて、笑顔を零し、胸の前で手を併せ神に祈る様なポーズをして扉に向ってくる。
扉の前に立つリンが、テギョンを見上げて、開けろとせがむのと同時にレコーディングルームの扉が内側から開いた。
「オッパ!」
「オンマ~」
ミニョが、テギョンを呼ぶのと同時にミニョの腰に腕を廻したリンは、抱きついてぎゅーっと腕を回し、カッコよかった~と感想を漏らしている。
「ふふ、ありがとうございます」
リンの二の腕を掴む様に手を添えたミニョが、俯いた顔をすぐにあげてテギョンを凝視していて、強い瞳の輝きがテギョンに何かを問う様に向けられた。
ミニョと瞳をあわせるテギョンは、ジッと見つめ合い、暫くするとふっと頬を緩めてミニョに一歩近づき、その手を差し出している。
「やったな!素晴らしかったぞ!」
ミニョに手を差し出して握り返すのを待っているテギョンは、美しくあがった口角で満面の笑みを浮かべ、ふふと笑っていて、その顔に少しだけ戸惑った様にきょとんとしたミニョは、テギョンに手を差し出したが、その指先が触れる瞬間、緊張の糸が切れたのかミニョの瞳から大きな雫が零れた。
「!?」
頭に落ちた水滴に髪の毛を押さえミニョを見上げたリンは、首を傾げてオンマ!?とミニョの顔を覗き、その瞳から溢れている涙を見つけると、テギョンをギッと睨みつけている。
ミニョの手を握り、しかし、リンの睨む瞳に気付いたテギョンは、視線を僅かに細めて下げ、リンの顔に意地悪そうに口角をあげ直すとグッとミニョの腕を引っ張った。
「あっ、ちょ・・・」
ヨロっとよろけたミニョの体がテギョンの胸に収まってしまうと、背中に腕を回すテギョンは、ふふんと下を見て、笑ったが、その行為に眼を剥いたリンとジェルミが同時に大きな声を出している。
「アッパ~~~~~~~~!!!!!!!」
「ヒョーーーーーーーーーン!!!!!!!!」
「ちょ、オッパ・・・」
テギョンの胸の中のミニョは、ぎゅっと胸に押し付けられてるせいで、苦しいのか、もごもごと口を動かしていて、その行為に益々眼を見開くジェルミは、口を開けたまま指した指を震わせ、リンは、ムッとした表情をすると、トコトコとテギョンとミニョに近づきテギョンを上目遣いに睨んでミニョの腰にまた抱きついた。
「アッパのパーボー!!」
「何でだよ」
「オンマを泣かせてる~」
「パボなのは、ミニョだ!最高の出来だったぞ!」
嬉し涙だから許すけどなとリンに不適に笑うテギョンは、胸の中で、もぞもぞもがいているミニョの為に腕を緩めるとぷはっとまるで水中に潜っていたかの様に息を吐き出したミニョを見て呆気に取られている。
「もっ!苦しいです!」
「テギョンが、悪いよな」
「そうだよ!!」
「見せ付けられる身にもなって欲しいよな~」
黙って成り行きを見ていたシヌが、開口一番そう言って、ジェルミもミナムも同意するとリンも同意して大きく頷いた。
「ふん!俺が作った歌だ!感動して当然なんだよ!」
ミニョの肩を抱き直し、隣に立たせる様に体制を変えたテギョンは、トコトコ歩き回って、皆の真ん中に立ったリンにどうだと聞いている。
「うん!すっごーく良かった~!オンマすごーい!」
「ふふ、ありがとう」
零れた涙の後を少しだけ拭ったミニョが、胸に両手をあてると緊張しましたと言っていて、隣に立つテギョンは、久しぶりだからなと頬にkissをした。
「アッパ!」
「だから辞めろって!」
「見せ付けたいだけだよね」
「お前らしくないだろ」
「ふふ、上出来って事でしょうか!?」
ミニョの言葉にきょとんとした面々とそうだなと笑うテギョンとミニョにピトっとくっ付いたリンに暫くするとふっと空気が大きく緩み、誰からとも無く大きな笑い声が響いている。
「良い歌だな」
シヌが、テギョンと顔を見合わせると頷いたテギョンが、ああと短く答え、タイアップのと続けたシヌにテギョンが、スッと表情を硬くした。
「ああ、タイアップの曲がこれになる」
「そうか」
「アルバムにもこの音源をそのまま載せるつもりだ」
「先行も考えてるのか!?」
「いや、それは、まだ、社長と相談してないからな」
「そうか」
「こいつらの事もあるし、まずはミニョの新曲とCMを成功させる」
こいつらとミニョの肩から腕を外したテギョンが、少し屈んで、リンを抱え、次はお前達だからなと笑って、それに頷いたリンもテギョンの首に腕を廻して微笑んでいる。
「で、撮影5日後だろ!?」
「ああ、曲のプレゼンは、既に終ってるんだが・・・」
そう言ったテギョンが、ミナムを見ると頭の後ろで両手を組んでいるミナムが、明日でも良いでしょと言った。
「明日、時間取れるのか!?」
「うん、今日、帰ってくるから明日ならジョンアだっけ!?あいつも戻って来るって言ってた」
「そうか・・・」
「メイクは、コーディヌナじゃないの!?」
「ああ、ヌナにも来て貰うけどメインは、別だ!そいつにもコンセプトは見せてメイクとスタイルの提案を出して貰ってる!それにも一応OKは貰ってるからな」
「そうなんだ・・・」
「お手並み拝見というとこか・・・」
「まぁ、そうだな」
「元が良いんだから何してもミニョは綺麗だし、可愛いよ!」
ジェルミが親指を立てて、ミニョを見つめるとふふと笑ったミニョも親指を立ててありがとうございますと言っている。
「ふん、取り合えず、契約するしないと専属の話は、それが終ってからだ!」
「まだ気にしてるのですか!?」
「当たり前だっ!男なんだぞ!お前の傍に置けるかっ!!!」
ミニョの言葉にテギョンが怒声を発し、それに耳を塞いだリンは、口を開きかけたが、テギョンが一瞬早くギロッと睨み、言うなよとリンの口を塞いでいて、テギョンの手に不満そうな顔をするリンは、
渋々という感じで頷いて、それでも手が離れた事にまた独裁者と言ったのだった。
 
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

風船とおまんじゅ!ありがとうございます~(*^▽^*)

byアメーバピグ









にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村