コーディヌナの役名って、ハン・ジョンウなんだよね・・・何でワンなんだろう(笑)
コーディ=スタイリストで、コーディヌナ=スタイリストのお姉さんという意味です。
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6月ですねっ(・ω・)ジトッとジメジメ四季があるとや~だな~と感じる季節~( ̄_ ̄ i)
好きな人も勿論いるでしょうが、すずらんは、古傷がずくずく疼くこの時節(;´Д`)
特にどわぁーい嫌いだ~(^_^メ)って、ここ数年は異常気象が多すぎて、今何月!?
感覚も薄れてきてる気がするけれど・・・(;´▽`)
四季があるから花も咲くし『暑さ寒さも彼岸まで』なーんて言葉もあるのにね(‐^▽^‐)
さて、お話・・・一気にラストっぽい?ちゃう~゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
あちら様とこちら様の素性が明らかにならないからまだまだ続く予定ですがv(^-^)v
ご訪問頂き、ありがとうございます(*^▽^*)楽しんで貰えると嬉しいです!
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女神も恋する夏が来る
ウォタープルーフ夏の発色(八色)
唇から ときめき
恋
しよう
この夏あなたはどれ(誰)を手に入れる
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「あれよ、あれ~、すっごい綺麗じゃない~」
「海からあがってくるのね~」
「砂浜に残る足跡とかぁ、近づいて行く時の後姿とか、すっごく印象的じゃない!」
「あっちの男性も素敵よね~」
「う~、顔が見えないのが残念~、誰なんだろう~」
「でもさぁ、コ・ミニョって、あの、皇帝の奥さんでしょ~」
「そうそう、復帰したんだって~」
「あんなに綺麗な人なんだね~」
「うん!想像と違った~!もっと可愛い人だと思ってたわー」
「皇帝がすっごぉぉぉく、愛してる人だって、書いてあったわよ~」
「へーそうなんだぁー・・・歌も!凄く良いよねっ!」
「あの色、素敵!ねっ、見に行こう!」
★★★★★☆☆☆★★★★★
「と、いうのが世間の感想らしいが、どう思う!?」
「どーなんです~!?」
繁華街のエキシビジョンに何度も繰り返し流れる映像を道路脇に止めた車のフロントガラス越しに眺め、横を通り過ぎてゆく女性達から聞こえる感想に頬に手を当てているミニョは、まるで人事で、上を見ては、綺麗ですよねと呟き、自身が映っているという感想には聞こえない事にテギョンが、クスクス笑っている。
「成功だったな!お前のイメージにぴったり嵌った」
サングラスを掛け直して、ゆっくりアクセルを踏みこんだテギョンは、サイドミラーを見つめながらハンドルを切り、通りの流れに乗って車を走らせ始めた。
「うー、わたしじゃない感じが、します・・・けど・・・」
「あれも・・・お前だ!ああいう顔をしている時は、より、女を感じる」
ニヤついて薄く笑うテギョンにミニョの頬がほんのり赤く染まるが、当てがった手と少しだけ膨らんだほっぺで、照れた様に横を睨んでいる。
「・・・いつもは、違うみたいじゃないですか・・・」
顎を引いて低く声を出すミニョに横目でハンドルを握るテギョンが、意地悪そうな笑みを浮かべ、後部シートで、PCを拡げているリンもきょとんとしてミニョを見た。
「いつもは、俺にくっ付いてるだけのひよこだからな」
トッキじゃないの~と後部シートから声を掛けるリンにふふんと笑っているテギョンは、『醜いあひるの子』だろと言い、俺に虐められるからなと前を見ながら言ったが、ミニョの頬は、益々膨らんでいる。
「モデルのお前は、本当に良い顔をするよ」
そんな顔をするなと笑ったテギョンが、右手を僅かに伸ばしてミニョの髪に触れた。
「オッパのCMだって天使みたいでしょ!」
「ふ、俺はA.N.Jellだからな!白のスーツが良く似合ってるだろ」
揚げ足を取ったつもりのミニョは、墓穴を掘っているだけで、悔しそうに何か例えは無いのかと探している様で、テギョンを上目遣いに見つめていて、クスクス笑い続けているテギョンは、信号で止まった車の中で、助手席のシートに腕を伸ばすとそっとミニョの耳元に唇を寄せている。
「熱い視線は、歓迎するけどな!出来れば、居ない所が良いな!」
耳に掛かる吐息と低い囁きに肩を竦ませたミニョは、人差し指で耳たぶに触れ、片目を閉じるとオッパと少し強めに責めたが、丁度信号が変わって、再び運転を始めたテギョンは、はははと笑っているだけで、リンはPCに夢中で邪魔をすることは無かった。
「ねーオンマ~!ジョンアヒョンとお仕事するの~」
PCを見つめ続けていたリンが、突然そんな質問をするときょとんと後部シートを見つめたミニョは、どうしてですかと聞いている。
「だって、これ~」
これと言ってPCを回転させたリンの手元には、ミニョのCM画像が流れているが、それに首を傾げるミニョは、もう一度なんですかと聞いた。
「アン社長のインタビューって載ってるよ~」
「はぁ!?」
「ヘっ!?」
「ええっとね、良くわかんなーい!」
テギョンとミニョの素っ頓狂な声が車の中で響くと、後ろを向いていたミニョとバックミラー越しにリンを見つめたテギョンが、同時にPCを貸してと言い、腕だけを伸ばしてミニョにPCを渡したリンは、テギョンに新曲~と言った。
「後だ」
ミニョの覗き込んだPCに何が書いてあると尋ねたテギョンは、待ってくださいと言うミニョに僅かにイラついて、運転に集中しながらも、徐々にアクセルを緩め、テギョンの言葉に聞き入れられなかった不満からかリンもアッパと大きな声を出している。
「アッパ!オンマの新曲かけて!」
バックミラーに映っているリンの不満そうに唇の尖っている顔を見たテギョンは、チッと舌打をすると渋々といった顔でオーディオのスイッチを入れた。
「ったく、強情なのは、誰に似たんだ」
ぶつぶつ文句を言っているテギョンは、ちらっと隣を眺めたが、書かれている記事に集中しているミニョは、まるで意に介していなくて、ぶつぶつ読みながら頬に手を当てた。
「何が、書かれてるんだ!?」
「えっと、ジョンアssiと専属契約するって事みたいですね」
「はぁ!?俺は、聞いてないぞ!」
目を細めるテギョンの眉間には皺が寄ってかなり怪訝な顔をしている。
「ええ、わたしのという事は、書かれていません・・・ただ・・・凄い方なのですね・・・ジョンアssiって」
PCをスクロールさせながら記事を読み返しているミニョは、へーとか、ふーんとか感心した様に溜息混じりに声を発していて判然としないテギョンは、なんだっと唇を尖らせた。
「ハリウッドでもお仕事をされていた様です・・・」
「!!!?聞いてないぞ」
「ええ、この記事によると、ですけど・・・」
「ヘイの話じゃ日本で仕事してたって事だったろ」
「ええ、でも、かなりな有名人みたいですよ」
「はぁ!?」
「凄い人にメイクして貰ったんですね・・・わたし・・・」
「ふーん、そんなに凄い奴なのか・・・」
見えないけどなというテギョンは、唇に指を当て、ミニョは、後部シートのリンにPCを返すとところでと言ってテギョンをじっと見ている。
「なんだよ」
「どこに行かれるのですか!?」
首を傾げて周りの景色を確認したミニョは、見覚えのある景色に瞳をくるっと回して上目遣いで考え込んだ。
「このまま行くと・・・」
「中山聖堂だろ!」
「ええ、そうですよね」
「ふん、礼拝に行くんだろ!」
「そうですけど・・・アッパは・・・」
参加されるのですかと聞いたミニョに教会の敷地に車を駐車したテギョンが、首を数度左右に傾けると、ギロっと睨みつけ、ジッと見つめた後口角をあげている。
「俺も参加する・・・けど、その後ちょっと付き合え」
そう言って、さっさと車を降り、リンを降ろし、ミニョが降りるのを待って、この後キム・ソンジュンに会いに行くからなと告げて、振り返る事無くリンの手を引いて聖堂に向ってしまったのだった。
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